福山の鞆の浦とグリーンライン

10年8月2日

鞆の街まで南下して、グリーンラインを帰る
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
前に鞆の街から沼隈を経て一周したことがあるのですよ。
ほぼ平地だから楽なもんだった。
水呑から鞆に平行して、山が延びていて、稜線にドライブウェイがあるのですよ。そこも行かなくてはならないな。
彦山、熊ヶ峰が主峰なんだが、そこには登ったことがある。
ドライブウェイの様子は自動車で通っているので知ってはいるが、自転車で通ると、印象が別だと思うよ。
芦田川沿いに適当な駐車場所というと、草戸稲荷、明王院の駐車場を使わせていただこう。ここ以外にはないんですよ。
堤防は車道で、そこを自転車で通るのは止めたほうがええ。堤防下の平行した道を進んだほうがええよ。
グリーンラインへの分岐がある、ここから入らずに、帰りに抜けて出ることにしよう。
彦山、熊ヶ峰と平行に南下するが、彦山はこの道からは見えていないだろう、熊ヶ峰はあそこに見えているのがそうだろう。
さいの峠という坂道を越えると、磯の香りがにおってくる。田尻の町を越えて、工場が連続しているあたりからが鞆の街なのだよ。
工場団地はほんとは苦手なんですよ。
旋盤の切削屑のキリコ、ダライコが道路に落ちていることがあって、踏めば、パンクの原因になるからね。
いよいよ鞆の市街地に入る。
これまで何度も鞆に来ているが、メインストリートしか通ったことがなく、裏路地には入ったことがない。今日は進んでみよう。
鞆史跡めぐり入口の標識に従って、入ってみる。
道路は石畳で、観光道路と生活道路を容易に区別できるようになっている。
安国寺に案内されたが、古い寺域と現在の寺域が隣接していても、切り離された感じだなぁ。
石畳に誘導されて、沼名前ぬなくま神社の前に出た。案内に振り仮名があったから読めたが、なかなかそうは読めないぞ。
この神社は、大渡津見命おおわたつみのみことを祭る渡守わたす神社と、素佐之男命を祭る祇園宮が一緒に祭られていて、地元では、祇園さんと親しまれているのだそうです。
ワタツミというと海の祭神じゃないか、それよりもスサオノが名高いとは、スサオノの人気は強いねぇ。
社殿の前から海を見ると、仙酔島と真向かいで、鞆と仙酔島とは切り離せない関係なんだなと実感できます。
しばらくは、石畳に沿ってあちこちに動き、山麓には寺が連続して並んでいるなぁ、山麓の石畳に沿って抜けると、県道に出る。
ありゃぁ、鞆のメインスポットを擦り抜けてしまった、もう一本、海寄りの道を進めばポイントだったのだがな。
まぁ、ええわい。鞆の市街地を抜けたのなら、それはそのまま進んで行こう。
ここが県道とグリーンラインの分岐、オートバイ進入禁止となっているが、自転車は制限されてはないだろう。
分岐に観光案内図があって、後山公園、ファミリーパーク、熊ヶ峰ひろば、大きなポイントに挙げてある、よし、覚えておこう。
トンネルを越えて、鞆の港が見えるようになった。
最初に見えているのは隣接する漁港、進むにしたがって、鞆の港が視野に広がってくるようになる。
鞆は右側に見えている。左側に沼隈町、島が内海町で、海峡をまたぐ橋が内海大橋、海峡の岩礁を橋の土台に利用するので、橋が大きく曲がっているのが見えている。
ここが後山公園、沼名前ぬなくま神社の後ろだから後山なんだろうね。
鞆のひとにとっては、標高の高い彦山、熊ヶ峰より、身近な後山のほうに親しむのだろうね。
先を急いだので、公園の展望台に登らなかったが、登れば、前も後ろも展望がよく効くことだろうね。
海岸の工場団地の切れ目あたりから斜面を登ってくる舗装路がある。その道路と合流する。
ファミリーパークのそばを通るが、経営は順調なのだろうか。
入場料を取っているようには見えないのに、草刈りなどの手入れはちゃんと出来ている、不思議、と首を傾げながら先へ進む。
このあたりからバテテきた。
ペダルを漕いでここまで来たが、参った、参った、この炎熱の中では、ちょっとの登り坂がこたえる。
ボトルの水は少なくなってくるし、熱中症の心配をしなきゃならんだろう。
もうよぅ漕いで登れん、自転車から降りて、押して歩いてしまう。木陰に入ると、汗を拭いて休まなきゃもたない。
夏は平地に限るね、山岳ライドなどやるもんじゃないよ。やるなら、もっと涼しくなってからにしようぜ。
ここが熊ヶ峰ひろば、頂上は背後の繁みの中だが、そんなところまで行く気がしない。ええのだよ、前に登ったことがあるんだから。
ここからは一気の下り坂、シュルシュルヒューと降りて行く。
福山の市街地が見えていて、高架の直線が見えているが、あれは新幹線だろう。
背後の山は石鎚山だと思うよ。ネットでの紹介は少ないが、ええ山だよ、もっと知られていてもええのにね。
グリーンラインの出口がここ、ここからは一挙に交通量が増えるから注意しなきゃね。
芦田川沿いの道に出て、堤防の道を行くのは無謀なこと、堤防下の道をたどって明王院前の駐車場まで帰るとしよう。
先日、似たようなコースで、鞆から沼隈を一周したが、あれは平地だから楽だった。
距離に大差がないのに、時間は1時間以上少なかった。
さすがに、山岳ライドは平地の比じゃなくヨレヨレになるもんだね。
参考
2007年11月5日 福山・水呑の背後、彦山、熊ヶ峰
2010年7月7日 福山の鞆・沼隈を周回
明王院の前の駐車場に車を止める 奥の山が熊ヶ峰
沼名前(ぬなくま)神社、地元のひとは祇園さんと呼ぶ 石畳の路地
グリーンラインの入口 峰の稜線から鞆の港を見下ろす
内海大橋、ブーメランのように曲がっている 後山公園、沼名前神社の後ろの山という位置づけ
ファミリーパーク 熊ヶ峰ひろば、頂上はすぐそこ
福山市街、背後の山は石鎚山のはず グリーンライン出口
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