福山市の海岸、内海町、田島横島

11年2月5日

陸地から内海大橋を渡って、田島横島、内海町の大部分を駆ける
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
先日は尾道から松永湾を半周して戻ってきたコースだった。
鞆の周囲を自転車で漕いだのが2回ほどある。大きく平地を一周と、鞆の背後の山を行く山岳ライドだった。
その中間によさそうなコースがある。そこへ行ってみよう。
福山市沼隈町の中心地にスーパー・ハローズがある。そこの駐車場に駐車させてね。
スーパーの前から山南橋が斜めに架かっていて、峠の切り通しまで伸びている。
そのまま山腹に道があって、ずいぶん高い位置に橋が架かっている。内海大橋なのだ。
ブーメランのように曲線を描いている。
海底にマナイタゾワイという名前の岩礁があるのだ。その岩礁の上に橋脚を立てたので、えらく曲がってしまったのだよ。
橋を渡ると標識があって、福山市内海町とある。ここは早くから福山市と合併しているのだ。
橋の付け根を左に曲がる。海岸線まで下りてきて、そのまま海岸沿いに進んで行くのだよ。
ここは田島という島で、島の東部に内浦山がある。その山に登ったことがある
山そのものは平凡な山だよ。三角点が動いていて、古い三角点は停止【亡失】、新しい三角点は、有効なのかまだ登録されていないのか不明、という割り切れない経験をしたことがある。
その内浦山への林道分岐を見送ってそのまま進もう。
田島の東は海峡で、阿伏兎の瀬戸、海峡の対岸に阿伏兎観音がある。ずっと阿伏兎観音を見ながら進んで行く。
大きな堤防に囲まれて漁港が見えてくる。箱崎漁港だよ。
堤防では大勢のひとが釣りをしている。この堤防を波止というが、読み方が、なみどめ、はと、いろいろあって、どれが主流なのだろう。
釣り業界では、どうやら、はと、と読むのが普通らしい。はと、と呼び慣れると、いっぱしの釣り師の気分がしてくるのかもね。
海岸線は崖になっているので、道は山腹へ追い上げられている。島の中央を突き抜ける道があるが、このまま島一周の道を行こうじゃないか。
落石が散乱していて、あまり車の通らない道と思ったが、それでも何台かの車が自転車の横をすり抜けていく。
ガードレールのない道だから、自転車を下りて横へ避けるのはこっちの安全のためなんだよね。登り坂が苦しいから下りて休むのじゃないのだよ。
正直、自転車を降りて息がつけてほっとするような、一気に登るのを妨害されて残念なような、両方まぜこぜの気分だよね。
このあたりが最高地点、海岸線ははるか下で、見えてはいない、沖の海しか見えてはいない。
今日は視界が悪い。水蒸気ではないのだよ。煙霧という気象現象なのだそうな。乾燥していてチリ・ゴミが空中に漂っているのだそうな。
最高地点からは降りるだけ。一気に坂道を下りて、田島の西海岸まで到達した。
海峡の向こうは横島、内海町は田島・横島で構成されているのだ。
海峡にはどっちからも堤防が突き出している。両方から波止を突き出して、さらに離れて、蓋をするように別の防波堤が波を堰き止めている。
田島と横島を結ぶ橋がむつみ橋、漁船のマストが橋にぶつからないように背伸びして架橋してある。
横島を走らせているうち、パンクしてしまった。
朝、出かけようとしてパンクしていたのでチューブを取り換え、ここでもチューブを取り換えて、残りの予備のチューブが一本、ちょっと心もとない気がするぞ。
島の反対海岸を目指したが、下水工事であちこち交通止めで、どうにもならんな、今日はここまでにしておこう。
むつみ橋を渡って引き返して、今度は田島の北海岸を進む。
海峡の対岸には常石造船の工場が連なっている。軍艦や潜水艦を建造する力量はないが、そこそこの貨物船なら国際水準の建造能力を持っているのだよ。
タンカーがゆるゆると走行している。タグボートで押したり引いたりで、造船所に曳航しているのだ。
内海大橋は海岸線から高い位置にある。そこまで自転車は登って行かなきゃならない。さぁ、ここが内海大橋、橋を渡ると本土になるのだ。
帰ってきました。
常石造船からさらにその先にも行くつもりだったが、今日はパンクの災難が続くので、二度あることは三度あるかも、これで打ち切りとするね。
沼隈町の中心地、スーパー・ハローズ、ここから始める 沼隈町から橋を渡る、内海大橋
内海大橋を渡りながら振り返ってみる 橋の付け根に福山市内海町と標識がある
阿伏兎の瀬戸、海峡の対岸に阿伏兎観音がある 箱崎漁港の波止、釣り人が多い
田島の最高地点 田島横島の海峡に橋が架かっている、ここで渡る
田島横島の海峡に波止が両方から出ている パンクしてしまった
田島横島を繋ぐ橋、睦(むつみ)橋 再び内海大橋を渡って、島から本土に帰る
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