2007年11月9日
しぇるぱ単独
山域:広島県庄原市

全部丸山、犬が丸山・辻ヶ丸山・高丸山

 

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前置き
地図を眺めているうち、符合したような山の名前を見つけました。
庄原市南部に狭い範囲に丸山が集合しています、犬が丸山・辻ヶ丸山・高丸山。
似たような山に、槲風呂山鷹志風呂山、それでもこれはかなり離れている。ところが丸山集団は近接しております。
似たようなのでは、一直線にならぶのだけれど、上田明神山、津田明神山、黒川明神山というのもありましたねぇ。
こんなに丸山が多いのなら、それぞれの丸山に登って、ひとつひとつの丸山を味わってみなくては。
光集落の峠犬が丸山
詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります
庄原市の総領区域です。総領から入るのが一番近い。総領の道の駅リストアステーションを過ぎて、総領小学校、ここで国道から離れて谷沿いの道に変わります。
ええ調子でどんどん進んでいたのだが、ありゃ、工事中通行止め、こりゃぁいかんな。
今まで図上演習で道をいろいろ研究していたのだ。この道がだめでも、他から入れるさ。
庄原方面へ引き返して、東城と分かれる交差点、ここで東城へと向かいます。すぐに青嶽山アンテナが見える分岐、首無地蔵と某寺の看板が出ている分岐です。
この道は、峠を越えたり谷を渡ったり、やたら忙しくアップダウンする道です。
どこかの集落に出て、集落名を聞くと山家集落、よしよし、ここから坂道を上り詰めれば光集落だ。順調に道を進んでいる。
ここが光集落だろう。登り詰めて、峠の集会所の前、峠を切り開く道路工事をしているよ。
歩いて、引き返して、山の取り付きがどこか探ってみよう。お、だれかいる。
光集落から犬が丸山こんにちわぁ、犬が丸山に登りたいんですよ。どこに登り口がありますかねぇ。
犬が丸山はそこに見える山よのぉ。子供のころは、よぉ登ったがのぉ。今はどうかのぉ。わしゃ、はぁ町へ出とるんよね、墓参りに帰ったとこよのぉ。
実になるお話しは聞けなかったな。集落の後ろにそびえる山が犬が丸山なんだね。
こりゃいかん、街道を下れば道があると思ったら、谷が深くえぐれている。集落の真正面から道を進まなきゃならないようだ。
山裾に沿って進めばええのだな。たんぼが尽きて丁字路になった。ここは右に進むのが正しいだろう。
山の分け目に進んで行く林道を行く。犬が丸山の正面は植林の苗が植わっている。
山の分け目をどんどん進んで行く。もう、このへんでええだろう。このへんで犬が丸山へ取り付くことにしよう。
側面の斜面を植林している。その作業道が利用できそうだ。
苗を植えて、3年4年といったところかな。まだ苗が幼いので、草刈りをしてやらないと苗が草に埋もれてしまう。草刈りして枯れたススキが散乱しているよ。
犬が丸山頂上苗が草丈より高く成長するともう草刈りはする必要が無い。この山に登るなら、ここ数年が勝負だよ。
簡単に植林の植え付け帯の最上部まで来たよ。稜線のススキ越しに山が見えるが、候補を挙げると、小行山、大行山、御神山、たぶんそうだろう。
植え付け帯と立派な植林との境界まで来た。植林の中は下草が生えていないから歩き易い。
麓の光集落が木立ちから透けて見える。足許はふかふかで、踏むと足跡がぐいとめりこむよ。山頂が見えてきた。丸い姿だね
ここが頂上、犬が丸山。山頂に立つと、丸い頂上ではなく小判形の頂上なんだね。
到着札がある、庄原仙人と名乗ってあるよ。H9、1、19 10年前かい。針金が樹の肌に食い込んでいるので、ゆるめてやった。
麓から頂上の手前まで植え付け帯があって、いかにも登れそうだが、境界ではもじゃもじゃと潅木が塞いでいるので、正面からは止めたほうがええ。
さぁ、降りよう。
麓まで降りて、たんぼの中や民家の前を行くよりも、山裾に沿って進むほうが等高線に沿うので楽、このほうがええ。
山津田集落から山道へ墓場を横目に見て、たくさんのシイタケのほだ木を見て、峠の集会所の前に帰ったぞ。
坂道を降りて山家集落、朝来た道は細いね。このまま谷沿いに進む道のほうが幅広だよ。
こっちのほうが精神衛生にええ、来るとき、こっちの道で来ればよかった。
出口は総領の上市交差点、ふるさとセンター総領の前に出るのだった。
辻ヶ丸山
詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります
図上演習で、第1案は北の実留から、実留郵便局の下の橋から林道がある、そこから入ってみるとしよう。
林道の入口は、地面には溝から水があふれ、草ぼうぼうの道じゃないか。奥はどうだか知らないが、こんな姿では入る意欲が湧いてこないね。
第1案は放棄、第2案にしよう。東城と総領の分岐から南にちょこっと、標識が山津田と出ている。その道から進むことにしよう。
津谷の集落を越えて、和牛の牧場を横目に見て、山津田の集落に到着したぞ。バス停標識に山津田とある。
