2013年5月25日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県福山市

福山の高増山、無名だが、ええ山だよ3

 

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俄山大師堂もう一度登ってみたい山を思い浮かべてみよう。福山の高増山を思い出したぞ。ここならよめさんも喜んでくれるだろう。
なぁなぁ、明日、福山の高増山に登ろうと思うがどうかな。ええね、行こう。決定しました。
福山西インターを下りて、勘違いで、松永道路、赤坂バイパスに乗り損ねた。ええわい、昔ながらの国道2号線を走っても行けるわい。
JR備後赤坂駅の近くでね、2号線は山陽線を渡る跨線橋を進もうとする。そっちへは行かない。跨線橋の手前で左折するんだよ。
済美中学校の正門に対面する。私立の中学校かなと思ったが、福山市立の中学校なんだそうです。名前は地名ではなく、美称なんだそうな。
鷹取、鳳、培遠、大成館、精華、誠之、一ツ橋、東朋、千年、至誠、これ全部、福山市立中学校の名前。もちろん、普通に地名を名乗った中学校もありますよ。
俄峠福山には、美称、美辞麗句の名前の中学校がぞろぞろあるんですよ。どうしてそういう名前なのか、名前の謂われ、由来を教えてほしいもんだね。
正門の前の道路を右折、東に向かうよ。この道路は江戸時代の山陽道なんだそうだ。下にぃ下にぃの大名行列が通った道なんだよ。
由緒は古い道だが、狭い。擦れ違いに苦労する。対向車が来たら、譲り合いしながら擦れ違わなきゃならない。道幅の広いところで待ってなきゃならない。
やがて、「津之郷弘法さん入口」と看板が見える。この看板に従って左折するんだよ。山の方向に曲がって行くのだ。
高速道路山陽道の跨線橋を越えて、どんどん山のほうに近づいて行くのだよ。
福山SAが見える水の弘法さん、水弘法というように、水汲みに大勢の人が来るんだよ。登山者が駐車場を長時間塞ぐのは慎まなきゃならん。少し離れたところに駐車すべきだよね。
寺の手前で道が膨らんだところがある。ここに駐車することにしようかね。
歩き始めて、四差路を越え、進んで行けば、寺の門前に至る。石段を登って境内に入ろう。俄山弘法大師、あるいは大師堂。
どうもこの寺、住職が常駐しているような気がしないのだよ。奉仕会、遺徳会、という形で、信者が寄り合って運営しているような感じがある。
ひとが住めば生活感が漂ってくるもんだろ。どうもそんな感じがしない。
高増山頂上弘法大師から道を先に進んで行く。俄山不動院というプレハブがある。弘法大師の下に高野山福山出張所俄山不動院というのがあるが、その奥の院なんだろうか。
最初にここに来た時、篠竹が繁っていて、人の肩幅程度しか切り開いてなかったのだよ。今では、余裕で擦れ違えるほど刈り払ってある。登山者がだいぶ増えたものと見える。
ここが俄峠、直進する道は倒木に塞がれて行き止まりになっている。道は左に折れて登るしかない。
ここからはちょっとキツイ道になるよ。かなりの傾斜で、以前はトラロープがあったが、今は撤去してあるね。
ぐんぐんと踏み締めて登って行く。
稜線から谷へ登り詰めて、展望が開けてくる。眼下に福山サービスエリアが見えるだろ。黄砂が激しくてぼんやりとしか見えないよね。
あのへんの山、伐採したの。
山火事があったんだよ。燃えた跡を段々の棚状に整理してデブリを連ねてあるんだよ。
登ったり下ったりの凸凹があって、山の中に石垣が残っている。傾斜があるところなので、城や神社の跡とは考えにくいなぁ。炭焼き小屋の跡なのかもしれないね。
登ったところに赤く塗った石柱がある。山林の境界を示すものだろうね。一度鞍部に降りて、登ればこの先にも赤いペンキの石柱がある。
中池ここが高増山の頂上なんだよ。切り開かれて福山市街地が見えているが、黄砂に邪魔されてぼんやりとしか見えない。
本来なら、JFEスティールの埋め立て地・工場・煙突が見えているべきなんだがね。新幹線の線路も見えているはずなんだがね。
なんとか判別できるのは、芦田川、彦山・熊ヶ峰などの鞆へ繋がる山並みぐらいかな。
頂上から引き返さずに、そのまま道を直進しよう。
三角点からゆるゆるの登りで、さっきの三角点よりちょっと高めの最高地点なんだよね。
どこまで歩いても稜線から降りて行くターニングポイントが現れない。前に歩いた時はほんのごく近くにあったような気がしていたんだがなぁ。
古池との分岐あった、あった。ここだ、ここだ。
高増山という矢印の札、新池という矢印の札、これに見覚えがある。かなり歩いてから旋回点があったのだ。実際と印象とはかけ離れているのだよねぇ。
降りて行くと、この谷は砂防ダムが連続するんだよ。
第一の砂防ダム、第二の砂防ダム、砂防ダムの建設道路もあったんですよ。谷を埋める鋼鉄橋があって、キャタピラ車が資材を運んだはずなんだよ。
建設が終われば鋼鉄橋は撤去するよね。谷と並行する道を見ながら想像するわけだよ。
峠を越える谷の出口に第三の砂防ダム、第四の砂防ダムがあって、すごいねぇ、どれだけ砂防ダムで固めたんだろ。
谷を抜け出すと、新池がある。池の左岸を歩いたほうがええ。右岸を歩くと舗装路を歩くことになる。
新池に続いて中池があって、そのまま左岸を歩く遊歩道が連続しているのを見つけた。前に歩いたときには遊歩道に気が付かなくて舗装路を歩いたのだよ。
中池からは舗装路を歩かなきゃしょうがない。
最後の池が古池、下から順番に池を築いてきたのだねぇ。古池へ進む分岐があるが、ここはこのまま舗装路を歩く。
舗装路歩きで疲れがちだが、幸いにも木陰が続いていて、かんかん照りを避けることができた。
四差路大きく尾根を回って、登りの道から下りの道に転換する。
弘法さんの下の四差路に戻ってきた。車を止めた駐車場所までここからそんなに遠くはないよ。

参考 2009年_7月18日 福山の高増山、無名だが、ええ山だよ
    2012年_3月14日 福山の高増山、無名だが、ええ山だよ2
    2012年_3月29日 福山、山手、山の上、ヒルクライム・アップダウン(自転車篇)

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