県道12号線(東城足立あしだち線)を岡山県境へ

2021年_5月_3日

東城から、県道12号線で、県境まで往復

 

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不要不急の外出は自粛するように、そういうお触れが出てはいますがね、自転車走りは、そりゃぁ確かに不要不急だ、だけど、三密には縁遠いのですよ。田舎道を単独で走るから、勘弁してね。
高速中国道の東城インターを下りる。道の駅遊YOUサロン東城に車を置いて走り出す。
国道314号線を走っているのだよ。東城市内を流れる成羽川を渡る。城山橋なんだよ
2018年10月22日 高梁川支流成羽川、東城の下流上流
ここから先は山麓沿いの国道バイパスを走る。対岸は山が迫っているが、山が切れて谷が開けてくる。国道314号線を離れてそっちへ向かうのだよ。
渡る橋の名が新猿渡橋、ここから県道12号線は始まる。先ほどの国道314号線との分岐から始まっているのだ。
県道12号線は、広島県側はここから始まって、千鳥別尺のヤマザクラを眺め、県境の坂を登って峠に到着、そこからは岡山県道12号線として、終点新見市足立あしだちで終りとなる。
そこには石灰石の鉱山があって、搬出のために足立駅が設置された。風景は、一帯が石切り場風景で、JFEと名の付いたトラックが何台も走っていたことを思い出す。福山・笠岡の製鉄所で使うのだろうね。
2014年_4月16日 伯備線の県境を、備中神代、生山、往復
さて、県道12号線が始まって、見えているのが東城温泉、温泉プールやトレーニングジムなどを売り物にしているのだそうな。宴会温泉とはちょっと毛色が違うな。
谷の中央の栗田川に沿って遡上していくのだ。栗田とはこの下流一帯の大字なのだ、栗田小学校がある。
谷が塞がって山が迫ってくる。多飯が辻山への登山路案内がある。大概の人が北西から登っている。こっち側南西からの登山路も知られるようになり、登山者も増えた。
2015年_7月15日 東登山口から登る、多飯が辻山3
もうちょっと先でふたつの川が合流する。傍流から流れ込む川が栗田川で、本流の川が頭地川となっているのですよ。国土地理院の地図、Google Map ではそうなっている。
傍流と本流の命名の立てかたに違和感が湧いてくる。地元の呼び名は国土交通省の命名とは大いに違っているぞ。
川の合流点から最初の橋の銘板は読めない。金属が錆びているのだ。ということで、橋の名前、川の名前は不明。
次の橋では、橋の名前が長者山橋、川の名前が千鳥川、あれあれ、地図にない名前が出てきたぞ。
次の橋がさらに不思議なんだよ、橋の名前が歳の神橋、川の名前が栗田川、あまりにも自由自在じゃありませんか。今は国土交通省、橋を架けた時代は建設省、監督不行き届きだったのだろうね。
近畿・中部では賽の神が普通だよ、不幸と病気が入り込むのを防ごうと、境界に賽の神を置くのだよ。
中国地方では歳の神、大歳おおとしさん、太歳だざいさんとして歓迎するのだよ。それにしても、ここは境界、歳の神より塞の神の気配が強そうだよね。橋の下流が下千鳥、橋から上流が上千鳥なんだよ。
ここが県道12号線と県道448号線との分岐なのだよ。道の幅は446号線が広いが、狭い道の12号線へ進んでいく。
谷向こうにヤマザクラが見えている。千鳥別尺のヤマザクラなんだよ。2週間前は満開だったが、今は葉桜になっている。さらにこの奥に進んでいこう。
過去、ここを通ったコース
2008年_9月17日 県境、広島、島根、鳥取、岡山、ひとまわり
2021年_4月19日 庄原市東城町千鳥別尺ヤマザクラ
ここが前回に引き返した地点、間違えてここまで来たんだが、どうせ間違えたのなら、県境まで行ってみよう、そういうモチベーションが湧いてきて、今日のコースに繋がるのだよ。
この先はじりじりとした登りで、自転車を降りて押すほどの傾斜ではない。ただ、どこまでもどこまでも続く登り坂なのだよ。
もう峠は間近だろうというところで、谷と尾根を何度も越える。WWWWWと折り返し曲げ返すのを何度も繰り返す。谷の出水はこんな工夫でやり過ごしている
やっと峠に近づいてきている。ここが峠、広島県と岡山県の県境なのだよ
ここの峠の名前は何というんだろうね。広島県側から呼べば千鳥峠、岡山県側からすれば青笹峠、お互いに折り合いを付けられず、めいめいが自分たちの呼び名で押し通すことだろうね。
県境の道端で弁当を広げる。バリバリバリ、ダッダッダ、大型バイクのツーリングが3台、通り抜けていった。千鳥別尺からは車1台も出合わなかった、人跡未踏じゃなかった、出合ってなにやらホッとするよ。
県境を越えないでください、と政府も自治体も要請しているよなぁ。よろしい、その要請には応えようじゃないか。ほんとは、岡山県の下り坂を下ると引き返すのが大変だから行かないのが本音なんだがね。
さて、引き返そうか。
ブレーキを引き締め、下っていく。スピードは出せない。こんなところで道から転げたら痛いじゃすまない。
千鳥別尺まで戻り、やれやれ、世間まで戻ったぞ。下千鳥まで戻り、川が合流して、栗田川という名前が一本化し、栗田川が成羽川に流れ込むところまで戻ってきた
今は国道314号線はバイパスになって山麓を通っている。その前は成羽川に沿って東城の市街地を抜けていたのだ。その旧街道を行こう。
東城の商業地は、川東、川西と両方あって、どっちが栄えているのだろうなぁ。
こっち側川西には、広島銀行、しまなみ信用金庫の支店がある。こっちに軍配が上がるのかなぁ。
庄原市役所東城支所の前を通って、東城インター出入口を通り抜けて、道の駅遊YOUサロン東城まで帰ってきた。
体感的にはえらく勾配の強い道を登った感覚なんだが、データを取ってみたら、そんなに大したことはない。ウソでしょう、体感を信じるかい、データを信じるかい。
 
標高 隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
道の駅 300m
東城温泉 349m 49m 4914m 4914m 49/4914=1.0%
川の合流 482m 133m 11396m 6482m 133/6482=2.1%
千鳥別尺 637m 155m 17087m 5691m 155/5691=2.7%
県境 787m 150m 20984m 3897m 150/3897=3.8%
道の駅 300m 487m 41654m 20670m 487/20670=2.4%

 

道の駅遊YOUサロン東城 県道12号線 多飯が辻山への分岐 ふたつの川が合流する

県道12号線、県道448号線 千鳥別尺のヤマザクラ 前回、ここで引き返した 広島岡山県境
旧街道 東城市街地 庄原市役所東城支所 道の駅、帰り
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