2003年4月29日
しぇるぱ単独
山域:奈良宇陀

高城山、三郎ケ岳を一巡り

 

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諸木野の集落次の予定に高城山、三郎ケ岳をあげたまま、そのままになっているな。今日はその予定を実行しようぜ。
ガイドブックではたいがい、仏隆寺から入るのが普通だよね。ちょっと今日はコースを変えよう。
街道の仏隆寺分岐からもうちょっと先、諸木野を指す細い舗装路を入るんですよ。谷の終わりが諸木野集落、ここからさらに林道の奥へと進むんですよ。
林道の突き当りが石割峠、ここへ自転車をデポしよう。そのまま引き返して、諸木野集落で車を置こう。
高城山から音羽竜門山列を反対側の赤埴から諸木野まで林道が繋がっているんだよ、そのまま車を進めても構わないんだがね。
この先に駐車すると、自転車で坂道を漕がなきゃならんので、歩くほうを選択したんだよ。
諸木野のはずれの農家があって道の両側が田んぼ、ここを越すと林道は山の中なんですよ。
そのうち、高城山を示す標識が出てくる、もっと先には、たいがいのガイドブックで駐車場所に指定している分岐があるんですよ。
今日はこっち、先から入ると墓場をかすめて進まなきゃならない、こっちなら、ほら、離れて迂回して、墓地をやり過ごすんだよ。
高城山墓地からすぐに林道から別れて階段、ここからが山道なんですよ。
なかなかキツメの階段なんだよ。とにかくエイエイと登るしかないさ。前と違うのは、植林を間伐してあるので、透かして下界が見えるようになったね。曲がりの角々ごとに眺めながら進むので、急坂のなぐさめになるね。
頂上部の平らに自然石の石灯篭がある。上赤○なんとかかんとか、何と書いてあるんだろ。
下の集落は赤埴だよな、上赤はね ちんじゅ やしろ、と彫ってあるんじゃないかしら。
三郎ケ岳から高城山をさぁ、着いた、高城山。頂上部は刈り込んであって、ぐるっと展望が効くね。
榛原の街の後ろに貝ケ平山、音羽山から経ケ塚山、竜門岳への山列が並ぶ、南に吉野の山、高見山、と視界が広がる。
仏隆寺の裏山の大平山、高峰山も手近に見えるな、伊那佐山もほんの近くだよ。
阿騎野、宇陀野と言うけれど、見渡して解るのは、囲まれる盆地は耕地が少ない、里山のほうがはるかに多いんだね。小さな丘の連なりなんだね。
5月5日が町民登山の日とある、昔から、各地で高登りの神事があるが、ここでもカタチを変えて続いているんだね。
三郎ケ岳アズマヤがある、そこに高城小学校5年とプレートが貼ってある、学校登山なんだね。
以前は三郎ケ岳はここからよく見えたもんだが、植林が伸びて、そっちの方向だけが見えななくなっている。
三郎ケ岳のほうへ向かおう。以前とくらべて、ずいぶん歩きやすいじゃないか。道の草刈りがしてあるし、ひとの往来も増えているみたいだね。メジャーな山に出世したんだ。
何度も下っては登り返しを繰り返す、室生寺被害の台風の時、ここでも稜線の樹が根こそぎ倒れていたが、今はきれいに整備されているね。
日蓮坐像根こそぎ倒れて、岩場がむき出しになった箇所がある、ここも踏まれて馴染んだ道になっている。
さぁ、ここから最後の登りだよ。刈り捨てられた笹の幹を踏んで滑りそうになる、あともうちょっと。
さぁ、ここが三郎ケ岳の頂上、頂上は踏み広げられているね、周囲の樹が刈り込まれているので、展望は効くぞぅ。
振り返れば高城山、反転すると、屏風岩の山から住塚山、倶留尊山、曽爾村御杖村のごつごつした山容が広がるね。
北への道が歩けそうに誘導しているよ、カラト峠からの道なんですよ。ここを使うと、仏隆寺からぐるっと一周できるんですよ。この前に来た時はヤブの入り口だったが、あれからパイオニア達が開発したみたいに見えるよ。
室生と石割峠の分岐南へ下りる道を行こう。
一挙に逆さ落としに下りる道で、鎖が張ってある。錆びていないから最近工事したもののようだね。
ここはタダゴトじゃない逆さ落としということは経験しているからね。
冬の雪の季節は避けて、冬眠していたから、予定が予定のまま過ごしてきた理由なんですよ。
どんどん下りていくよ、下りる途中で右手に注意しとかなきゃね。ここだ、ここだ。
岩壁に彫り物があるんですよ。これは日蓮坐像だな。これで、鎌倉期以後と決まった。
諸木野への林道出合い進むと、羽織袴の人物像がある、どうもこれは昭和の彫り物のようだね。
行き止まりに薬師如来、瓶を持っているからそうだと思うよ。
江戸時代以前のものなら往時の在り様を感情移入できるんだが、こんなに近い時代では、生々しすぎて共感できないね。
下にお堂が見える、無住だとは思うがね。
ここで標識、左が血原橋、室生への道だね、右が石割峠、右へ行くことにしよう。
石割峠で自転車のデポ植林の中を、たったかたったか、あかるい道が続いている。
林道に出て、そこは今朝ほど自転車をデポしたところ、石割峠です。さぁ、着いたぞ。
先ほどの分岐で、左へ行って集落に出る、そこから水平に歩くと石割峠に出る、という方法もあるんですよ。
自転車はペダルを踏むこともなく駐車場所に到着、自転車を使わなくても、下りの道だから、歩いても疲れることのない距離ですよ。
3時間ちょっとで終わってしまった。往復した時はもっと時間がかかったのにね。一周すると、時間短縮するものなのかな。

参考 高城山、三郎ケ岳、雨のおっちゃん達

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カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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