広島中部の甲山・上下を往復

09年9月13日

甲山・上下を往復、往路は国道、復路は成り行き任せ
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
瀬戸内観音を巡拝しております。
世羅町甲山と府中市上下を訪問しなきゃならない。車で走らせると簡単なんだが、それではもひとつ面白くない。
自転車で結ぼう。自転車で往復すると、これなら面白くなるだろう。
今高野山の駐車場に車を置いて、まずは今高野山龍華寺を参拝、高野山の荘園経営の拠点で、平家滅亡から応仁の乱のころまで繁栄した寺です。
甲山の街を流れる川は芦田川で、福山の河口めざして流れるのだが、まずは北の方向へ流れていく。
川と道は並んでいて、ここで、川は反転して南を目指す。道路は、上下から流れる北の谷に沿って進んで行く。
ここが世羅町と府中市の境界、谷が狭まってなんとなく隘路になっているかな、そんな地形が境界になっているのだね。
この先は、谷が狭くて道路の余地がないので、トンネルで迂回している、松崎トンネルなんだね。
国道を離れて、福塩線の備後矢野駅の前に出た。木次線の亀嵩駅と同様に、駅舎がうどんそば屋になっている。
この先で、再び国道と合流する。岳山へ向かう交差点だといえば、わかるひとにはわかるかな。
ここから国道はなかなかの坂道なんだよ。
ほぼ乗り越えたあたりで善昌寺への分岐、新しい車道と昔からの参道があるが、自転車を置いて、昔の参道を歩いて登るとするかね。
善昌寺に何があると聞かれても、瀬戸内観音だから、札所だからお参りするのだよ、こう答えるしか他にないよね。
自転車のところまで戻って、上下の街を自転車でうろうろしてみよう。
分水嶺の看板があって、旧代官所の近くで、江の川(日本海)芦田川(瀬戸内海)へ水が流れる脊梁だと示している。
上下は天領で、石見銀山街道の要所で過去の繁栄ぶりが白壁の町並みに残っています。
広島銀行もコンクリートの建物なんだが、白く塗って周囲に溶け込んでいるよね。
街から離れて矢野温泉への道を行く。
ここにも分水嶺の看板、山脈が分けるなら当たり前だが、こんな低地に中央分水嶺があるのは奇妙なことだよね。
矢野温泉、始めて来た。何度か誘いがあったのだが、都合があわなくて来たことがないのですよ。
ここは温泉が目的よりも大衆演劇の舞台を見るため来るひとが多いよね。
先を急ごう。谷の奥に山がそびえているのが見える。
大きな山が男鹿山、隣りの低い山が女鹿山、女鹿山から矢野温泉を見下ろしたことがある。
女鹿山の肩をぐるっと回って、アイスクリーム工房ドナという店があった。
ジェラートはうまかったよ。牧場で、牛のほかに馬や羊を飼っていて、大人も子供も馬に触れて楽しんでいたよ。
ここからはおおむね下りの道で、先に三角形の山が見える。あとで地図を確認したら、高山という山だった。
その高山の近くで高速道路尾道松江線の建設工事をやっている。
このあたりは通ったことがないので、道の見当がつかない。
工事現場のあたりで、甲山を指す交通標識があっちを指したりこっちを指したりで、道が怪しいなと思ってはいたんですよ。
次の交差点で広い幅の道に進んだのだが、それからは広島県とマークする標識が全然出てこなくなった。この道は県道とは違うようだ。
まぁ、ええわい、道の行くまま、成り行き任せで進んで行っても、いずれなんとかなるだろう。
よいしょよいしょで坂道を登りきると、新山の標示がある、新山というと、甲山の北の山だ。だいたい位置関係を把握したぞ。
峠をすーいと下ると、甲山がぱっと見えてきた。
世羅警察署の前に出たのかい。ここから甲山の町並みはすぐ近くで、今高野山の駐車場まではほんのひとっ走りなんだよね。
参考:瀬戸内観音 第29番今高野山 第30番善昌寺
世羅町甲山の今高野山龍華寺 甲山から下流の芦田川と別れて、上下へ向かう
世羅町と府中市上下の境界 府中市上下の善昌寺
上下の街、白壁の町並み 矢野温泉、温泉と大衆演劇がウリモノ
右の峰が男鹿山、左が女鹿山、女鹿山の左を巻く 女鹿山の山腹、府中市と世羅町の境界
新山の峠、峠を越えると甲山の街が近い 甲山の街、今高野山は正面の山麓にある
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