2003年6月1日
しぇるぱ単独
山域:裏六甲

シビレ山、砂漠を越えて丹生山

 

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不動の滝これから行く山はシビレ山、のっこやまげなんぽに続いて珍名奇名の山のシリーズになりそうやね。ウケを狙ったわけじゃないが、ごめん、ちょこっとは、その気があるかな。
六甲の北に帝釈丹生山系があるんですよ。そこの西の端の山の名前がシビレ山と言うんですよ。
帝釈丹生山系の北が淡河地区、三田から三木への道筋にあるんですよ。ネットで調べたらバスの本数が少ないな、車でピストンするしかないな。
本来なら、淡河から山を突き抜けて衝原に行きたいところだが、止むを得ないね。
急な崖道うんと昔にこのコースは歩いたことがある、県道が狭くて車を置く場所がなかったと記憶しているんだがね。
どこかにあるやろ、行ってみよう。結局、県道の歩道乗り上げで駐車するしか方法がないね。バス停、勝雄不動口の近くに止めたんですよ。
街道から田んぼの中の道を行くんだったな。山の上にハゲ地が見える、狭い谷を目指すはずだったよね。
淡河川を渡る、橋の名前がおさげたはし、うっかり、おおげさはしと読み違えた、漢字に直すと長桁橋なんだとさ。
出発地を振り返る山すその道をたどる、幅広の地道だ、なんだなんだ、ここに駐車しても良かったんだなぁ。
赤い幟がひるがえって、稲荷不動の神域に入ったんだね。谷に沿って歩き、赤い手すりの階段を登るんだ。
急な階段の末に不動の滝があるんですよ。あら、護摩を焚いている。
幟に、毎月第四日曜はお参りの日、そうなのか、神事の静粛を乱してしまった、悪いことした、すぐに退散するとしよう。でも、今日は第一日曜だがな。そうか、おついたち(一日)なんだ。
ここの滝はすだれのようなシャワーの滝なんですよ。まとまった一本の滝じゃないので見劣りがするね。
荒地ここからは急な道、ほとんど垂直じゃないか、地肌が滑るので、鎖が置いてある、ここは鎖やロープがないと、登れないよ。
滝の谷の反対側はべらぼうな岩場じゃないか。こっち側は取り付けるだけ、まだましだね。
やっと急斜面を登りきったぞ。ここからが景色が異様なんですよ。
メキシコやスペインの風景と言っても当たっているぞ。ネズミモチの潅木と砂地むき出しの地肌なんですよ。
砂漠と言っても過言じゃないね。このへん一帯は、どうしてこんなに地肌がむき出しなんだろうね。伐採のやり過ぎなんだろうか。はるかな昔からこんなハゲ地なのかしら。標識もテープもないから、帰りの道を迷わないようにね。
荒地の最高地点振り返ると、出発の勝雄が見える、山陽自動車道と淡路徳島自動車道のジャンクションが見える、こっちに迫る道は淡路徳島自動車道なんだ。
あれ、特徴的な山が見える、雄岡山と雌岡山だな。平らなところの山は目を引くもんだね。
白砂砂漠の向こうに山がそびえている、あれがシビレ山なんだな。
真っ直ぐ向かうわけじゃないんだ、迂回して谷から登っていくんだね。何度も谷を渡る。ほとんど水は無いんですよ。昨日台風が来たというのに水が流れていない、地面がこんなだから滲み込むことなく即座に流れて行ったのかしら。
谷間に炭焼きの窯跡がある、昔はここでも伐採を重ねていたんだね。
荒地全景峠を登りつめたぞ、くるし坂のたお、と標識がある、くるし坂とはね、そんなに苦しくはなかったがね。
ここで右に向かうとシビレ山、果たしてシビレルかどうか行ってみなくちゃなるまいね。
けっこう急だぞ、えいえいえいで頂上、なんにも山名標識はないぞ。でも、ここが最高地点だからシビレ山と決めよう。
別にシビレはしないが、この周辺はウルシの木が多いよ、シビレよりも、カブレに注意だね。
頂上の前景に送電線鉄塔があったな、鉄塔のあるところは展望が効くから寄っていこうよ。
シビレ山鉄塔からは丹生山が見える、頂上の杉林に特徴がある、頂上を見れば、どこから見てもあれは丹生山と解るさ。
眼下に呑吐ダム、つくはら湖とも言うんだがね、森を隔てて、明石大橋から淡路島が見える。
さて、その森なんだけどね、シブレ山と言うんだとさ。谷を隔ててシビレ山とシブレ山、なにか関係があるんだろうね。
さぁて、先へ進もう。さっきの峠まで戻って、道を真っ直ぐ下がって行く。
谷道はたちまち下りきるんだが、それからは山腹を縫いながら水平に歩いていくんだね。
丹生山をくたびれないように、上手に作った道やなぁ、町石もあるから丹生神社への参詣道なんだろうな。
昨日の台風で、風に揉まれて、緑の葉が道にたくさん落ちている、生の杉の葉を踏むとふかふかなんだね。枯れ枝までも落ちて邪魔なこと。
帝釈山への道と合流した。こっちの道のほうが広いがな。由緒はこっちのほうが古いんだ。
丹生神社の鳥居の前に出た、ここから神社の境内なんだ。
丹生神社は杉木立に囲まれて展望が効かないなぁ、シビレ山は梢が邪魔してほとんど見えない。
六甲山が見える、ここじゃぁ見えても当たり前で、見えた見えたという感動が全然ないなぁ。
丹生神社さぁ、もとの駐車場所まで戻るとするか。
不動の滝の急な斜面、登るときはすたすた登ったが、降りるとなると神経を使うね。鎖に取り付くのは独りづつ、ここは大勢で降りるのには向かないね。
勝雄不動口のバスの時刻表を見てみた、なんだなんだ、1時間毎にバスはあるじゃないか。
これならバスで来て、山を突き抜けて、衝原に降りることも出来たんだね。
ネットで調べるのもあてにならないもんだな。百聞は一見にしかず、やね。

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カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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