bike-180312-omixima

しまなみ海道を走破したからといって、島のあちこちを未踏のまま通り過ぎるのは惜しいことだよね。
フェリーの状況が判ってくると、大三島が本土に案外近いと知れてくる。向島や因島が近いのは誰でも知っているが、大三島へはほぼ３０分ほどの短時間でフェリー便が到着するのだ。
早めに起き出して、山陽道の本郷インターから忠海港へ進む。大三島盛行の第一便は８時発、それに間に合った。３０分後には盛港に到着しているのだ。
しまなみ海道は島の東側を通っているから、島の西側を重点的に探ってみよう。盛港からは西の方向に向かって出発する。
自転車の青いラインがある。外周コースと命名してある。自分自身の影が写り込むがこれは止むを得ない。
海の向こうに忠海が見えている。市街地の背後に、右に黒滝山、左に歓喜山と平家山が見えている。どちらも登山には向いている山だよ。
忠海との間に大久野島がある。盛まで行く乗客より大久野島で降りる乗客の方が多い。ウサギを愛でる観光客が多いのだよ。
上浦町盛の区域から大三島町肥海（ひがい）の区域へと入って行く。道は峠越えして坂道を登って行くのだ。
坂道の途中にはアズマヤがあって、展望を楽しむように出来ている。
さっきまでの自転車道の案内標識には、宮浦、肥海とあったが、ここでの自転車道の案内標識には、宮浦、大見とある。
この峠から下りたところの集落名が肥海、肥海の次の集落が大見港なのですよ。
大見港の次の港が宮浦港、宮浦港の埠頭は神社の拝殿のような形で、祭りの時には漁船が押し寄せるのだろうなぁ。いやいや、しまなみ海道が開通した今はすっかり寂れてしまったのだそうな。
大山祇神社に向かおう。境内の中心にはクスノキがある。めちゃめちゃ古樹で、伝承では２６００年。この奥に大山祇神社の社殿があるのだが、今日はパス。先を急ぎますのでね。
宗方港への標識に従って右折する。Ａコープがあるのを発見、ここで弁当を買い込む。ええ判断だった。この先、食べ物を得るのは全然できなかった。よくぞキープしておいたこと。
野々江の集落を過ぎ、浦戸の集落を過ぎ、浦戸峠を越えて、海岸線から高く離れて山の中腹を進んで行く。
坂を下って、宗方の集落に入る。宗方港は集落から離れて湾の奥にある。道から離れてそこまで立ち寄るのはメンドクサイな。パスしよう。
宗方の集落を離れると、道は坂道を登りになって来る。旧道を行くもよし、新道を登ってもよし。とうてい自転車を漕いで登れる道ではない。押して登って行くしかない。
おおむねこのあたりが登り切ったあたりだろうか。山腹の高いところに道が通してある。自動車にとっては平気な道でも、自転車にはキツイ道だよ。
遠く来島海峡大橋が見えている。水蒸気で霞んでいるので、写真に撮ってもちゃんと姿が出るのかどうか。
坂道を下って、野々江トンネルを潜る。
上浦町の境界標識を越える。今は、上浦町も大三島町も今治市に合併して区分などないはずだが、やはり旧町意識は残っているのだろうね。こんな境界標識は撤去してしまえばええのね。
海岸線を行くことなく、山裾の山腹を進んでいるのだが、このあたりが山腹のピークなのかしらね。
島の南岸を行く道から東岸を行く道に変わって来た。
東岸を行くと、集落は連続していて、西岸、南岸では集落はそれぞれ孤立していて、それぞれの浦が港を持つのから大きく変化してきている。
多々羅大橋が見えている。
道の駅を過ぎると、盛港に向かう道がはっきりして来る。
盛港に到着、次のフェリーまでは４０分ほど待たなきゃならない。待っている間、ベンチに転がっていたら昼寝してしまっていた。やはり草臥れていたんだよ。
フェリ-が到着、大久野島経由で忠海まで帰って来ました。さて、あとは我が家に帰るだけだね。


フェリーが盛港に到着	自転車路、宮浦肥海	大久野島	上浦町盛から大三島町肥海へ

自転車路、宮浦大見	大山祇神社のクスノキ	浦戸峠	遠く宗方港が見えている

岬の尾根を乗り越える	このへんがピークか	野々江トンネル	多々羅大橋

参考
2005年_2月12日愛媛県大三島、鷲ケ頭山(登山篇)
2018年_2月_8日しまなみ海道、生口島、大三島(自転車篇)
2018年_2月21日しまなみ海道、大三島から伯方島・大島・四国今治へ(自転車篇)

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しまなみ海道補足、大三島を一周