2012年5月22日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:岡山県真庭市

中蒜山、中央尾根を往復、最短距離

 

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中蒜山登山口あんた、この間、蒜山へ行ったよね。わたしも蒜山には登りたかった。
いや、あれは自転車だから。登ってないよ、麓をうろうろしただけなんだよ。わかった、わかった、一緒に登ろう。
中国道から米子道、蒜山インターで降りて、まず、塩釜冷泉へ向おう。
ここに自転車をデポして、上蒜山から中蒜山まで縦走、塩釜冷泉へ下山して、自転車で上蒜山の登山口に駐車しておいた車を塩釜冷泉まで回送しようという段取りなんだよ。
車から自転車を下ろして、ありゃ、パンクしている。
一合目悪いことに自転車用の装備を車から降ろしてしまって、持ってこなかった。替えのチューブがないのだよ。
どうにもならんな。自転車で往復しようという目論見は引っ込めよう。
とりあえず、ここから中蒜山に登ろう。中蒜山まで登って、上蒜山まで行くかどうするか、その場で決めよう。
登山口から登り始める。最初は森の中の道なんだよ。
ここは畑か牧草地か、中蒜山の全貌が見えてくる
畑か牧草地から離れて山の中に入って行く。ここが一合目なんだよ
涸れ谷この先、二合目、三合目と次々と現れる。これは1/10を意味しているのだろうか、一丁、二丁と昔の単位を伝えているのだろうか。
一町でもない、一丁でもない、一合目とは、素直に考えると、1/10を指しているのだろう、結果、その考えで間違いありませんでした。
荒れ谷、涸れ谷に入って行く。最初の谷に入り、二合目と標識があって、小さな尾根を越えて、二番目の谷に入る。
この谷を抜け出して尾根に取付く。広い道があるが、苦し紛れに横へ横へと踏んで歩くので、いつのまにか道が幅広になるという経過なんだね。
コンクリート擬木の階段がある。この階段を踏んで登るのだが、階段のステップが高いので、極めて迷惑な階段ではあるよね。
三合目、四合目あたりは杉の根がむきだしになっている。鞍馬山の鞍馬道を歩いているような感じだが、傾斜がきついのが大違いなんだよ。
五合目祠があって五合目の標識がある。一合目が牧草地との境界、なるほど、五合目、中間地点、ほぼその通りだね。
このあたりから下蒜山の山容が見えて来始める。
六合目を越えると、階段道、木の根道の本気の傾斜なんだよ。圧倒的な傾斜で迫ってくる。
七合目にはロープがあるが、ほんの気休めで、そんなに頼りになるロープではないよ。
その先には鉄の鎖が設置してある。高く膝を上げなきゃならないので、ここは鎖を頼ることにしよう。
八合目の標識が斜めになっていて、なんでだろ、土圧がかかったわけでもなかろうに、誰かがふざけて押したせいなのかね。
急傾斜の道この先からは風衝で木々の背丈が小さくなってくる。梢が広がらないので展望がよくなるんだよ。
登山口が見えている。一番山裾で採草地の脇に車を置いたのがここからでも見えている。
空が大きく広がって稜線に出てきた。下蒜山への分岐まで出てきた。ここには九合目の標識がないのだよ、あってもよさそうなもんだがね。
ここから中蒜山はそう遠くないのだよ。
中蒜山の頂上がすぐそこで、振り向けば、下蒜山の全貌が見えている。次は下蒜山に登りたいもんだね。
避難小屋があって、上蒜山への分岐があって、岬の先端に進めば中蒜山の頂上なんだよ。
下蒜山分岐谷を隔てて上蒜山が見えている。
上蒜山の三角点は頂上から北西にちょっと下がった位置にあるのだよ。上蒜山はどこかと聞かれると、どう返事すべきか、ちょっと戸惑うよねぇ。
某山岳会に一年間だけ所属していたことがある。その時、上蒜山から中蒜山を縦走したことがあるんだよ。
上蒜山への登山路は、中蒜山の登山路に比べてはるかに楽々だった。縦走のコースを上蒜山から始めて中蒜山へとするのは納得できることだよね。
あんまり大勢で歩いたので、コースの状況がどうだとか、そのへんの記憶があいまいなんだよ。
さて、展望だがね、上蒜山が視野を塞いでいるので、大山は見えない。
下蒜山蒜山高原、蒜山盆地を隔てて、枯草の色の山が三平山、三平山の背後に
毛無山けなしがせんが見えている。
頂上に送電線鉄塔のある山が朝鍋鷲ヶ山あさなべわしがせんで、その背後に重なっているのが金ヶ谷山かながやせん、三平山から鳥取県岡山県の県境の山で、
毛無山けなしがせんまで連続しているのだよ。
もちろん、下蒜山、中蒜山、上蒜山の稜線は鳥取県岡山県の境界になっているのだよ。
登山口の採草地があそこに見えていて、そこから中蒜山の中央尾根が真っ直ぐに立ち上がっている。最短距離で登るからキツイのは当然のことなんだよね。
さすがにメジャーな山だね。弁当を食べている間に、次から次へと登山者がやってくる。
上蒜山登る前に、上蒜山に進むかどうするか頂上で決めようと言ったが、くたびれたな、もうええ、ここまでにして下りることにしよう。
下山の道は一歩一歩の落差が大きいのだよ。どうしても、ドシンドシンと降りていくので膝に衝撃がかかる。
ここが五合目、ちょっと休もうよ。ここの祠は山の神の祠なのかしらね。
最後の涸れ谷を越えて行く。深く抉れて、陰惨な谷の風景になっているのだね。
採草地まで出てきて、ここが一合目、ほぼ山道も終わりなんだね。あとは、森の中を歩くのだが、里の風景とほぼ変わらないよ。下に遊歩道が見えていて、塩釜冷泉の水源地をめぐる道のようだね。
登山口まで降りてきた。塩釜冷泉の水がパイプで注がれている。
中蒜山三角点ひゃぁ、冷たい、地下水の温度だよ。何か味がある。鉱物質の味か、金属質の味か、不快な味ではない。
無味無臭の水が一番だと思っていたが、ほのかな雑味のある水もなかなかのものだね。
さて、帰るとするか。
自転車専用道路がこれなんだよ。車道と自転車道が別々に走っているだろう。先日はこの自転車道を走ったんだよ
鳥取県に出て、道後山の近くの県境、
鍵掛かっかけ峠を通って帰ったが、下の道でも高速道路でもそんなに時間に大差はなかったねぇ。
参考 中蒜山から見える山、登った山
2005年10月21日 毛無山シリーズ、毛無山(ケナシガセン)
2008年_5月25日 尾根は急傾斜、上蒜山、中蒜山
2008年_8月31日 毛無山シリーズ、毛無山(けなしがせん)2
2010年_9月10日 岡山鳥取県境の三平山みひらやま
2010年11月10日 県境けんざかい金ヶ谷山かながやせん朝鍋鷲ヶ山あさなべわしがせん

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