石見銀山から積み出し港、鞆ヶ浦

2014年4月7日

石見銀山世界遺産センターから積出港の鞆ヶ浦へ

 

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石見銀山へはあれやこれやで訪問しているが、積み出し港もなかなか面白いものらしい。
わたし、三次に住んでいるから、尾道への石見銀山街道は身びいきで見ているが、待て待て、日本海から海路で積み出した量の方が圧倒的に多いだろうよ。そっちを探ってみよう。
石見銀山世界遺産センターに到着、ここに駐車して、自転車で港まで行って、帰ってくる段取りです。
センターでリーフレットをもらって、港までの経路を確認する。地図を見ると、基本は
温泉津ゆのつの沖泊なんですよ。そこから主に積み出したのだそうな。
温泉津ゆのつ近辺はねぇ、国道9号線しか道がない。しかも、トンネルが連続している。わたしはね、自転車乗りとしては、トンネルが嫌いなんですよ。
嫌いな理由はふたつ。ひとつは自転車のライト、点灯したり切ったりが面倒、電池の接点に紙を挟んで放電を防止しているので、やたら面倒なんですよ。それと、GPSがトンネル内では受信できない。
というわけで、寺泊は除外、馬路の鞆ヶ浦を目指すことにしよう。
大森の市街地に入り、代官所前まで行く。代官所の隣が中村ブレイズ、義手義足などの人工装具を作る会社です。
その会社の角を曲がって進んで行く。通行止めの看板があるが、自動車通行止めだろうなと解釈して、自転車は自己責任ということでともかくも入ってみる。
トンネルがあって、トンネルの名前が見当たらない、無名のトンネルを潜ると、その先は下り坂になる。
格別、道の崩壊などの支障のあるものはなかったよ。樹や竹が倒れて道を塞いでいる、ざっと始末してあるが、たぶん、完全な作業じゃないということなんだろうね。
どんどん進んで国道9号線に合流した。旧仁摩町の町役場があり、今は大田市に合併して大田市仁摩支所になっている。サンドミュージアムがあるが、興味がないのでパス。
国道9号線はゆるゆると登り坂、琴ヶ浜、鳴砂海岸、馬路の看板があって、県道290号線の分岐標識が見えて、ここだ、ここから海岸に降りて行くのだ。
JR山陰線馬路駅が道の上にあって、馬路はまじと読むのだそうな。
鞆ヶ浦の案内看板を始めて見た。堤防に沿って海際を進んで行けばええのだ。
うみねこが沢山いるが、全然人間を恐れないぞ。1メートルまで接近しても逃げない。近くに水産加工の会社があって、そこで魚のアラをもらっているのかもしれない。それで馴れているのかな。
友トンネルというトンネルがある。ここを潜ると鞆ヶ浦。鞆ヶ浦は石見銀山の最初の時代の積み出し港で、後の時代に沖泊に移って行ったのだそうな。
なるほど、船のもやい綱を結ぶために、岩を穿って作った取っ手がある。へぇぇ、今でも残っているのだ。
港の入口の島が鵜島で、厳島神社が勧請されているということだが、島へ渡る道が危ない。通行禁止と看板があるし、強風が吹くので飛ばされそうな怖さもある。渡るのは止めとこう。
帰り道は堤防沿いの道を戻ろう。津波対策の堤防ではないね。強風が吹く波の飛沫を遮るだけの堤防なんだね。吹けば飛ぶような、いや、間違えた、吹いても飛ばない程度の堤防なんだね。
堤防沿いに道はまだまだ続くが、この道は岬の向こうまで抜けているのだろうか。
漁師が自転車で戻ってきた、この道は岬を越えて先へ行けますか、いいや、この先の港で行き止まりよ、どうもありがとう。
うまいこと通りかかってくれたもんだよ。聞かなきゃこのまま突き進むところだった。ここで右折して、坂道を登るんだね。
この登り坂は漕いでは登れない。あかん、自転車から下りて押して登るしかしょうがない。振り返ると海岸の砂浜が弓なりに見えている。琴ヶ浜、鳴砂海岸の名前の海岸なんだね。
この先、漁港が連続する。野浦港、宅野港、大浦港、漁港の傍を通るが、さすがに大浦港には立ち寄らない。道から大きく離れるからね。
五十猛いそたけ駅の案内がある分岐で、国道9号線をじっと見る。その先にはトンネルがあるじゃないか。国道9号線は止めじゃ、里道を行こう。
再び国道9号線に合流して、静間駅分岐、国道9号線はもうええ、ここで曲がってショートサーキットの道を取ろう。
このまま大田市の市街地中心に入ってもええが、そこは前に三瓶山石見銀山篇で自転車を走らせたことがある。省略してもええだろう。
静間駅の前を過ぎて、山陰線の線路を越える道を探すのだが、おいおい、跨線橋になっている。はるか遠くから跨線橋の付け根に入るようになっている。
静間駅の西踏切を通って、駅の南側を抜けて、跨線橋を渡らずに進んだ方が疲れなかったな。跨線橋は嫌いだよ。
大きく三瓶山が見えている。三瓶の山だけ雪を被っている。他の山には雪などないのにね。貫禄の違いを見せつけているね。
静間川から離れて銀山川に沿って登る。
大森の町に入って、五百羅漢のところから離れて、世界遺産センターを目指して引き返す。
世界遺産センターの登り坂が辛いのだよ。くたびれているからもう漕いでは登れない。降りて押して登るしかない。
やれやれ、帰ってきたぞ。
鞆ヶ浦はこれで果たしたが、沖泊を目指すのなら、コースの立て方をちょっと考えなきゃならんね。
参考 一部分でも重なっているコース
2008年05月14日 石見銀山、地名が石銀、仙ノ山 (登山篇)
2013年10月18日 三瓶山、石見銀山、往復

 

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世界遺産センター トンネル 国道9号線から海岸へ 馬路駅
鞆ヶ浦への案内 ウミネコ 友トンネル 鞆ヶ浦
鵜島への道 堤防沿いの道はここまで 静間駅分岐 三瓶山

 

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