2002年1月19日
しぇるぱ単独
山域:播磨

岩の稜線、小野アルプス

 

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惣山(小野富士)の頂上まくら
先週は法華山一乗寺高御位山、播磨に通ったが、山の風景が他とは極端に違っているよ。
緑したたる山が普通なんだが、ここ播磨では植生は貧しい潅木、山肌は表土が流れ出て岩が露出している。これが見渡すかぎり続くから、異様としか言いようがないね。
マカロニウェスタンの風景なんだね、ほら、メキシコの風景を模して、スペインやシシリーでロケした、あの風景と似通っている。
惣山から紅山をいつだったか小野アルプスというフレーズを読んだことがある。
山陽高速道を通ると、権現湖サービスエリア、ここから見ると荒々しい風景が見えるじゃないか、次はここをターゲットにしよう。
ほんぺん
山陽道は三木小野インターを下りる、鴨池を目指すべし。
鴨池に到着、女池の傍に小野アルプス縦走路という標識がある、よしよし、これで的は間違っていない。
紅山の岩の背女池の奥に工場がある、その手前の道端に駐車しよう。
林道を林の奥へ、すぐに田んぼが出て来たなぁ。正面の左右に山が見える、どっちがどっちなんだろ。聞いてみよう。
すみませぇん、小野アルプスの紅山はどの山なんですか。あ、正面右の山ですか。
左の山はなんて名前なんですか。ほうほう、小野富士、あれがそうなんですか、どうもありがとう。
間の峠に向かえばええんやな、分岐だ、紅山北道、南道、きすみ見晴らしの森、小野富士への案内は書いていないが、さっきの説明に従って左を取ろう。
岩の背を見下ろす最近新しく開いた道だな、ジグザグ道で公園風のつくりだね。たちまち展望台に到着。
紅山の南には岩の稜線が見える、北道は繁みのなか、北道よりも岩の南道のほうが面白そうだな。
鴨池の男池女池が見える。その後ろには播磨の平野が三田まで続いている、羽束山大船山は確認できる。他の山は、うぅむ、なんだろうな。
頂上部は船の甲板状の台地で、先へ誘導するよ、行ってみよう。
紅山の頂上岩を踏んで高みへ出た、ここが惣山、かっこして小野富士と書いてある。
眼下には山陽自動車道が見える、車の往来は淋しいもんだね。
細い道が山陽自動車道のほうへ続いているが、どこへ出るのか不安だね、元の道を引き返すのが安全策かな。
先ほどの分岐まで戻った、先を続けると、岩倉峠、ここから南道が始まるんだな。
潅木を抜けると、こりゃぁ凄いな、見上げるような岩の背じゃないか。
岩の稜線を横から見る高御位山の岩と同様に摩擦の効く岩だね、だんだんと傾斜が強くなってくる、手をつかなきゃとても無理だわい。
岩の表面に茶色の斑点が一面に浮かび上がっている、この茶色で紅山と名前をつけたんだろうな。
頂上に出た、頂上には冷蔵庫が置いてあるよ、その中にノートが2冊、この中ならノートが濡れることはないね。
目の前に惣山(小野富士)、ここから見ると平坦な頂上部で、どこが富士、小野市街地から見るとちゃんと富士なんだろうね。
権現湖の向こうに高御位山、西端の森でそれと解る。振り向けば六甲、手前に小山が見える、雄岡山雌岡山なんだな。
福甸峠どうですか、解りましたか。
振り向くと、さっき道を教えてくれたひと、この岩の背、凄いですね、登るのはともかく下りるのは難しいでしょうね。
わたしら、ここに荷物を置いて、何度も登り降りを往復するんです。
ほんとに下りて行った、ここで何度も往復すると岩の感覚は身に着くことだろうな、わたしは降りたくない(^_-)
さて出発、先ほどの岩場をずっと見ながら下りて行く、正に傾斜の強い馬の背だね。
鴨池女池から小野富士をここからは無名の山をふたつ越えて行くんだがね、その間に何度も開けた岩場を踏んで行くんですよ。
最後の峠の手前、ここから峠の先の山が見える。これだよ、この山がこの山域で見たかった山なんだよ。
まばらな潅木、岩だらけの地肌、やっと求める山に出会えて満足だよ。
山を抜ければ県道、福甸峠、ふくでんと読むんだと、ローマ字で書いてあるから読めたがこんな字は見たことがないぞ。
あとは県道を鴨池へ、ほんとだ、鴨がいる、餌付けされているのか岸近くに集まっているね、保護されているんだ。
男池女池の間を通ってもとの駐車場所へ、池越しに山を眺めると、今なら解るぞ、あれが惣山(小野富士)、あれが紅山

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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