2012年4月24日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県三次市

三次みよし三山さんざんのひとつ、比叡尾ひえび山2

 

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熊野神社どこか行こうかね、手近がええね、手近ならここが一番手近だろう。比叡尾ひえび山へ登ろう。
ということで、やってきました、三次は八次・畠敷の熊野神社、熊野神社の社前の駐車場に止めさせていただこう。
神社の背後にぐっとのしかかってくる山が見えるだろう、あれが比叡尾ひえび山なんだよ
山麓の道をほぼ水平に進んで行く、川にぶつかるまで進んで行く。川というより溝と言った方がお似合いだが、それでもこの川は岩屋寺川と名前があるのだよ。
橋を渡る手前で溝川沿いに上流へ方向を変える。どんどん進んで行きます。
毘沙門堂山麓にぶち当たるところに毘沙門堂がある。ここからが岩屋寺の境内なんだよ。
ほどなく仁王山門がある。去年、仁王門の左房にススメバチが巣を作っていた。冬には巣からどこかへ消えてしまうが、どこで冬を越しているのだろうね。
ここからは谷が狭まったところを抜けていくのだよ。大きな岩壁があって、岩の麓に地蔵が据えてある。
この先に、白山大権現剣大明神の鎮守の社があるのだよ。今日はそっちへ行ってみよう。鳥居を潜ろう
最初ここを訪問したとき、雪が降っていたのだよ。岩壁の上で、えらく危険だと感じたもんだよ。
去年の11月、八次連合自治会のイベントでここの鎮守に登ったことがある。雪の季節でなければそんなに危険ではないね。
白山大権現山の壁に取付いて、登って登って、岩場の上に出る。岩場の鼻の先に社がある
ほこらというべきかやしろというべきか、何人も入れるのだからやしろと言うべきなのだろうね。
ここからの風景は、岩谷寺谷の狭まった奥から眺めているのでごく狭い範囲しか見えていない。
麓からは、断ち切れた岩壁が見えて、赤い
やしろが岩の上に浮かび上がって、強く人目を引きつけるのだよ。
さて、もとの道へ戻ろうか。
谷を渡るところにあるのが地蔵堂で、泥人形が壁面いっぱいに奉納してある。
岩屋寺ここのお堂は気色が悪い。泥人形が不気味で嫌いなのですよ。床一面に壊れた泥人形が散乱している。
奉納した泥人形が風化崩壊しているということは、願いが叶ったのだろうか、叶わなかったのだろうか。怨念が残っているような気がしませんか。
岩屋寺の境内に入って、本堂に対面し、展望するのだが、山に挟まれているので、ここからは眼下の八次の範囲しか見えないよね。
岩屋寺をそこそこに、岩谷寺公園展望台に向かう。ここからなら、広範囲に展望が広がっているのだよ。三次の主要部が見えている
家族三人連れが自動車で上がってきて、「岩谷寺周辺に一輪草が咲いているのを知りませんか」
「広島の山の会のひとから聞いたんですがね、この山で一輪草が咲いているのを見たというので、探しにきたんです」
城跡への道「さぁ、気が付きませんでした。岩屋寺はここから水平に歩いて行けば、ごく近いです。お孫さんの足でも大丈夫の距離です」
このまま尾根道を歩いて岩屋寺林道に進んで行く。岩屋寺への道と合流して、また林道がある、麓からのメインの林道に合流する。
大きく曲がるところが
比叡尾ひえび山への分岐なんですよ。重機で押し広げた道を行かず、細道を池のほとりに進んで行く
このあたり一帯、よもぎのような草から一輪の青い花が咲いている、それが群生しているよ。一輪草とはこのことかもしれないね。
広島の山の会のひとが見たというのはこのあたりのことじゃなかろうか。
比叡尾ひえび山が耳に残らず、岩屋寺だけが記憶に残った、こういうことじゃなかろうか。
比叡尾山城二の丸ここからは地元のボランティアグループが比叡尾山城を再現させたのですよ。伐採して、草刈して、往時の地形に復活させたのですよ。
森林や竹、笹原に覆われていたのを、地形がありありと見えるようになるには大変な努力を要したと思うよ。
北の丸主郭、二の丸、三の丸、往時の遺構が
あらわになっている。
実は、この城跡、これで3回目、2011年8月24日2011年11月13日、8月のはわたしひとり、11月のは連合自治会のイベント参加です。
その時聞いたのが、「このまま下に歩くと熊野神社へつながっているよ」「よぅし、メモメモ」いつか歩こうと思っていて、今日、熊野神社への道を歩こうとしているのですよ。
比叡尾山から下山の道8月も11月も熊野神社への道の伐採の進行具合は大差なかった。11月に見た風景は8月と同じでした。通れそうな道ではなかったのだよ。
11月から5ヶ月経過、なんと、大幅に進捗しています。
三の丸下の郭から先はヤブだったのが、一気に歩きやすい道が開かれています。樹の幹を渡して桟道のようにして道の崩れを防いである。
最後の郭だろうか、広い段なのだが、植林に覆われている。なんとなく、道は広場を斜めに突っ切っている感触がある。
その気配に従って進むと、東の谷へ誘導する作業道がある。
熊野神社の谷へ直接降りるのではなく、ひとつ東の谷へ降りようとしているのだよ。
山道から出たこれはどこまで進むんだろう、東の谷まで行き着くのかな、と覚悟していたら、反転して、熊野神社の谷に戻って行くように進んでいる。
ここからは、右へ左へジグザグだよ。ほぼ尾根中央の山腹の膨らみを降りて行っているように思う。
四合目と案内があって、おぅ、この道だ、間違いなかったのだ、と安心する。
梢を透かせて麓の屋根が見えているのだよ。ここで道が消えたとしても、なんぼ間違っても、こんなところで遭難するわけがない。
ポンと民家の脇に出てきて、熊野神社裏への林道と合流する。振り返るとこんな風景、山腹を東に向かって、揺り戻して、山腹中央を降りてきたのだ。
ここ5ヶ月で整備された道が、もっともっと延長されるとええな。
熊野神社たとえ道は未整備のままでもええさ、テープなどで要所要所にマークしてくれればうんと安心して歩けるのだがね。
林業組合のピンクのテープを流用しているので、登山道のマークと森林作業の目印と重なって判断できない場合があるんですよ。
いや、判断はできる、ぱっぱと即断せずにテープの続きをよぅく眺めよう、こういうことなんです。
実はね、ピンクのテープは中国地方特有の習慣なんですよ。
近畿中部では、登山者は赤や青のビニールテープを使う。森林組合のテープを流用することはあんまりないことなんですよ。
朝に歩いた道に合流して、熊野神社まではほんのすぐそこなんだよね。
岩屋寺・比叡尾山関連
    2004年 1月21日 備後西国三十三観音霊場巡拝 第17番 吉祥山岩屋寺
    2004年 1月25日 三次、岩屋寺の裏山、ぐるり一周
    2008年 5月 3日 三次、岩屋寺の裏山、ぐるり一周2
    2011年 8月24日 三次みよし三山さんざんのひとつ、比叡尾ひえび

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。

でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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