瀬戸内観音霊場

第10番 大滝山福生寺

岡山県備前市 平成21年5月24日巡拝

 

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福生寺、仁王門 仁王門の扁額 福生寺、本堂 福生寺、三重塔
備前市は東西に長いのですよ。兵庫県に近い三石から西の端に移動します。
先日は、備前市の最北の八塔寺山に登ったし、南では合併した日生町との境界だった天狗山にも登った。
意図したわけじゃないが、集中的に備前市に通ったのには、へへぇ、と自分でも感心するね。
で、市内を貫通する国道2号線を走っていて、新幹線と並行するようになる。道の反対側には単線の従来線、赤穂線、があって、挟まれるかたちになる。
新幹線が池の上を高架で走っている、その池が堤で締め切られる地点、ここが道を曲がるタイミングなんですよ。
信号のある交差点の名前が池灘、この交差点を利用するのが一番、ほかの交差点は信号がなくて曲がりにくかったり、曲がれてもそこから道が細かったりで、この交差点を利用するのがベスト、大事なところだから二度言いましたよ。
脇の道に入ると、左へ右へと、案内の看板があるから、ダイジョウブ、誘導してくれます。
谷の溝川に沿って登ると、クレー射撃場があって、その奥は銃砲禁止の看板、この周辺は禁猟区域なんですよ。
道は森の中を走るのだが、木の葉梢が覆いかぶさって薄暗く、ヘッドライトを点灯して存在を主張しないと、対向車に出会ったら、みつけてくれるか、危険を感じます。
森の道を抜け出して、仁王門がある。
寄ってみると、格子の中には仁王が健在でした。往々にして、建物はあるが仁王は撤去されている、そんなのが多いが、ここのはちゃんと残っている。
からっぽだろうと格子の中を覗いて、ガラスの目玉が光ったのでびっくりしたよ。
仁王門の扁額に大瀧山、山の字などはあれで山なのかい、そう言えば、はんこでそんな字体の山の字をみたことがあるよね。
この奥に福生寺があるのです。いや、福生寺は存在しないのですよ。どっちなんだい。
どう言えばええのかな。福生寺の住職はいないのです。
駐車場に車を入れて、看板・説明をよく読んでみる。
福生寺はかって繁栄を極めて大勢の子院を擁していたのですよ。
衰微して、今では子院がみっつ、福壽院西法院実相院、このみっつが福生寺を運営管理しているのです。
福生寺の本堂が残っている。この本堂には人影がない、建物は残ってはいても、そこの住職はいないのです。
本堂での読経礼拝はみっつの子院が交代で取り仕切っているわけです。
周辺を歩いていると、昔はここに某という名の子院があった、とあちこちに立て札があるが、こんな山の中で、よくまぁ、栄えたもんだよね。
三重塔を尋ねてみたが、谷の平地には存在しないのだ、平地を求めて山の中腹に建ててあるのだ。
えらいところへ建てたもんだね。
さぁて、さっきの薄暗い森の道を抜けて帰るとしようか。
寺に参ったあとは、山登りしております。西大平山に登りました。「瀬戸内市・備前市の境界、西大平山
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