2009年7月7日
しぇるぱ単独
山域:岡山県笠岡市

岡山笠岡、名前はスゴイ神の峰

 

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陶山小学校瀬戸内観音を巡拝しているんですがね、その合間に近所の山に登っているんですよ。
今回は、第20番教積院 笠岡市、第21番嫁いらず観音院 井原市、両者の間に登ってきました。
教積院から引き返して、広島県のテリトリーを踏んで再び岡山県に入って行く。広島県を通らなきゃ寺に行けない、この道つくりは不思議な気がします。
教積院に行くのに、池の分岐でどっちだろうと悩んだもんだが、神の峰にはもう片方の北への道を進んで行く。
山の肩を送電線が通っている山が見える、あぁ、これだ、これだ、この山に登るのだ
低い山で、丘のようなもんだね。あの山が神の峰なのだ。
自動販売機で飲み物を買っている年寄りを見つけた。あの、ちょっとすみません、教えてください。
取り付きの案内これから神の峰に登ろうと思うのですが、読み方はかみのみねですか、こうのみねですか。
いんや、こうのむねよ、そうじゃ、そうじゃ、みねとは読まん、むねと読むんよ。
ほぉ、こうのむね、どうもすみません、ありがとうございます。
この先に陶山小学校があって、そこからは道は狭くなって急傾斜になるんだね。
坂道を越えて、山麓の集落に出たが、ここは道が狭くて車を止める余地がない。引き返して、小学校の手前に止めるとしよう。
県道に近いので、このへんなら道の幅も広く、止めても文句を言われることはないだろう。
さっき、教積院の釣り鐘を見たんだが、岡山県小田郡陶山村惣檀中と鐘に鋳込んであった。
灌漑水路から幅広の道へこのあたりは旧陶山村、小学校の名前も陶山小学校なんだよ。
小学校の手前から遠くの送電線鉄塔を眺める、送電線の向こう側に教積院はあったのだよ。
小学校からの坂道を登って、神の峰の尾根を越す。ここからは山里の風景がひろがっているのだね。
道ばたに神の峰の案内看板が立ててあるのをさっき見つけておいた。ここからがコースになるのだろうね
人家への道を避けて、溜め池のほうには進まずに、墓場が出てきたぞ。墓場の前に灌漑の水路がある
これに沿って進めばええのだろうね。
谷間になったところで、道幅の広い林道に吸収されてしまった。そりゃぁこっちの道のほうが歩き易いさ。
右へ左へとジグザグに曲がりながら登って行く。
稜線に出た稜線に出て、そこには稜線沿いに道が付いている。小学校から峠を越えたが、峠を登ったところに山に入る道があった。
あそこから歩けばこの地点に出たのではなかろうか。取り付きに標識を置いていないのが不思議だよね。
頂上は間近で、合流点からなんぼもかからず、ほんの短い距離で頂上に出た。
ちゃんと三角点もある
建物があるが、これは神の峰大師堂、石像を安置したれっきとしたお堂なんだよ
看板があって、
神の峰(こうのみね)とあり、こうのとりになぞらえて、鴻の峰(こうのみね)とも言う、と書いてある。
これは町場の衆の意見だろう、ムラの古老の言うこうのむねのほうが圧倒的に存在感があるよねぇ。
神の峰もともと、この神の峰は地図を眺めているうち発見したものです。笠岡十山というのがあるんですよ、その中にカウントされている。
ネットでは写真アルバムを一人のひとがアップしている、それ以外には無くて、わたしのを加えるとこれで2例目です。
福山方向が開けていて、煙突の群れが見える、JFE、合併前の日本鋼管の工場群です。
笠岡の市街地が見える、と言いたいが、山裾に隠れて見えるわけはない。
神島こうのしまが埋立地で本土と結ばれている、神島の一番高い山が欅丸山カシミールのページで出ているから確認しといてね。
埋め立て残りの水路を隔てて、山が見える、御嶽山御嶽山についてはここで語っております
福山の工業地帯御嶽山は木曽にだけあるのじゃないよ。ただし、木曽のは御嶽山おんたけさん、ここのは御嶽山みたけさん、読み方が違うのだよね。
カシミールのページで位置関係を確認していただくとうれしいね。
東の方向は見えるのだが、低山ばかりで粒だった山が見当たらない。
北の方向は樹が繁っていて展望は効かない。
神島こうのしまと神の峰は真向かいになっているのでセットなのではなかろうか。
こんな低い山が神の峰とは僭称も甚だしい、ただし、
神島こうのしまを眺める峰という意味なら納得できるのだがね。
頂上から東へ降りて行こう。
携帯電話の電波塔セメントを塗って階段にしてある。階段を下りて行くとするね。
階段の先には、生コンを流して簡易舗装してある。単なる森の中なのに、これほど手をかけている理由がわからないな。
森の中には落ち葉を集めて塚に仕立ててある。数年放置しておけば絶好の堆肥になる、その堆肥を運び出すための舗装なんだろうか。
携帯電話の通信塔が出てきた。KDDIとある。もう一本通信塔がある。大手3社のどっちかのアンテナだろうね。
このあたりからは舗装もきちんと完備されたものになっている。
ゆるゆると斜面を降りて、道と合流した。振り返ると、神の峰と案内の立て札がある。順路を進んでいるのだね。
バス通り峠もっと幅広い道と合流した。
頂上の案内板にバス通り峠と標示がしてあったな。そのバス通り峠にいるんだな。
なるほど、バス停もある。地名呼称については、古い名前だけじゃない、新しい呼び名も生まれるんだね。
そのバス通り峠で反転して引き返すことにする。
山麓の谷あいに篠坂山三宝院の寺がある。古くは篠坂山泉福寺といって、周囲には十二の坊があったのだそうな。
神の峰の大師堂は古い泉福寺の奥の院だと説明版にあった。
三宝院地名がすごいよ、寺を囲んで、中光坊、東林坊、中ノ坊、こんな小字が残っている。今でも地名に残っているということは、十二の坊があったという証なんだろうね。
登り始めた分岐まで戻り、小学校の前を通ってもとの駐車場所まで戻ってきたよ。
神の峰を振り返って苦笑いしております。名前に惚れて登ってみたんですよ、こんなものだろうと思っていたが、予想以上でも予想以下でもなかった。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
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