2007年6月2日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県三次市

清酒、大吟醸の山、大土山2

 

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三次市側からの登路看板大土山は、たいてい安芸高田市から登るようにガイドブックでは案内されています。
ところでね、三次市側からも登山路はあります。
三次市三和町に、美和酒造という造り酒屋があります。そこで、大土山という大吟醸の酒を作っております。それを
寿ことほいで、一昨年の10月に登ったとき、清酒、大吟醸の山、大土山というタイトルでアップしたことがあります。
今日も、三次市側から登るのだ。大吟醸の山に敬意を表して、まずは美和酒造の前を通過してから登らなきゃね。
美和酒造前から西へ進んだのが間違い、南への道を進めば間誤付くこともなかったのだがね。気を取り直して、大土山から北西に流れる谷沿いの道を進もう。
ブル道に岩を集積民家が尽きるあたりで、道が分岐する。左の道が幅広だが、そっちへ進んでは間違い。道は細くても県道なんだよ、ここは直進するのだよ。
うわ、びっくりした。鹿が飛び出したよ。衝突するかと思ったぞ。ヤツめ、慣れた風で、悠々と落ち着いて去って行ったよ。
石材、庭石の看板が出てきて、そうなんです、大土山は石取りの山で、南北どっちからでも庭石屋さんの採石現場が多いところです。
峠に登り詰めて、そこには辰川庭石と看板があって、庭石の貯石場、ここに駐車させてもらおうか。
貯石場内に駐車しては迷惑だろうが、貯石場と県道の間に駐車スペースがある、ここなら迷惑はかからないだろう。
振り向くと、道の右側には大土山への看板標識がかかっている。ここから登って行くのだ。
ブル道と山道の境界入口で、ブルドーザを操作して石を動かしている夫婦がいる、ここの庭石屋さんなんだろうな。
こんちわぁ、手振りで山を指し示す、ブルの騒音で聞こえやしないのだ、向こうもにっこりしているから意思は通じたのだ。
ブルドーザが楽々通れる幅広の道なのよね。こんな幅の広い道があるとは思いもしなかった。
ブルの道は、右へ左へ、なんぼでも横道があるのね。そうなのか、横の道は無視して、上へ上へと道を選択すればええのね。
なんべん曲がっただろ、うねうねジグザグ、折り返し折り返しながら登って行くのね。そうか、巨石を積んだトラックが通う道だからか。勾配をゆるくするため、何度も曲がるのよね。
木陰を透かして涸れ谷を覗くと、岩だらけだろう。
展望台掘る必要が無い、そのままブルの爪で掴んだら簡単に採石が出来る、コスト安だから、ここに庭石産業が誕生したのだろうさ。
道端になんぼでも巨石が置いてあるのね。
麓の庭石業者の庭先や石垣はショウウィンドウだぜ。庭造りの見本、石垣の石組みのサンプル、こんな風に出来ます、と豪勢に展示してあるよ。
あ、ブルドーザの開けた道もここまでみたいね。ここからは山道になるのね。やっぱりブルの道は砕石舗装の道と同じだものね。ふかふかの山の道でほっとするね。
ほう、アセビのトンネルね。道の両脇はアセビがびっしりと生えているのね。
あ、岩がある。おや、この岩には覚えがある、稜線の道と出合った、この道にも見覚えがある、前にここを通ったことがあるよねぇ。
潜り岩そうそう、この岩は潜り岩、この岩には穴が開いていて、そこを潜って通過できる、前にここを抜けた覚えがあるだろ。もうちょっと先に進むね。
広場になった、展望台なのよね。標識が松江方面、呉方面と極端に大雑把な表現なのよね。おまけに、樹が伸び過ぎて、展望が効かない展望台なのよね。
そうそう、落ち葉の冬の季節なら、もう少しはマシなんだがね。
潜り岩まで帰るのね。通り過ぎて、ここが北へ下りて行く下山口なのか。ここから降りて、北の採石場の中を通り抜けたのを思い出した。
土塁が続くのよね。ここの道は土塁の上を行く、土塁沿いに歩く、そんな道が多いのよね。
これだけ土塁を設置して地主は境界を主張しているのに、ここから北へ約1.5キロ、自治体の境界は未確定なんだよ。25000図の上では、国土地理院の見解では、境界未確定地域なんだよね。
山頂の通信塔実はね、そんなのは他にもあるのだよ。有名なのは、北アルプス、白馬岳付近、白馬山荘は長野県に属しているのか富山県に属しているのか、何%づつに案分すればええのか判らない。さらに有名なのは、富士山のてっぺんは山梨県か静岡県か決まっていない。
建物が見えてる。葉っぱから透けて見えているよ。あぁ、携帯の通信塔なのね。このフェンスの傍に三角点があったはずよね。これだ、これ、これ。
三角点の傍は狭くて荷物を広げにくいよね。アンテナの前の広場で食事にしようか。
これから先なんだがね、道じゃないところを突破するコースにしようか、この広い道を歩くコースにしようか。後者で決定だな。
この道はね、アンテナを建てる時の建設道路、今はときたま、維持管理に見回る道なんだよ。
間伐材を引き寄せ広い道ね。電線が頭上にずっと連なっているので、必ず里に下りられる保証になるわね。
あら、電線はショートカットして斜面を降りて行く。自動車は緩い傾斜でなきゃ登れないので、うんと屈曲した道を行かなきゃならないのね。
間伐の作業が終わったのね。大量の間伐材がそのまま寝ている、もったいないことよね。
道はブランコのように大きくスイングしながら下って行くのね。砕石を敷き詰めた道だもの、だんだん足が痛くなってきたぞ。
ははぁ、ここまで下りると、間伐材を道路際まで引き寄せたのが見える。ちゃんと間伐材も商品になるのね、それはよかった。
谷の向こうに建物が見えるけど?へぇぇ、養鶏場なの。そうよね、養鶏場は人家の近くからは避けるようになったわね。
養鶏場の入口くさい、何これ。動物の死体?鹿か猪、大きな動物の死体がどこかで腐っている臭いなの?これはたまらんなぁ。
麓を進む林道と合流したのね。この林道も地道のままの林道なのね。
すぐに舗装路に合流したよ。これが県道、このまま進むと、元の駐車した場所に戻って行くのね。
坂道を登って、あ、鹿がいる。こっちを見ている、逃げ出した。これで今日は鹿を見るのが5頭目か。ずいぶん繁殖しているのね。
広島県全部に広がるのは時間の問題だと思うよ。猪の柵は低くても大丈夫だが、鹿の柵は高くしなくちゃならんもの、防衛するのに大変だよ。
ここが三次市と安芸高田市の境界なのね。安芸高田市の境界のなかに養鶏場があるわけね。
大土山の斜面峠を越えるころ、切り開きがあって大土山が見える。もちろん山頂が見えるのではなく、見えているのは山腹だ。
池を横目に進んで、さぁ、ここだ、もとの駐車場所まで戻ってきたぞ
登りは普通に登ったが、下りは無駄に長い距離を歩いた感じがするわね。登った道をそのまま引き返したほうが良かったかな。

2004年2月13日  やはりマイナーか、大土山
2005年10月30日 清酒、大吟醸の山、大土山
2006年5月20日  見直した、踏まれてる山、大土山

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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