2012年6月20日
しぇるぱ単独
山域:広島県府中市・
世羅町

男鹿山、女鹿山、神山、ぐるっと

 

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神山、高鉢山自転車で女鹿山の麓を走ったことがあるんですよ。
2009年9月13日2009年10月16日、それぞれ自転車のテーマを掲げて走ったんですよ。
その時、女鹿山の麓で、登山案内の標識を見た。いつか登ってやるぞ、と予定に挙げていたが、よし、今日行こう。
台風が通り過ぎて、次の台風が接近しているから、明日、明後日は雨なんだそうな。今日登るしかないよねぇ。
府中市上下の町から進むのだが、旧町役場・市役所支所の前を通って、矢野温泉まで進んで行こう。
矢野温泉の交差点には、矢野の神山・女鹿山・男鹿山ハイキング案内の看板があります。ここで看板をよぅく見て覚えておいてね。
看板の背後に山が見える。左のべったりとした山が女鹿山ということは解っている。右の山で、鉄塔がある山は何か、ということなのだ。
盛り上がった形は男鹿山に似ている。しかし、男鹿山に通信鉄塔はないから違う山なのだ。それを探しに行こう、というわけなんだよ。
神山山麓に見える道に沿って、麓の農家の前まで進む。
ここに駐車してまずいだろう。ちょっと下がったところに、大きな道の膨らみがあった。そこに駐車しよう。
案内看板がある。神山へ、高鉢山へ、矢印がそれぞれ別を示しているから、道が違うということなんだろうな。
すみません、神山へはどう行くのでしょうか。
右の民家に沿った道を登るんですよ。草が繁っとるじゃろうのぅ。この前に、10人ばかり登ったけぇのぅ。草は踏んどるじゃろうてぇのぅ。
ちょうどうまい具合に地元の人と出会ったもんだよ。安心して取り掛かれるというもんだよ。
分岐のブロック石垣に「登山口、新市山岳会」のプレートが打ち付けてある。ますます安心。
坂道を登って行って、最後の民家の脇に、神山登山口と標識がある。中電巡視路の案内もある。中電巡視路と重なっているなら、じゅうぶんに手入れが行き届いた道だろうさ。
舗装路に出た思った通り、伸びた枝は払ってあるし、草も刈りこんであって、実に歩きやすい道だよ。
ところどころ、どうしようか、と考える分岐があるが、考えなくてよろしい、道のまんまに進めばよろしい。
尾根に出て、中電道は右へ行く、左へ進む道もあって、高鉢山を案内している。中電道は神山に誘導してくれるようだよ。
尾根道をゆるゆると登って、頂上に到着した。
トタン板の看板があるが、倒木に打たれてゆがんでしまっている。矢野神山と山名表示している。
妻籠る矢野の神山露霜ににほひそめたり散らまくおしも
柿本人麻呂の和歌なんですよ。万葉集に収録されている。
石見に赴任するとき、ここで詠んだ歌だというのだが、神山をめぐって、備後国甲奴郡矢野・伊豫国喜多郡矢野・出雲国神門郡八野・伊勢国度合郡矢野、これだけ候補地があるのですよ。
宇根集落この山は、
高竃たかおがみ神社の山で、加美山、亀山、神山と名前を改めた、と看板にある。高竃たかおがみ神社は雨乞いの神さまなんですよ。
石の祠があって、大仙宮と刻んである、牛馬の神さまなんですよ。頂上からちょっと進んだ先にも祠があるが、摩耗していてどうしても読めない。
三角点がある、地図上での△590.8のことなのだよ。
手入れされた道がこの先に延びている。どこまで続く道なんだろう。この道を行ってみよう。
送電線の鉄塔に出た。ははぁ、中電の巡視道だったのか。それなら安心、さらに先へと進んでみよう。
舗装路に出た。アスファルト道ではなくセメント道だから、これは林道仕様だね。地図には収録されていない道だよ。
集落が見えてきた。近づいて行くと、「かたくりの花咲く里上下町宇根かたくりの会」と看板が出ている。地図と照合して、ははぁ、今ここにいるのか。
集落を左折して、県道を歩いているんですよ、県道の道幅が狭くなってくる、三次市の境界看板がある、その先には煙突のあるゴミ焼却場がある。
