2015年5月6日
しぇるぱ単独
山域:広島県庄原市

比和口和高野の境界、熊山2

 

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熊山は登頂を断念した山のひとつなんですよ。
2009年4月に登ろうと試みた。GPSの電池が少なくて引き返したことがあります。それ以来、何度か再トライしようとしたが、どうにもその気になれなくてホッタラカシにしていました。
今年の3月2日、登ってみようと山麓に到着した。ありゃ、集落は雪に包まれている。麓でこれなら山の上はさぞかし雪に覆われているだろう。これは無理だ。雪解けを待とう。
もう雪は融けただろう。行ってみようか。
国道432号線から行ってもよろしい。古頃集落から入って行く道がある。南から北へ向かう道です。緑資源大規模林道がある。比和からでもよし、口和からでもよし。東西の道です。
その両者が交わるところが上古頃のあたり、四つ角にパトカーの駅と看板があるから目印になる。
どんどん入って、高谷の集落、バスの終点でバスを回転させる大きな交差点になっている。
比和町営バス、今はもうバスは廃止になっています。乗合タクシーを利用するように変更になっている。それでもバス停標識は残っている
山の上まで林道が続いていて、舗装されているのはよく知っている。それでも歩こうね。舗装路でも歩かないと行程が短すぎて、あまりに簡単過ぎるからね。
左の尾根の大曲り、中央尾根の大曲りを過ぎて、峠に差し掛かってくる。無名の峠です。
峠の西側は高野町で、谷の出口まで人家はない。峠の東側は比和町で、高谷集落がある。民家に近いほうを名前に採用するなら、高谷峠と呼んでも差し支えないだろうね。
すぐに林道が始まっている。
6年前はちゃんと使われている健在な林道だったのだよ。今は山仕事に使われることもなく、道には草木が生え、イバラが繁って歩きにくいことになっている。
ここが林道の終点かと思っても草木の先に道が続いている。ふたつみっつの広場を越えて、ここが林道の終点だろう
ここから植林に入るか、赤リボンに従って山腹の道を進むか、赤リボンの印象が強いね、山主のリボンか登山者のリボンか判然としないが山腹の水平道を進んでみよう。
この先で、谷を遡上するか、さらに山腹に沿って進むか、谷を登ってみよう。
こりゃ無理だ、間伐の枝が集積して通れる隙間もありはしない。
引き返して、水平道を進んでみよう。山腹の道は谷に合流して、イバラが密集して、いかにも悪相だよ。ここも無理
引き返して、植林の中に入って稜線を目指そう。
イワン・ショクリノビッチ・アルクノスキー、植林の下床は植物相がまばらで歩き易いのだよ。植林を突き抜けて自然林との境界の稜線を登って行く。
ブナ林の広場に到着する。どうやらブナが制空権を確立して日光を遮っている。他の樹は成長することなく、ブナ林の下床には笹しか生えていない。ブナ林の極相になっているみたいなのですよ。
ここで進行方向を取り違えた。どっちに進むべきか迷ってしまった。うろうろ歩いて、やっと山の姿をブナの隙間に見つけた。あっちが熊山の方向なのだ。
鞍部に下がって、熊山の斜面を登って行く。尾根ではなく、広い斜面を歩くので印象的なものがなく取り止めがない、このせいで、あとで足をすくわれるのですよ。
ここが熊山の頂上、三角点があって、ここだ、ここだ、間違いない。視野が塞がれてなんにも見えない。
さて、降りて行こうかね。
普通に真っ直ぐ斜面を進んで、ひょいとGPSの画面を見ると、往路とは別なところを下っている。ありゃ、間違えた
間違えた地点まで引き返す。そうか、ブーメラン状に道は曲がっているのか。危ないところだった。今度は常に画面と照合しながら進んで行く。
鞍部を過ぎて、ブナ林広場まで戻ってきた。植林の境界を辿るのだ。境界は草木が繁っているので、植林の中を歩いて歩き易い道を選んで行こう。イワン・ショクリノビッチ・アルクノスキー。
林道が見えてきた。ちゃんと取り付いた位置に戻ってきた。これもGPS画面と照合しながら歩いたからこそなんですよ。微妙な尾根があって、間違いそうな箇所がなんぼでもある。
林道を歩きながら熊山を振り返る。あれが熊山なのは間違いない。鞍部があってブナ林広場があれだよね。往路では判然としなかった風景が帰りにははっきりと見えてくる。
荒れ果てた林道から舗装路の林道に戻ってくる。峠を越えて、ぽくぽくと舗装路を歩いて行く。なんぼ下りでも舗装路は体に悪いよなぁ。
北続きの峰に大鬼山が見えている。ポコンと飛び出した山のことだよ。大鬼山は比和町と高野町の境界で、その境界が熊山近くまで稜線沿いに続いているんですよ。
大鬼山も、熊山と同じで、最初は登れなくて二度目に頂上まで登れた。よくもまぁ、あの山もこの山も似たようなもんだと懐かしい気がするね。
高谷の集落手前まで帰って来た。あそこに見えている
さぁ、集落まで帰ったぞ。我が家に帰ろう。
参考 
2009年_4月23日 比和口和高野の境界、熊山、別名、笠尾山

 

高谷集落 熊山の方向 林道入口
林道はヤブ化している 林道広場 ブナ林の広場 熊山頂上
鞍部 ブナ林広場 林道へ出る 熊山を振り返る

 

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