広島空港サイクリングロード

10年3月17日

広島空港の外周に、サイクリングコースがある
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
ここんとこずっと広島空港に集中しております。
広島空港に繋がる「フライトロード」、「広島中央フライトロード、中途半端な結末」 10年2月24日、「広島中央フライトロード、始まりから棲真寺まで」 10年3月3日、「広島中央フライトロード、空港大橋の下」 10年3月14日
自転車を使わずに歩きましょう、ということで、「広島空港ハイキング3、空港大橋」 10年3月12日
さて、これだけ空港の外ばかり歩いていて、なにか肝心なものが抜けてはいませんか?
そう、広島空港の周辺に設置されたサイクリングロードです。
1994年のアジア大会が広島で開かれ、自転車競技の会場として、整備されたものなんだそうです。
そんな本式なサイクリングロードは走ったことがない、これは、いっちょ、コースに乗ってみなきゃならないよね。
中央森林公園の駐車場、駐車料金300円です。
ここに駐車して、自転車貸し出しの受付へ向かいます。
10時15分を過ぎているのにシャッターが閉まっている。あれれ、今日は営業していないのか。
ガラガラガラとシャッターが開いて、やれやれ、よかった、いま開店したところかい。
自転車の貸し出し料金は自転車の種類によって違うのだが、ロードレーサーで、2時間で700円、延長料金は1時間ごとに250円。
他の自転車はもっと安い。
自分の自転車の持ち込み料金は100円で、必ずヘルメット着用のこと、無ければヘルメット貸し出し料金が200円。
コースには、健脚コースとファミリーコース、A、B、C、とあるのだそうです。よくわからないままコースに入っていった。
健脚コースは時計回り一方通行なんですよ。
道は往復2車線で、管理のため自動車を乗り入れるので、自転車道というより、一般の車道を走っているのと見かけは同じだね。
ピクニック広場に到着、ここは滑走路のすぐ近くで、飛行機の離着陸が目の前で見える絶好のポイントなんですよ。
JALに続いて、ANAが離陸を始めた。ターミナルビルの搭乗口は遠くて隠れて見えないが、タクシーイングしながらこっちに近づいてきて、折り返して、滑走路先端から離陸を始める。
エンジン全開で、位置について、ヨーイ、スタート、ブレーキを放して一気に走り出して、急角度で空中に飛び上がっていく。
真横にいると騒音はたいして聞こえてこないもんだねぇ。
ふたたびコースに戻って、平成12年度広島県植樹祭の杭を見る。
ここが中央森林公園と言われてもおかしな感じがあるよねぇ。森林を開発して飛行場を造成したのだが、罪滅ぼしに、もういっぺん森林を回復しようとしているのかしらね。
さらに進んでこのあたりは、滑走路のお尻を眺めていることになるのだよ。べたっと平らな平原が滑走路の先の先までずぅっと続いている。
眼下には、高速道路山陽道が見えている。
コースの下りカーブにウレタンフォームのマットが設置されている。ブレーキが効かずにぶつかることもあるんだろうね。
一般人はマットに突っ込むほどスピードを上げるとは思えない。自転車レースでスピードを出し過ぎてやってしまうんだろうね。
もらったチラシには、冬を除いて毎月のようにサイクルロードレースが組んである。
6月には5レース、11月には4レース、1月2月4月には無いが、他の月には何かのレースがある。
自転車1台がバランスを失ってマットに突っ込むのだろうか。数台が束になってガチャガチャガチャンと突っ込んで行くのだろうか。
空港台地の斜面の下にトンネルが見える。この道は県道73号線なんだよ。
この道は本郷インターに連絡する道で、福山尾道方面からの空港リムジンバスが通う道なんだよ。
電波塔、パラボラアンテナを見上げて通り過ぎる。ターミナルビルから見て、真向かいにある位置なんですよ。
石組みの斜面が続いていて、パイプと金網で組んだ筒の中を通る。この構造物はなんのためなんだろう。
下に見える集落のあたり、広島空港、周辺を一周 08年12月8日に通ったことがある。
サイクリングロードからちらちらと外周部の道路を眺めて、覚えがあるような、始めて見る景色のような。
滑走路の頭まで来て、赤い桟橋が見え始める。
滑走路の誘導路、たいがいの飛行場では、地上に、あるいは海上に、誘導灯を設置してるもんだが、ここでは空中に誘導灯を置いている。
滑走路と同じ幅で人工地盤が桟橋に続いている。この人工地盤はスペースを示すだけのもので、ここに着陸してはいけないよ。
この下に、サイクリングロードの最低点、258.6mと案内がある。ここがコースで一番低いのだ。
赤い桟橋の方向を眺めると、正広パーキングがある。
飛行場前の県営駐車場は1000円、ここ中広パーキングは500円、わたしはいつもここを利用しております。
ここからは登り坂、登り坂の途中に橋があって、完成しているが、塞いで利用できないようになっている。
この橋は、フライトロードの空港大橋と連絡する橋ではなかろうか。
空港大橋が利用可能になると、ここで一挙にフライトロード全部が繋がるのだと思うよ。
池の傍を過ぎたあたりで、坂道の傾斜は一挙にキツクなる。本気で漕いで登らなきゃならない。
坂道を登り詰めれば、最高点、369.7mと標識がある。
最高点というのは、健脚コースでの最高点という意味なんですよ。
この最高点の位置からもっと上がある。登って行けば展望所があって、そこからはターミナルビルが見える。
手近な飛行機から順番に、中国東方航空(MU)、ANA、JAL、と尾翼が突き出しているのが見えている。
さて、あとは下り坂を降りるだけ、管理センターまで戻ったが、外周の道を走っていないよなぁ。続けて走ろう。
用倉大橋を渡って、外にはみだしたサイクリングロードを巡ると、先に走ったコースと合流する。
飛行機の離着陸が見えるピクニック広場をかすめて別の道を輪を書いて進んで行く。これで全部のコースを走った。
管理センターに戻って、腕章を返して、これでお終い。
触れ込みでは、えらく急な坂だということだったが、そうでもないよ。普通の道でもっとキツイところはなんぼでもあるさ。
今度は、自分で走るより、自転車のレースを見てみたいもんだね。
コースの中に歩行者は入ってはいけないが、ハイキングコース、自動車道からは見物できる。
ほんとは、マットでカバーしてある曲がり角にいたいのだが、あそこは歩行者厳禁だから行けない、惜しいことだね。
中央森林公園、サイクリングロードは公園が運営している ターミナルから滑走路先端へゆるゆるとタクシーイング
滑走路をこれから飛び立つ、今まさに走り出すところ 滑走路の下を県道73号線が走っている、リムジンバスも通う
石積みの斜面、何の為の保護なのか、パイプと金網の中を進む 滑走路の延長空間、赤い橋がさらに先へ延びている
持ち込み自転車には使用許可証を掲げておかねば 右から、中国東方航空、全日空、日航の尾翼が見える
管理センターまで戻ったが、もう少し走らせたい 用倉大橋、自転車にはもったいないほど立派な橋
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