男鹿山北登山口地図を見ると、三次市の境界ぎりぎりではあるが、運搬ルートは上下町の道を進むしかない。
こんな乱暴な立地はない。そう思ったが、もともと合併前は甲奴郡内で自治体同士なかよくやっていたのだ。ゴミの共同事業だったのだろうね。
合併先が別々になったからこのように異様な姿にみえるのだよね。合併しても共同事業をやっているのか、解消したのか、どうなんだろうね。
狭い県道を進んで、世羅町の境界看板が出てくる。三次市の区域を歩くのはわずかな部分でしかないのだよ。
男鹿山の北登山口に到着、ここから男鹿山へ登って行くのだよ。
山は小さいのに、傾斜はけっこうキツイのだよ。昨日は台風の雨だったので、道が濡れていて滑るところを踏ん張りながら登って行く。
金網フェンスで囲まれた区域があって、そこにスズランが保護されているのだよ。南限地ということで、県の天然記念物に指定されている。
今の時期では、どれがスズランなのやら、区別できない。
男鹿山男鹿山の頂上はさらに手入れが進んでいる。南面も伐採されていて、女鹿山が見えている
北の山々は見えてはいるのだが、明らかなのは勝光山、その背後の山が吾妻山、比婆山なのだが、確定しにくい。
さて、降りますか。
降りるときも踏ん張りながら降りて行くのだよ。降りたところが東口登山口。
山麓まで降りて、円満寺という寺がある。その寺の右端、墓地のところから道があります。
振り返ると男鹿山、男鹿山はどこから見てもそれと判るが、女鹿山はのっぺりしていて見分けにくいのだよ。
2005年にこの道を歩いたときには谷のたんぼは健在だった。2010年に歩いたときには耕作放棄してあった。今は草に埋もれて凄いことになっている。
道沿いにイノシシシカ避けの鉄格子が続いている。
女鹿山の手前の峠道を遮断して続いているので、ありゃりゃ、困ったなと思ったが、鉄格子は針金で縛ってはなく、フリーになっていて、開け閉めできるようになっている。
ここが峠、女鹿山へはここで右折するのだよ。
伐採した箇所があるので、そこだけ草が猛烈に繁っている。そこ以外は、草が繁るでもなく、安定した道になっている。
伐採箇所から矢野温泉が見えている。送電線鉄塔のある山が神山、あの山を登ったのだよ。
矢野温泉の背後に鉄塔のある山が見えるが、この近辺で鉄塔の山というと、龍王山だろう。上下の町の翁山の背後に怪異な山が見えるが、地形図に名前はない。
名前はあるんですよ、森のくまさんに名前を教えてもらったが、ログの底に埋もれて、名前が解らなくなった。
女鹿山は植林の中にある。
女鹿山このまま真っ直ぐ行けば南麓のジェラート工房ドナへ出るらしいのだが、ネットの記事は一篇しかない。行けるかどうか、南への道は次回の宿題にしようね。
峠まで戻って、峠から東に向かう。
草に覆われた道で、たんぼの直前で草の下がぬかるみになっている。ずっぽりと靴が埋まってしまった。ここは通りたくないね。
ぬかるみを抜け出すと、あとはたんぼの脇の農道を行く。
途中で、高鉢山女鹿山の標識を見たが、高鉢山にはテープでXとバッテンがある。高鉢山へ行く道は途絶しているみたい。
農道は出発地まで戻ってきました。朝に見た、神山へ、高鉢山へ、の標識のある地点なんですよ。
帰ってきました。いやぁ、ひとまわりしたなぁ。
帰る途中で、矢野温泉のハイキング案内の看板をもう一度眺めてみた。
片屋集落へ戻ったモデルコースがあって、登山口→神山→高鉢山→女鹿山→円満寺→男鹿山→宇根→(省略)→矢野、ふむふむ。
高鉢山は通らなかったが、ほぼ要所要所は押さえながらコースを歩いたことになるよねぇ。
参考 過去の記録
2005年_5月31日 鉄柵のすずらん、男鹿山、女鹿山
2009年_9月13日 広島中部の甲山・上下を往復(自転車)
2009年10月16日 久井の岩海、矢野の岩海(自転車)
2010年11月13日 秋の風景、男鹿山、女鹿山2

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



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