2013年9月28日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県三原市

御調八幡宮から三原の龍王山2

 

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御調八幡宮、鳥居明日、どっか行こ。
簡単な山とそこそこ負荷のかかる山とどっちがええ?
三原の山に決定しました。龍王山ともいい、竜王山ともいう、久井から登って行く山に決定したんだよ。
三原久井インター手前の交差点を御調八幡宮のほうへ向かう。次の谷間を入って行けば御調八幡宮の駐車場がある。
着いたよ、目を覚まして。
御調八幡宮、拝殿まずは御調八幡宮にお参りしてからだね。
鳥居前に備後総鎮護と名乗ってある。ここは備後なのかい。安芸と言ってもええくらい境界に近いじゃないか。
ここはもともとは御調郡八幡村、ここから西の村は久井村、ほとんど安芸の国の境界近くなんですねぇ。
奈良朝のころ、税制は租庸調だった。租は稲、庸は労役、調は絹麻などの繊維を意味する。御調郡とは絹麻などの産地を意味していたのでしょうね。
で、そのぅ、御調八幡宮が備後総鎮護を名乗ったということは、備後の中心地は御調郡にあった、こういうことを意味しているのだろうね。
谷道の階段一方、国府のあった府中福山の境界近くに吉備津神社があって備後一宮を名乗っている。それぞれ繁栄の拠点があった、富豪の後押しがあったのだろうね。
石段を登って拝殿の前で参拝する。拝殿の背後に本殿があるのだそうだが、拝殿に隠れて見えない。
さて、山に登ろう。前回、2004年には勘違いして御調八幡宮の門前を西に向かってしまった。今度は馬鹿な間違いは犯さないぞ。
橋まで戻って、南の山に向かう。中国自然歩道の道標があって、その案内に従えばええ。竜王山まで2.5KMと書いてある
案内図にはキャンプ野営地と書いてある。そこから道は伸びているのだ。
峠キャンプ野営地とは言うものの、草に埋もれ、こぶし大の石がごろごろ転がっている。ここ数年、キャンプするひとは滅多にいないのではなかろうか。
あちこちでよく見るのだが、10年前、20年前には盛んだったとしても、今は寂れているキャンプ地があるねぇ。バンガローは破損しているし、テント地は破れている。
遠く北アルプスなどの山の上ならともかくも、低山近郊のキャンプ地には世間の関心は注がれなくなったよねぇ。
舗装路は地道に変わって、ここから谷を登って行くのだ。
橋を渡って、道は小石がごろごろある。雨で表土が流されて、小石が残って靴の裏に突き刺さるのだよ。
尾根道の階段丸太階段が始まる。途切れ途切れにずっと続くのですよ。
階段はなんとかならないの。この道は最低最悪ね。谷底を歩く道で、全然景色が変わらないじゃないの。
賛成だね。前に登ったとき、このコースは二度と来るもんか、面白くない、と悪態をついたもんだが、同意見だね。
倒木が道を塞いでいるが、倒れているのは松が多いね。マツクイ虫にやられて立ち枯れていて、雨水を含んで重量に耐えかね、とうとうバッタリ倒れるのだろうね。
やっと峠まで登ってきた。大休憩にしよう。
龍王山頂上この先、道はどんな風に続くの。
尾根沿いに歩いて、弓状に曲がって左に見えている峰を目指すのだよ。
前に来た時は、伐採したばっかりで展望が効いたもんだが、あれから9年、木が伸び梢が視界を塞いで気を紛らすこともできなくなったな。
ここの階段は丸太を二段重ねにしてある。これが嫌なのよね。段差が大きすぎて階段を使えない、避けて、道の横を通るしか方法がないじゃないの。
あぁ、やっと頂上まで来た。頂上には、何、鉄のヤグラがあるじゃないの
三原沖の海鉄骨のアングルの組み方が雑というか、素朴というか、戦争中の遺物じゃなかろうか。ここで敵機を見張っていたのじゃなかろうか。
福山市最北の山に京ノ上山がある。そこの頂上でも鉄のヤグラを見たことがある。
山頂は木立が繁っていて展望はなんにもない。もうちょっと西に進むとアズマヤがあって、視野が開けている。
残念なことに狭い視野なんですよ。三原の方向しか見えない。筆影山、竜王山が見えている。
海面の埋め立て地が見えている。位置をずらすと大きな工場が見えている、沼田川河口の三菱重工業の工場だ。
峠引き返そうか。頂上に戻り、さっき来た道を戻って行く。
峠まで戻ったぞ。ここからは転げるように坂道を下へ下へと降りて行くのだ。
ドスンドスンと降りて行くと、階段に足が引っかかりそうだから抑え目加減に降りて行く。
巨大な排水の溝があるが、それでも雨水の流路は表面の土をさらって石だらけの道に替えてしまう。
環境省仕様の道と馬鹿にするでしょう。過剰なくらい手間をかけて、自然のちからは回復力が凄いのですよ。
どうやら傾斜を脱して、平らな地面に戻ってきた。橋があるが、そのあたりからは平地を歩く感覚に戻っている。
御調八幡宮の宮橋舗装路まで戻ってきた
もみじ橋があり、八幡川を渡るとき御調八幡宮を見ると、社殿への渡り橋が見えている。
ほとんど視野を塞がれた状態で、ひたすらひたすら休みなく階段を登るコースなんだよ。今は解放感に浸っております。
参考 2004年_9月19日 御調八幡宮から三原の竜王山
    2009年_3月11日 三原の大峰山、龍王山

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

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