2016年5月17日
しぇるぱ単独
山域:広島県三次市

近郷近在、三次市君田の判官山はんがんやま、登れなかった

 

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このところ、近郷近在の山を集中的に登っていますが、意識がそのテーマに集中してしまう。近郷近在で登り残した山に、判官山があるのに気が付いた。次はこの山だね。
君田の道の駅、森の泉を通り過ぎて、神野瀬川に沿って遡る。君田八景と案内があって、どぉんと判官山が川向うに見えている。送電線と鉄塔が見えているが、今日はその送電線巡視路を利用するつもまりなのだ。
橋のちょっと上流側に道が膨らんでいる。そこに車を停めることにします。橋を渡って畦道沿いでは明らかに邪魔になる、迷惑を掛けないところはここしかありません。
キャンプ場の案内がある。高幡森林浴の森キャンプ場と言うのだ。看板が新しいからには、人気が途絶えていないみたい。キャンプ場はここんとこ人気薄なのに、よく頑張っているよなぁ。
バス停の名前が宮原板橋、橋を渡った先の集落が宮が原、今はコンクリートの橋だが、バス停を設置した頃は板の橋だったんだろうね。宮原橋を渡る。
橋を渡って、見えている集落が宮が原、大字名で括れば
櫃田ひつたなんだよ、口に出して発音する場合は[ひちた]と言っているがね。
下流に向かう。堤防に沿って地道を行ったが、橋から山麓まで直進して山麓沿いに舗装路があったのだ。その舗装路に合流する。
道の上には岩が露出していて、雨上がりには岩が緩んで道路に転げ落ちてくることがあるかもしれない。防護ネットも張ってないし、こういうところは気を張って通リ過ぎよう。
舗装路はキャンプ場に向かう。わたしは草の生えた地道のほうへ進んで行く。
間もなく、中電巡視路との分岐になる。ここから山道に入って行く。火の用心の札があって、中電道にはこの札があちこちにある。杣道と中電道とを見分ける案内になっております。
中電道の道幅は広くて、手入れが行き届いた道で、我々登山者にとってはとてもありがたい。環境保護原理主義者が送電線と鉄塔を目の敵にするが、ふふん、空理空論だね。主義に従って、君らは電気を使うなよ。
送電線鉄塔があるから便利な生活が維持できているのだし、二次利用でわたしもこの道を使わせてもらっている。
最初の鉄塔に差し掛かる。
ここまでもかなり傾斜がきつかったが、この先、うんときつい傾斜になる。どれだけきついか。横を撮って、傾斜を見てもらおう。足許がずるずる滑るくらい傾斜がきついのだよ。
城跡に堀切があるが、それと似たような切り割りが施してある。尾根の一部を土木工事で掘り下げてあるのだ。城塞、炭焼き、たたら製鉄、どれを考えても違うと思うよ。意味不明、有識者の解説を待つとしよう。
二番目の鉄塔を過ぎて、中電の巡視路標識が出てきた。この先の鉄塔番号は26番なのだそうな。
続いて、その26番鉄塔に到着、上空を見上げると、3方向に送電線が伸びている
沓ヶ原ダムの上流に神野瀬発電所がある、そこから来る送電線。出発地の下流に君田発電所、さらに下流に木呂田発電所がある、そこから来る送電線。両者を合わせて作木香淀の変電所へと向かっている。
中電道から山の中への杣道があるだろうと期待していたんですよ。期待外れ、灌木が密集して入れそうな森ではない。植林の末端で、この先は自然林になっている。
これはダメだな。無理して入っても途中で阻まれて立ち往生することだろう。やめた。引き返そう。
単純に引き返すのも芸がないね。北へ向かう送電線に沿って歩いて行こう。
ここが鉄塔、見過ごして歩いて行く。
なんか不思議だ。道が怪しくなってきた。踏み跡程度の道幅しかない。
これは間違えたな。さっきの鉄塔の真下まで行かなきゃならなかったのだ。鉄塔下から道が延びていたはずなのだ。道を間違えたみたいだが、引き返すのも面倒だね。このまま進んで行こう。
踏み跡程度だった痕跡も消えてしまった。こうなると、真下の方向へ進むしかない。
昨日が雨だったから、下の地面が緩んでいる。何度も足元が滑って尻もちをついた。
砂防ダムがありそうだ。横へ避けて進もう。あった、やはり砂防ダムが谷を塞いでいる。
尾根を越して、次の谷筋へ移って行く。
ここで下へ抜け出すことにする。
出口はそこの民家なんだが、鉄格子が張られている。ちょうどうまいことに、民家のおっさんがわたしを見つけてくれた。左側を指差している。出入口はそっち、と教えてくれているんだな。
出られた。やれやれ、抜けられた。
どこへ行きんさったん。判官山?こっちからは行かりゃぁせんよぉ。山の反対側からなら登れる。気ぃ付けて行きんさいよぉ。
再び宮原橋を渡って、神野瀬川を眺めながら、元の駐車場所まで戻って行く。
今日のは失敗かね。失敗と言えば失敗だね。中電道から登山路がなかったこと、中電道に沿って歩くことが出来なかったこと。
まぁええさ、裏側から登ればなんとかなるらしいことが分かった。次にそれを活かせればええのだ。
参考
2010年10月23日 神之瀬峡を行く、高暮ダム(自転車篇)
2011年_4月17日 神之瀬峡を行く、高暮ダム、再トライ(自転車篇)

 

判官山 宮原橋を渡る キャンプ場分岐 中電道分岐
最初の鉄塔 堀切、あるいは、切り割り 2番目の鉄塔 3方向を結ぶ鉄塔
北への鉄塔 砂防ダム ここが出口 民家の裏へ出たのだ

 

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