2007年2月7日
しぇるぱ単独
山域:広島市安佐北区

広島市可部の目じるし、高松山

 

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登山口の広場可部の街を通過するとき、必ず視野に入ってくる山があります。それが高松山。
登るぞ、と心に決めてからだいぶ時間が経過しました。それはね、可部の交通事情がよく判らないから。
山と山に挟まれた街なので、市街地が狭い、どこに駐車できるのか判断が付かないので、今までためらっていました。
えい、行って見よう。行けば行ったでなんとかなるさ、今日、行くことにしよう。
広島市安佐北区の可部の街に到着しました。
ネットの地図で下見したところでは、広島銀行の交差点を曲がればええ、ということだったな、こっちだ。
墓地を通過する道は根之谷川にぶつかる、橋があるのだが、架け替え工事でちょっとややこしいことになっている。
橋から上流のほうを目指すべき、と予習して来たんですよ。お、運動場がある、これが可部高校の運動場だな。
可部高校は川の向こうにあるんですよ。市街地が狭いから、橋を渡って山裾に運動場を別に設けている、苦肉の策だね。
現地を見てから駐車の算段をするつもりだった。広い空き地があるではありませんか。
ずいぶん広い空閑地で、これは後になって知ったことなんですが、可部高校のアーチェリー場なんだそうです。
駐車禁止の看板もないし、柵もない。だもんで、知らずに駐車してしまったが、申し訳ないことしました。ごめんなさい。
岩のデブリ何から何まで事前に調査しないと気がすまないひとがいるが、どうなんだろうね、行く前に全部判っているのだったらつまらないでしょ。
いろいろと問い合わせのメールが来るんですよ。始めは真面目に調べて返事していました。
返事・回答に対して、ありがとうどころか、うんもすうもない、何の反応もない。嫌になって、メールアドレスを隠すことにしました。
メールアドレスを曝しておくとジャンクメールの餌食になる、こっちの理由のほうが大きいけどね。
高松山登山道入口の大きな看板がある、その脇に扉がある、鹿除けなのか、自重で必ず閉まるように工夫されている。
墓地に入って行く、墓地を抜けると、鳥居があって、高松神社への参道なんですね。
高松神社大阪に住んでいた頃にね、駅からすぐのハイキング、ということで、オフ会を提唱していました。あれは関西だから、駅からすぐ、の条件でなんぼでも出来たんだね。
ちょっとここでは、駅からすぐ、の条件には無理がある、数回で行き詰ってしまうだろうね。
条件を変えよう、墓地からすぐのハイキング、これなら数限りなく開催できる。あのね、そんな気色の悪いオフ会、参加者があると思う?
おや、横道へ誘導するテープがある。
広島市の山を歩く、と荷札の絵符がある。荒谷山でも同じ流儀のを見たな。ガイドブックの案内を忠実に歩いているものらしい。
この崖鼻は人工物わたしはその本を持っていない、知らない道だもの、従いようもない。このまま参道を普通に歩いて行くさ。
谷底を歩く道なんだね。谷は涸れ谷で、流れはない。歩きやすいように石を剥がして動かして地面を踏んで歩けるように手を加えてある。
ここは特に石が多い、岩のデブリだね。岩なだれだ。ここも石を拾って歩き易い道に変えてある、大変な努力だね。
デブリとは雪崩の末端のことなんだがね、累々と重なる岩石にも使うし、最近では、宇宙のデブリという言葉を聞いたことがある。
中国が人工衛星をレーザー砲で破壊したよね。破片が大小取り混ぜて散乱して、その破片を宇宙デブリと言うのだそうな。
宇宙のゴミと言われたのでは、さらりと表現されていて、もひとつピンとこないけど、宇宙のデブリと言われると、想像の範囲内だよ。
高松山頂上九州・沖縄の人間でごいす、もともと雪を知りもはん、デブリと言われても、いっちょん判りもはん。
なるほどな、知らないひとがいるかもしれない、でも、想像力を駆使して、理解を近づけてね。
谷底を横切って左の尾根へと向かっていく。
今までは、谷底のごろごろ岩を迂回するのに右へ、右へと進路をとっていたのですよ。その度に、右の尾根へ向かうのかと身構えては空振りだったのですよ。
今度は間違いない、左の尾根を越えて、隣りの山腹をたどっていく。空が見えてきたから、谷歩きから尾根道へと局面が変化したよ。
山腹をたどって次の尾根、尾根に沿って道は誘導していく、電柱と電線が現われたぞ。
阿武山電線をたどれば神社の広場、ここが高松神社、電線は境内の防犯灯に繋がっているが、普段には点かないだろう、祭りの時だけだろうな。
神社から水平に与助丸跡、二の丸跡と案内されているが、そっちは興味が湧かない、このまま縦の道を上に進もう。
土木工事跡の角を乗り越えれば城跡だよ、二の丸跡と書いてある、あれ、さっきの看板では二の丸跡はあっちのはず、ま、ええか、窮屈なことは言わないでおこう。
振り向けば、太田川の下流の方向、阿武山がそびえている。水蒸気たっぷりの空気なので、もやっと霞んでいるのが残念だね。
眼の前に築台があって、そこが本丸ということだな、登れば、ほほう、小判型に広い場所じゃないか。
ここが高松城跡、高松山三角点
南原ダム、冠山東側の展望は無理だが、南から西、北へ展望が開く。阿武山、福王寺山、堂床山可部冠山備前坊山、さらに堂床山。南原ダムの堰堤が特徴的だね。
ちょっと地図を教えてほしいんですが。この先に桐原を指す標識があります、そこから山裾の東の道を可部高校の出発点まで帰れるでしょうか。
ありゃぁ獣道じゃがのぅ、ヤブを無理矢理突破すりゃぁ行ける、そがぁに長いヤブじゃぁないがの。あぁ、止めんさる、そのほうがええよ、来た道を帰ったほうが間違いがないけぇの。
ネットで、行った、という話しを見たことはあるが、眼の前のひとの言葉のほうが信憑性があるな、ここはこのひとの言葉に従うとするか。
可部の上流方面来た道を帰ろう。帰りは見覚えがあるから、たったかたったか、たちまち登山口まで戻ったぞ。
振り返って高松山を見るのに、大文字の祭りがあるのだそうな、その火床がどこなのか、ここからは見えないのだがね。
登山道が整備してあるのは火床へ焚き木を担ぎ上げるためだと思うがね、その火床は道筋には見当たらなかったなぁ。
ま、ええさ、不思議が残った。宿題にしとこう。またいつかの将来に解決することにしよう。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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