神ノ倉山、頂上を登って、山麓周回

10年6月11日

向原から始めて時計回り、神ノ倉山に登って元の道へ、麓を一周
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
地図を眺めて山麓を一周するコースを探す、そこそこ骨のあるコースはないものだろうか。
あった、神ノ倉山、山麓一周はスケールに欠けるけど、頂上をプラスするとけっこう抵抗のあるコースになるはずだぞ。
駐車する場所はもうメッコをつけてあります。
向原の市街地から南、向原町農業交流館やすらぎ、地場農産物の販売所なんですね、そこの駐車場が広い。
駐車して自転車を組み立てていると、管理人のおじさんが掃除にやってくる。
止めさせてくださいねぇ。神ノ倉山をぐるっと自転車でひとまわりしてきますのでねぇ。あぁ、ええですよ。
幹線道路なんですよ、広島三次線県道37号線を少し走って、山の方向へ曲がる。これからは山に沿って進んで行くのですよ。
山裾にカタクリの自生地がある。
カタクリの自生地を探して、関西では、山奥へ、山奥へ、と入っていくが、広島県では珍しくもない、山裾になんぼでもあります。
他に自生地を3箇所ほど知っております。どれもこれも里の自生地。
神ノ倉山の稜線が北西の方向へ、つまり、向原の方向へ流れているが、その稜線に沿った登山路はちゃんとあります。
尾根の末端にアンテナがある。たぶん、テレビアンテナだろうと思うが、アンテナの電線に沿って進めばええのです。
苦労して間違いのコースを登って、ははぁ、こっちから登ればええのかい、と見つけたコース。「神ノ倉山、北の道裏の道
山腹を切り開いて電線が稜線に登っている。それを横目に、どんどん進んで行く。
道は、保垣、有留、と分岐している。有留のほうへ向かうのだよ。
保垣には苦い思い出があるのですよ。
鷹ノ巣山、カンノキ山の山麓一周で走ったのだが、道が悪かった、パンクして、チューブもタイヤも裂けてしまった。
自転車を残したまま、保垣の集落でタクシーを呼んだことを思い出す。
有留の集落に向かう途中、坂道になる、滝と平行する道なのだ。
どうどうの滝、岩場で草木が生えていないので、滝頭から滝つぼまで全部見える。全身露出している滝は、なかなかないもんだよ。
滝の先には有留の集落が広がっている。
ここが神ノ倉山への林道の分岐になっている。
この林道は傾斜が急で、最初は頑張ったんですよ。傾斜を緩くしようと、ジグザグに、よろよろと登って行く。
自転車のペダル位置に、上死点、下死点というのがある、ペダル、クランクが縦に伸びきって、ピタッと止まってしまった。
これは倒れるかも。
足はトゥクリップで固定されているから、ペダルから足が抜けない。自転車が倒れるまま、自分も倒れてしまうほかない。
いてててて、擦り剥いた。この坂道では無理なのだ。下りて自転車を押して歩くしかないだろう。
神ノ倉公園の入口まで来た。ここは四差路。
舗装路は左へ向かう、右は尾根道でアンテナからやってくる道、正面は稜線を乗り越えて登山路、山道が続いている。
神ノ倉公園の最初の広場、宇宙広場なんですよ。
公園とはいうが、ほんとは私園なんですよ。
山頂一帯は公園化されていて、地元の故谷岡国一氏が平和を願い、私財を投じて永年にわたって造成された私有地で、神の倉山公園となっています。
遊歩道がショートカットしているが、自転車は舗装路に沿って進まなきゃならない。
ぐるりぐるりと大回りして、稜線に赤い橋が架かっているのが見える。さくら橋です。
さっきまでは北側の斜面を進んでいたが、ここからは南側斜面を進む。
頂上部に到着して、頂上は広場になっている。重機で削って、残して島状になっている。ここに三角点はあるのだよ。
広場からは、パラグライダー、ハンググライダーの飛び出しポイントが見えている。
パラグライダーとは、布団のようなパラシュートにぶら下がって飛ぶもの、ハンググライダーとは、巨大なゲイラカイトの腹側に掴まって飛ぶもの。
ハンググライダーのハングとは何か、これは解るでしょう。ぶら下がりだよね。
パラグライダーのパラとは、のようなもの、パラチフスはチフスのようなもの、パラリーガルとは弁護士事務所のスタッフ、弁護士のようなもの、つまり、パラグライダーとは、グライダーのようなもの、そんな意味なんです。
ふぅん、じゃぁ、パラダイス、パラドックスはどうなるの、何ののようなものなの。
え、あのね、それはね。参りました。降参です。勉強して出直してまいります。
さぁて、下りていくぞ。下りは一挙に下りて行って、さっきの有留集落まで下りてきた。
この先も立派な県道なんですよ。峠のこっち側まではね。
峠の向こう側は細い道なんですよ。この先4T車以上通行不能、と看板がある。
細い道は森の中だけ、森を抜け出すと、ちゃんと広い道になるのだよ。
森の中に安芸高田市と広島市安佐北区との境界があるんです。看板は出してはないけどね。
志和町から志和口への県道・東広島白木線と合流して、その次に、幹線道路、広島三次線県道37号線に合流する。
この道が怖いのだ。トラックはぶんぶん通るし、歩道は右側にあったり、左側にあったり、道を渡るのも大変なんだから。
三篠川の右岸に県道はあるのだが、適当に左岸に道を移そう。1キロ程度しか道は続かないが、それでも安全な道だものね。
ふたたび右岸に戻って、安芸高田市の領域になる。向原町に変わるのだよ。
朝に止めたやすらぎの駐車場がもうすぐ、だんだん近づいてきて、帰って来たぞ。
距離、時間、どっちも見当よりも短くて、ぅぅむ、見積もり違いをしたな。
そうそう、神ノ倉山への登り、もっと楽々で漕いで行けると思っていた。とてもとても、これも見積もり違い、カライ坂道でした。
参考
2006年1月17日 予想以上にええがな、神ノ倉山
2006年9月27日 神ノ倉山、北の道裏の道
2007年1月22日 なかなかええだろ、神ノ倉山
向原町農村交流館やすらぎ、ここに駐車 どうどうの滝 この滝があるので有留集落は別天地
有留の集落、ここから神ノ倉山への道が分岐している 神ノ倉公園がここから始まる
さくら橋、北の山腹から南の山腹へ移る 開発から取り残された島、この島に三角点がある
ここが神ノ倉山の三角点 ハンググライダー、パラグライダーの飛び出しポイント
峠、この先は道が細くなる 志和口駅前交差点、幹線道路、県道37号線に合流
神ノ倉山を展望、中央の加工部分が飛び出しポイント 広島市安佐北区から安芸高田市向原町へ
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