2002年9月29日
まささん、とっこさん、もきちさん、わかばさん、しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:葛城

葛城の岩橋山、横断して近つ飛鳥へ

 

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南阪奈道路の建設現場あれ、BAKUさんも参加? そうなのか、顔出しにちょっと寄ってくれたの? これから金剛山の高天の谷を登るのか、気をつけてね。
今日は6人ですね、駅からすぐのハイキング、今月は当麻寺の駅から出発します。あの山なんだけど、と言っても、雨模様で山の姿が見えないね。
これから登る岩橋山は、葛城連山の北の山なんだよ。葛城縦走するとき、えげつない急登急下降の山なんですよ。
ちょっと降り始めたが、たいした雨でないことを期待して足を進めましょうか。
当麻の蹴速の相撲博物館あたりで、当麻寺への道を南に左折するね。
今日は近鉄ハイキングのイベントがあるそうな、二上神社口駅で降りたひとがもう竹内峠から降りて来ているよ。
伏越との分岐ハイキングイベントの別のコースが磐木駅から始まっているみたい、同じコースに合流して、混雑しなきゃええがね。
バス停兵家、このへんで街道から逸れて細道に入ろうか。これは民家の間をうろうろと曲がり曲がってたどる道やね。
前には、如意のバス停付近から大きな道を進んだんだよ、そっちにすれば解り易かったかな。
とにかくさ、墓場に出れば大成功、え、墓場が見える? ほんとだ、納骨の読経があがっているよ、邪魔しないようにしめやかに通過しような。
墓場を過ぎれば工事現場、南阪奈高速道路の建設中なんだよ。工事で判り難くなったな、ええと、谷の右の道を行こう。
葛城の山脈は竹内峠で越すんだよ、二上山を下りるのに工事で道が通行止めになったこともあったよ
水場ここも工事が完成すると、どうコースに取り付くか、道も変わってしまうことだろうね。
道に平行して電線があるでしょ、この先には伏越集落、畑が出てくれば分岐になるんだよ、ここ、左の道を行こう。
道路が舗装されているせいか、先頭はどんどん急いで行くね。がんばるなぁ、汗だらけになってしまう。
林道の終点に休み場があるからね、ここがそう、水場があるからゆっくり休もうよ。
峰向こうのゴルフ場では散々農薬を撒いているんですよ、ここの水は汚染されてはいませんかね。
この谷の上流には登山道もないしさ、ま、大丈夫なんじゃないの、うん、無味無臭、金属味もない、もちょっと冷たければね。
ここからは山道なんですね。草も刈り込んであって通りやすそう。
桟道桟道が橋になっている、橋板のコケが雨でとろけてぬるぬるだなぁ、おっとっと、ツルリ、橋の欄干にしっかりつかまっとかなきゃ。
この先、こんな橋がいくつも続くよ。
先頭は誰だい、しぇるぱぁにか、とっこさん、先頭を変わって。
先頭が変わっても、歩くスピードは全然落ちないな、いやはや、女性はどなたも元気なこと、わたしは汗まみれで息も絶え絶え(^^;;
もうダイヤモンドトレールの稜線に出るんじゃないかい、出たぞぅ、大休止。
この谷はこれで3度めなんですよ、1回目はわたしだけで岩橋山だけをぐるりと回った、2回目は、しぇるぱぁに、二人で葛城山からこの谷を下りたことがあったよなぁ
岩橋峠そうだった、この谷、どこか見覚えがあると思ってたのよ、麓で日が暮れて、迷って迷って駅を探して、尺土の駅まで行ったよね。
もうちょっとで岩橋山の頂上なんだが、ここの傾斜と階段はタダモノじゃないよ、な、ほら、ひぃひぃはぁはぁ。
やっと頂上、ここが岩橋山です。
山頂の広場で食事にしましょうか、この辺の隅にするかな。
あら、あたし、コンロもガスも持ってきたのに、食料が入っていない。
これが余っているから食べたらええですよ、うどんセット。
まささん、すみません、いいんですか、じゃ、ご好意に甘えます。
伊能さんのキリマンジャロ土産があるから、みんなでいただきましょうか、キリマンジャロコーヒー。
岩橋山ほぉお、案外いける味ですね。
さぁ、下りにかかりましょうか。
ここのところ、篠竹のやぶを切り開いて、下界が見えるんですね、PLの塔が見える!
岩湧山から槙尾山も見えるでしょ、手前の山は河内長野の金胎寺山かな。
まささんがアケビを取ってくれたんですよ、食べてみます? おぅ、甘ぁい。
種は? スイカを食べるように吐き出すんですか、プップッ、これでここのやぶにもアケビの種まきをしたわけですね。
山の土産にアケビを持って帰ったら、はい、どうぞ。
平石峠ムカゴ? どれどれ、ムカゴってどれなんですか。まだ若いのか。
今までは滑らないように下ばっかり見ていたが、今度は頭の上が気になりますね。あ、あそこにもアケビがある。
平石峠に出ましたよぉ。うわぁ、道がどろんこ、ぐちゃぐちゃぬるぬるですよ。
道の改修工事が終わったばっかりで、まだ地面が落ち着いていないんやね。
峠には、役の行者の祠と不動の石像がある、峠の守り神なんだね。
谷を抜けると田んぼに出ましたよ、雨の中でも稲刈りをしていますね。はぜにかけて天日で干すんですね。
ここから高貴寺へ向かうよ。古い寺なんだよ。弘法大師が唐から帰って、高貴寺や槙尾寺で持ち帰った経典を整理したそうな、その頃からの由緒の寺なんだそうだよ。
ここが高貴寺なんですか、寂びれている様子ですね。
高貴寺山門前境内のサクラの古木がすごいですね。古木も古木、幹に穴が開いてそれでも生きている。
引き返して、門前から盤船神社へ向かおうよ。神社からは昔ながらの古道が続くよ。たったったと下りて行く。
舗装路に出た、ここからの道はと、えぇと、向かいの森が平石城址らしい、行ってみようか。
平石城址て森の中で展望がないとこなんですね。南北朝時代の城なのか、楠木正成の味方だったのか。
城址へ寄り道した入り口まで引き返そうか、そのまま道を先にたどろう。
右はゴルフ場なんやね、左には丘からの展望が広がるよ。岩橋山の輪郭が見えるでしょ。
あの建物が高貴寺なんですか。
一須賀古墳高貴寺は斜面の向こうだから見えないはずだが、どこ? クスノキの繁みの中に? なら、それは盤船神社なんじゃないの、もきちさん、目がええね、とても建物の姿は見えないよ。
わたし、遠視なんです。
はるか昔のこの道は草深い道だったよ。今は、とても解りやすい安心な道になっているよ。
ぽんと出たら、ここが飛鳥風土記の丘なんだよ。左の展望台に行こうか、右の古墳に行こうか。そう、じゃ、古墳にするかい。
一須賀古墳群、このへんだったよな、P支群、この奥に古墳の前で写真を撮ったような記憶がある。ここだここだ。
ロープが張って中に入れなくなっている、まだ古墳の中に入れた頃はこんな姿なんだよ
休憩舎まで来た、くたびれたね、近つ飛鳥博物館はカットしようか。バス停はすぐそこだから喜志駅までバスで帰ろうよ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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