2012年10月29日
しぇるぱ単独
山域:広島県三次市

三次・甲奴の徳楽山

 

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三次市役所甲奴支所先日、影信山に登って、地図を見ていると、甲奴の市街地近くに徳楽山があるのに気が付きました。
ネットでは全然記事をみかけないし、国土地理院の地図に道はあるが、今でもあるかどうか、ほんとは心許ないのですよ。
ま、ええさ、山の中で道がなくなっても、500・600メートル下れば里に出られる。♪そのうちなんとかなぁるだぁろぉおぉ(植木等)。
あんた、見たことも聞いたこともない山が好きだねぇ。メジャーな山が嫌いなのかい。
嫌いじゃないよ。嫌いじゃないが、同じ山に何度も登るより、ガイドブックにもネットの記録にも出ていない山のほうが切り開く感じがあってええじゃないか。
景信山の行き帰りで徳楽山への取付きを探したんですよ。車の中から山裾を観察したところでは、入れそうなところは見当たらないね。
二番目の橋地図をにらんで、これはもう、南から入るしかない、最初は北から入ろうと思っていたが、方針転換です。
先に自転車をデポしとかなきゃね。北の道沿いに置いて、あそこあたりから山を抜け出してくるのだろうなとメッコを付けておく。うまく合致すればええのだがね。
引き返して、市役所甲奴支所に駐車させてもらって、ここから歩き始める。
県道に出て、上下川に沿って歩き出す。甲奴支所の駐車場をそのまま突き抜ければ上下川に出たのだ。大回りをしたね。
次の橋のところを左折、川から離れて山に向かう。
dokomoの通信塔があるが、そのまま直進する。数軒の家があって、最後の民家の奥に向かう。池があって、あれ、ここは行き止まりだ。
お堂がある引き返して、最後の民家とその次の民家の間の道を進む
地蔵堂だか観音堂だかがある。このあたり一帯には墓地が多いので、お堂を建てて死者を慰めているのだろうな。
お堂の左側の道を進む。道の下には池が見えている。しっとりとした道で、昔々からよく踏まれた道だよ
耕作放棄地があって、空間が大きく開いていて、日の光が差し込んでくる。こんな開けた場所では草が繁ってかなわんな。踏み分けて進んで行く。
尾根を切り通したところに出た。その切り通しのところに石段がある。この石段の上には何があるのだろう。
祠があって、何かが祭られている。賽の神だろうか、山の神だろうか。賽の神は路傍の神さま、山の中だから山の神だろうね。
山の神か祠の中を覗いてみることはタブーを暴くことで、しちゃいけないことだよね。
峠というか、切り通しというか、ここを抜けると、地図上では道は二分する。
左に行く道は判然としないのだよ。右に行く道がはっきりしている。事前の地図演習では右へ行くべき、予定通り右に進もう。
簡単に判断しているな、と不思議に思うでしょ。
入口からずっと、赤いリボンや測量杭が誘導しているんですよ。
杭には地籍調査とネームプレートがあるが、仕事が地籍調査なのか、会社の名前が地籍調査なのか、そこは判然としないのだよね。
道を失う法務省の地籍調査なのか、自治体の基礎調査なのか、そこも判らない。
派手にリボンが舞い、杭が乱舞しているから、歩き易いのなんの。
歩き難いのは倒木なんだよ。迂回したり、跨いだり、潜ったり、あとからあとから倒木は連続している。
尾根を越えたところで、リボンと杭が消えてしまった。
測量は主な道だけじゃないのだよ。横に流れる尾根や谷へもリボン・杭が散在している。これは違うと判断しながら進まなきゃならないのだよ。
たぶんこっち、と思える道と平行に進んでみよう。歩き易い道を選ぶのだよ。再び合流してみよう。ドンピシャリ、リボン・杭が現れてきた。
徳楽山頂上リボン・杭は尾根道をどんどん登って行くように誘導している。山頂に向かうのだから当然の誘導だよね。
尾根の傾きが緩んできて、まず山頂らしきポイント、ここはただのコブで次の山頂へと向かう。
ここだ、三角点があった。ここが徳楽山の頂上なのだ。
某月某日山標、メンバー誰々山標、こんな山標はひとつも見当たらないね。あまりに普通の里山過ぎて、登山者の意欲が湧かない山なんだね。
徳楽山は孤立していて、隣の山が寄り添っている格好なんですよ。その隣の山に渡って行く。
そのまま真っ直ぐ進むと地図上の道を進むはずだと思うよね。
この道でええのか崖のはなから見下ろすようで、急角度に下がって行っている。前後にはリボンも杭も見当たらない。この道でええとは思うのだが、間違って引き返すのは嫌だものね。
引き返して杭を探すと、別の尾根に誘導する杭があった。こっちだ。文句なしにこっちだ。
進んでいるうち、リボンも杭も出てこなくなった。あれぇ、コースミスしたんじゃないかい。
斜面をどんどん下ってきたのだ、今さら引き返せるもんかい。明らかに方向違いだが、このまま進んでもなんとかなるさ。
谷の中央に降りてきて、再び、杭を見かけるようになった。
さては、こういうことだ、山全部の尾根・谷を測量しているのだ。ここに杭があっても、それは支尾根支谷の測量の杭なのだ。
畑に出た谷を抜けると畑が見えた。里まで出たのだ。
舗装路まで出て、この舗装路を右へ進もう。
峠を越えて、大きな道路に合流した。ここに自転車をデポしてあるのだ。
自転車に乗って、ほぼ下り道、たちまち市役所甲奴支所まで戻ってきたぞ。
反省として点検してみよう。徳楽山へ登るのに、北から向かえばどうだろう。
リボン・杭が欠落している箇所が問題なんですよ。北から登れば頂上までは進めるだろう。
自転車をデポ南へ向かう道で、途中の尾根を越えるところで、リボン・杭を見失って困ることだろうよ。
里山で、低い山で、近年に測量してリボン・杭の痕跡がなんぼでもあるのなら、さぞかし簡単な山だろう、そう思うでしょ。
なかなかそうもいかない。結構手こずると思うよ。
参考 自転車で重なるコース
    福塩線、塩町駅から甲奴駅、往復 2012年7月31日
    旧甲奴郡(総領町、上下町、甲奴町) 2010年4月19日
    三次市、南の半分 その2 2008年11月17日

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