2009年11月28日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県三原市

三原市、久井の岩海2

 

画像をクリックするとそのままそこだけ拡大表示されます
Microsoft Edge のユーザーは、画像・テキストにちょっと触れてください、その効果で、ポップアップページは消えます
Internet Explorer Google Chrome Mozilla Firefox のユーザーは何もしなくてもポップアップページは消えて行きます

 

久井の岩海入口久しぶりで夫婦二人で出かけるのだよ。
山という山ではないが、ユニークといえばこの上ないところなんだよ。久井の岩海に行こう。
甲山から三原を目指して、久井のセブンイレブンで左折するんだよ。
判りやすい道は、宇根山天文台、家族旅行村を目指せば一番ええが、ここは真正面から入って行く道から行くね。
行広集落から入って行くのだよ。
集落の前後は道が拡張されたり、まだ狭いままだったり、山向こうに野間川ダムが工事中なんだよ。
岩海の始まりその補償で、道は全部拡幅されるのだろうと思うよ。
行広集落を突き抜けて、道は分岐している、真っ直ぐな道は県道、ここは山に入る登りの道を選ぶのだよ。
分岐には、久井の岩海と標識があるから、間違えることはないがね。
谷の突き当たりに久井の岩海が見える。いや、まだ見えない、岩海の入口が見える。
駐車場に車を置いて出発、入口には案内の地図・イラストがあるからよく見ておくのだよ。
入口は谷が狭いが、段々と広がって、谷の真ん中にアズマヤが見えるだろう。
その背後に、岩の累積が見えてくる、ほら、あれがそう
水音峡へぇぇ、岩の川みたいね。岩の海というより岩が流れてる、こう言ったほうが表現が当たってるんじゃないの。
アズマヤからちょっと登ったところが分岐になっている。水音峡のほうへ向かおうか。
ここが水音峡、岩の間から水の流れる音が聞こえる、というのだが〜〜〜ほんま、音が聞こえる。
低く太鼓を叩くような音がしている、ぼんぼんぼんぼんぼんぼん、しょろしょろと流れる音も聞こえている。
ほんま、耳をすませば音に包まれているような。
岩の下に空洞があって、反響するんだろうね。水琴窟と同じ原理なんだろうね。
前に来たときは雨の日だったのだよ。雨音に消されて聞き取れなかったのだよ。そうだったのか、こんな音だったのか。
岩の下を伏流水が流れているのだよ。駐車場のはるか下で地表に出ているのだろうな。
大ごうろこの先で、幽仙峡・こごうろとの分岐なんだが、そっちはひとがあまり入っていないみたい、道が悪いから行くのは止めよう。
そのまま道を進んで、アズマヤがあって岩がごろごろしているのが大ごうろ
岩のごろごろごろごろからごうろが誘導されて、黒部五郎岳、野口五郎岳が派生して、箱根の強羅温泉、これもごうろから命名されたんじゃなかろうか。
これだけごうろが全国に点在しているのに、北アルプスに登るまで、ごうろのごの字も知らなかった。
育った環境に岩だらけの地形がなかったからだろうかね。平穏な山野で育ったちゅうことです。
尾根を越える大ごうろはどこかで岩の流れを渡るのだが、誰もが自分の好きなところで渡っている。決まった道はないようだね。
大ごうろの右岸を、あのね、川と同じ用語で表現したくなるんですよ、大ごうろの右岸を詰めたが、道はヤブに消えている。
引き返して、中ごうろの谷を登って行く。
中ごうろは岩ばかりではなく、眺めるのに木の梢が邪魔をする。
来るたび誰かが仕事してる、山仕事のひとが岩の流れの中の木を伐採しているんですよ。岩の流れの掃除をしているのだね。
滝ごうろ順を追って仕事しているから、いずれ中ごうろもすっきりした姿になることだろうね。
中ごうろの岩が尽きるころ、尾根を越えて次の谷へ向かう道がある。
次の谷はごうろ台地、水平な地面に岩が点在しているんだね。
傾斜のごうろでは岩がひしめくように密着していたので、すかすかの岩の並びを見ると物足りない感じになってしまうね。
ごうろ台地は傾斜が増してきたよ。岩が密集して、川の流れ、岩の奔流、そんな感じになってきたよ。
こうでなくては面白くない。
ごうろを背後にここの岩の流れにぜにがめごうろと名前を付けてある。なんでぜにがめごうろ?ぜにがめとはあのぜにがめかい?
さらに傾斜が増して、スキー場のジャンプ台の傾斜のようになってきた。滝ごうろと名付けてある。
滝ごうろからは、始めのアズマヤが見えている。アズマヤに戻れば久井の岩海を一周したことになる。
もとの駐車場まで戻って、宇根山のほうへ車を走らせよう。
宇根山家族旅行村、これは夏にしか営業しないようだね。カンポのマークがある。いずれ経営体はどうなることだろうね。
駐車場の門前に車を止めて、宇根山天文台への舗装路を歩いて登ろう。
宇根山の頂上広場え、車では登らないの?歩きに来たんだろ、たいした距離じゃないから歩こうよ。
天文台への道は寄らずに頂上への道を進む。
頂上が開けていて、寺院がある、宇根山至幸院、最近出来た寺のようだよ。
山門には仁王が守っていて、正面には弘法大師像がある。真言宗の寺だね。
大旦那を捉まえたみたいだね、大旦那の私財でこの寺は創建されたものらしいよ。
その大旦那はだれだって?メモしていません。寄進者の石板があるから自分で来て見てちょうだい。
境内を突き抜けてさらに頂上へ、通信塔の背後に三角点がある。
宇根山三角点山の北側はゴルフ場で、見下ろせばプレーしているひとが見えている。
北の山々はどれもこれも似たような山で、どんぐりの背比べ、どれがどれとも指摘しようもないね。
寺の前の広場から眺めると、三原の海が見えている、福山松永湾の海も見えている。
それでは南の山々を同定しようか、と思っても、すぐ目の前の山が邪魔をしてあまり見えない。
どんどん降りて行こうか。家族旅行村の棟々が見えてきて、さぁ、もとの駐車場所まで戻ったぞ。
あとは家まで車を転がすだけ。
参考 宇根山、自転車で登山 (2009年1月28日)自転車篇
    三原市、久井の岩海 (2009年4月4日)
    久井の岩海、矢野の岩海 (2009年10月16日)自転車篇

OS,プラウザの種類、ヴァージョンによっては、JavaScriptErrorと宣告され、表示されない場合があります。
その時は下の文字、数字をクリックしてみてください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9





詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


前ページへ

あちこちの山へかえる

トップページへかえる

 囲炉裏へリンク