中国地蔵尊巡拝

第5番 高峰山こうほうざん大通寺だいつうじ 曹洞宗

岡山県矢掛町 平成19年10月25日巡拝

 

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大通寺、天王関 大通寺、山門 大通寺、本堂 大通寺、座禅堂
今日の高速道路は山陽道、鴨方インターで降りて、ちょっと方向感覚を失調、南に進んでいる。引き返して北へ向かう。
山越え、トンネルを抜けて矢掛町に入る。この町の名前、やかけ、あるいは、やがけと読みたくなるでしょ。違うのです、やかげちょうと読む。
その昔、本来はやがけだったと思うよ。言いにくいので、だれもがやかげと言いはじめた、それが定着したのだろうね。
矢掛の街を国道沿い川沿いにに迂回して、市街地末端に橋がある、新栄橋、橋の手前の信号で橋を渡らずに北へ向かいます。
信号を曲がると、大通寺庭園と看板が出ている。よしよし、この道で間違いないと安心できる。
真っ直ぐに県道を走り抜けて、狭間の切り開きからぱっと視界が開けてくる。そこにも大通寺庭園へ案内する看板がある。
ここから里道を進めば大通寺なのだな。そうです、谷の奥に白い塀が見える、そこが大通寺です。
分岐の角々の全部に大通寺への矢印案内がある。里道なんだが、じゅうぶん道幅のある道で安心して運転できる。
谷の突き当たりに大通寺はある。帰りに声をかけて判ったのだが、門前で草を焼いているのは和尚さんでした。
まず門構え、扁額があって、天王関、読めない字だぞ、帰りに和尚さんに聞いて、天王関と書いてあるのだと教わりました。
天王関とは仁王門ということ、そういえば門の両脇に仁王がいたよなぁ。
これは内緒話なんだが、仁王がいるのは真言宗天台宗にはあるが、禅宗では見たことがない。
だから、天王関と言い換えて、あれは仁王ではないよ、天王なんだよ、とそう言い訳しているのじゃないかしら。
赤い幟の列に沿って進めば山門、見上げると、これは見るからに禅宗様式だなぁ。
掲げてある扁額は、これも読みづらいな、見つめていると、高峰山と読めてきた。決め手は高の字だけ、峰のへんが冠に変わればあのような字になる、山とは読めないがうんと装飾を加えるとあんな字になるのではなかろうか。
本堂はきりっと端正で、正面の扁額には大通禅寺と書いてある。
左に眼をやると座禅堂がある。なんで判るかって、入口の上の額にそう書いてある。
塀に沿って、屋根つきの通路がある。備後西国での徳雲寺中国薬師での徳雲寺、同じ寺なんだが、これと同じ構造を見たことがある。
ここでは庭園が有名なのだそうだが、パスしました。
庭園は見所がわからんのです。この庭はどこが芯になっているとか、広がりがなんちゃら、集中がなんちゃら、どうもピンときません。
ましてや、この岩の値打ちが何百万、似た庭を新しく築造するには何千万、今の庭園を維持するのに庭師を雇えばなんぼなんぼ、そんなことは全然わかりません。

この後、矢掛町の最高峰、高滝山に行ってきました。岡山の矢掛、道はくっきり高滝山
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