三原、忠海、海の道、山の道
10年8月25日
三原市須波から海沿いに忠海へ、帰りは山越えで沼田川沿いに
轍
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
前々から、三原から忠海への海岸線の道は自転車に向いているな、と思っていました。
思うだけじゃだめだ。行ってみよう。
三原の市街地を抜けて、瀬戸内海の海岸線まで到着、駐車場所は海岸沿いで探すことにしよう。
実は、ぴったりの場所があるんですよ。
筆影山の麓で、稲荷神社があります。そこの道が膨らんでいる。海中に鳥居があるのですぐわかります。
前に、「
三原の展望台、葉田竜王山、筆影山
」を登ったとき、ここに駐車したことがある。経験済みの駐車場所なんですよ。
白線の外に駐車しているから、道路交通法の適用範囲内なのか外なのか、あいまいでしょ。
走り出して、須波のフェリー乗り場の前を通る。生口島瀬戸田に渡るのにこれを利用してもええな。
岬をめぐれば、幸陽ドックがみえてくる。正しい名前は幸陽船渠だが、世間では、幸陽ドックと呼んだり幸陽造船と呼んだりしているよね。
幸陽ドックを過ぎると、セブンイレブンがある。どうしてもここには寄ってしまう。
海に突き出したコンビニで、幸陽ドックを振り返ってもよし、海の島々を眺めてもよし、ロケーションが絶好なんですよ。
この先はJR呉線を越える跨線橋がある。これは坂道が嫌だね。迂回して、遠回りでも昔ながらの道を進もう。
ふたたび国道に合流して、ここからは岬を越える峠道なんですよ。
峠の頂上が三原市と竹原市の境界、自然の境界が境界になっているのは気持ちのええもんだね。
忠海の市街地に入って、街の背後に黒滝山が見えている。
ここから見ると、黒滝山は三角錐には見えないのだよ。東からの山並みと連結して、違う山のように見えている。
忠海の中心に入ると、黒滝山は三角錐の姿で、これだ、これだ、これがお馴染みの黒滝山の姿だ。
忠海駅前で右折して山越えの道になる。
この県道の傾斜はたいしたことはありません。
竹原と三原の境界を越えて、まだまだ峠の頂上までは遠いのですよ。
このような、自然の境界を踏み破って、境界が動いたのはいつの時代か。地頭の出現の頃からでしょうね。
鎌倉時代から室町時代にプロの戦闘集団が現れた。その頃から村の境界は、取った、取られたで、動いたのでしょうね。
ここが峠のてっぺん、峠の名前がないのですよ。三原市小泉町だから小泉峠とでも呼ぶとしようか。
だらだらと峠を下って、この交差点が重要ポイント、東西の道は県道75号線、南北の道は県道59号線、甲原橋と交差点の名前があります。
この交差点に、西、竹原から走ってきて、北、本郷へと走りぬけたことがあります、「
広島空港から竹原経由で周回
」
今回は、南から来て東に向かう、この交差点、全部の道を走ったことになる。
道と川が並行しているのだが、川の名前が天井川、堤防が分厚くなっていて、堤防の上が道なんですよ。
ところどころ、川の水は涸れて、ささやかな川に見えるが、大雨の時は大暴れする川になるんだろうね。
大雨には天井川の本性をむき出しにするのだろうね。今は、おとなしい、とてもそのようには見えない。
白滝山の案内がある。黒滝山は竹原の市域なんですよ。白滝山は三原市の市域、それぞればらばらに案内しているんだね。
言っときますが、山の中に滝があるんじゃないよ。
滝は岳の転訛、黒岳山、白岳山が、いつのまにか黒滝山、白滝山に変わったのだよ。
そんな文献・証拠はどこにある?
お答えします。文献はありません。大きな岩を滝と呼ぶ例はなんぼでもあります。
昔から、大きな岩を嶽・岳と崇め、今では、滝と呼んでいるのは数多いよ。
ここに滝があったのだろう、それは違います、名前に惑わされているだけ。そもそも、水が流れている地形かね。
白滝山から離れようか。
で、その天井川、沼田川の傍まで来ても、沼田川に合流しないのですよ。ずぅっと並んで流れている。
最後の最後、沼田川の橋が三原大橋、沼田大橋、最下流の沼田大橋を過ぎたところで合流する。
道の傍には植え込み繁みが続いていて、三菱重工業三原製作所和田沖工場があるんですよ。
工場から離れると海沿いの道、ひょっとして駐車違反の切符が切られているんじゃない、レッカーで持って行かれてはしないか。
やれやれ、ダイジョウブでした。さぁ、帰ってきたぞ。
参考
2003年12月17日
瀬戸内の山、黒滝山、白滝山
2005年1月7日
瀬戸内の山、黒滝山、白滝山2
2010年5月12日
広島空港から竹原経由で周回
筆影山麓の稲荷神社から出発
KOYO DOCK YARD 幸陽ドック 幸陽船渠(株)
三原市、竹原市の境界
三角錐には見えない黒滝山
三角錐に見える黒滝山
忠海駅
竹原市、三原市の境界
県道59号線の最高地点
三原市小泉町甲原橋の交差点
黒滝山は竹原市、白滝山は三原市
沼田川
三菱重工業 三原製作所 和田沖工場
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