三つ又フォークの分岐を右へさらに奥に道は続くし、第一、ここでは登ろうにも山の姿が低い、もっと奥に入って行こう。
道が膨らんだところがあった。この先は舗装路が終わりで、地道になっている。ここに駐車するとしよう。
ほんとはここの家の敷地なんだろうな。ひとこと声掛けしたほうがええな。
すみませんが、道ばたに駐車させてくださいね。辻ヶ丸山に行きたいのですが、どこから入って行けばええですか。
山へ登るんな。物好きじゃのぉ。辻ヶ丸山へは奥に見える家のほうへ行っちゃぁいけんよ。その手前で山道にはいるんで。あれこれあれこれぐちゃぐちゃこまごま。
入り口さえ判ればええ。たくさんしゃべってくれたが、基準ポイントに何を語っているのか不明なので、聞き流した。はぁ、ほぉ、と頷くだけ。
家の裏の分岐はこのまま進めばええ、次の分岐で林道に入るのだな。この先に農家があるが、その道には行ってはいけない、と。
現役の林道じゃないか。タイヤの跡がくっきりと鮮やかだ。ちゃんと用途を果たしている林道はうれしいもんだね。
墓場が見えてきた。タイヤの跡は墓参りのためのものかいな。
マツタケの城の尾根道墓場の入り口に地蔵堂か観音堂か、お堂がある。中を見て確認するかい。気色悪い、願い下げだよ、さっさと通り過ぎようぜ。
墓場の入り口で四差路になっている。左の道にタイヤの跡が続いている。曲がり角にテープがあるのは、登山道はこっちだよという合図だと理解して進もうよ。
峠に出たよ。ここの分岐が問題なんですよ。フォークの先端のように道が三つ又に分かれている。
タイヤの跡は右に向かっている。そっちは辻ヶ丸山から離れて行くから問題外。右の道か中央の道か。方向としては右の道だね。
右の道は、谷の頭が峠に差し掛かる、頭を迂回しながら谷に沿って降りて行くんですよ。
かなり降りたよ。こんなに降りるもんだろうか。自信がなくなってきた。引き返して、さっきの中央の道を歩いてみようか。
戻って、中央の道、ぐんと草に覆われて歩きづらい道だね。イバラを避けて、ススキを踏みつけて、あかん、道が塞がってどうにもならん。
方向もそっぽ向いているし、この道は間違いだ。さっきの谷の道が正しいのだ。引き返そう。
なんぼ下に降って行こうとも、方向が合っていればなんとかなるだろう。
辻ヶ丸山頂上なんとかなるもんだよ。尾根へ登る道があった。マツタケの城で立入禁止とある、テープで結界を張っているが、道そのものは結界の外なんだろうね。道を歩くのは許される、こういう解釈で進むことにするよ。
古い道が続いている。そりゃぁ倒木もあるさ、枝が垂れて頭を屈まなきゃ通れないところもある。
ええと、ここが頂上部なんだが、三角点らしきものは見当たらないね。このへんを山頂と決めることにしよう。
戻るのに、他の道へと誘導する分岐もあるが、怪しいから、来た道をそのまま引き返すのが安全だろうね。
林道を歩いてもとの駐車場所まで戻ってきたぞ。あぁ、やれやれ。
高丸山
詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります
辻ヶ丸山の北の実留、ここから北に向かうと庄原カントリークラブ、ゴルフ場なんですよ。
高丸山はゴルフ場に隣接してある。ゴルフ場から進めば簡単に登れるだろうが、それでは面白くない。不採用。
高丸山の北に大きな池がある。名前が大池なんだと、そのまんまの名前だね。その池の傍に駐車しよう。
池越しに山が見えるが、ひっくい山だね。丸山シリーズで登るわけだが、普通なら眼も呉れることなく通り過ぎる山だね。
板橋の大池から高丸山大池の堤から大黒目山が見える。庄原の市街地のどこからでもよく見える山なんですよ。
岡に登って、林の中に舗装路が続く。舗装路が丁字路で尽きて、左は墓地、右に山道がある。
道はけっこう広幅の道だね。昔々は荷車も通った道なんだろうね。
草に埋もれ倒木で阻まれるのを覚悟して来たが、それほどのもんじゃなかった。
足許にゴルフボールが幾つも埋まっている。こんなところまで打ち込むのかね。
山道を抜けて舗装路に出ました。ゴルフ場の外周道路だね。メンテナンスの管理道なんだろうね。
高いところを目指して歩く。こっちの方向がそうだな。
崖になって、ゴルフ場の砂置場になっている。崖を登れば山頂なんだろうが、どうでもよくなった。眺めただけでそれでええ。登って確かめる気がしなくなった。
さて、そこで
高丸山頂上庄原南部の丸山を全部踏んだが、地形図だけでは到達しにくいと思うよ。
GPSにウェイポイントを作って、方向を確認しながらどこまで近づいたか判断しながら歩いたのです。
犬が丸山、高丸山は登山取り付き地点から頂上が見えているから簡単だが、辻ヶ丸山はなかなか難しい。図上演習で想像したのと現実の道とはかなりかけ離れております。
どん詰まりの集落では人に出会うことはあまりないことです。今回は、人に会えて道を教えてもらったのがすごくラッキーなことでした。

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