木次きすき線その3、出雲三成いずもみなり駅~三井野原駅

2015年4月18日

出雲三成駅から亀嵩駅、出雲横田駅、八川駅、出雲坂根駅、三井野原駅

 

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木次きすき線のシリーズも3回目です。
出雲三成駅の対岸にサイクリングターミナルがある。サイクリングうんぬんは掛け声だけで、実態はホテル・レストランなんでしょうね。ベルグリーン仁多という名前です。
これから葬式に向かう何人もの人々が出てきた。ははぁ、そういう使い方もあるのか。観光目的ではなく、人とのお付き合い世渡りのため、こういうのもあるのだね。
まず、出雲三成駅に向かう。複合駅舎になっていて、単独で駅舎を建てる時代ではないのだよ。
さぁ、線路に沿って進んで行こう。湯の原橋を渡れば国道314号線、直進すれば国道432号線、ここは直進する道を行くのだよ。
亀嵩駅、かめだけと読む。松本清張の「砂の器」で名が知れるようになった。ところで、松本清張の価値は重いのか軽いのか、判断が付かなくなった、と思いませんか。
亀嵩駅から少し進むと、山越えの道がある。冬季通行止め、という看板があるだけで、どこに向かうかは書いてない。
軽く峠を越えて進む。
峠を避けるトンネルがある。トンネルの北入口は見たが、南出口は道沿いにはない。いつのまにかたんぼの向こうに線路があるのに気が付いた。
国道314号線に合流した。出雲横田に向かっているのだ。横田の市街地で、国道314号線を離れて駅に向かう。
ここが出雲横田駅、注連縄がでかいよなぁ。なんで駅に注連縄を飾るかは諸説あって、これという決め手に欠けるようです。
なるべく線路に沿って進む。さいわい、ちゃんと連れ添うように進む道があって、軽い峠を越えて、再び国道314号線に合流する。
ここが八川駅、駅わかや、と右から左に書いた看板に出会う。今どき、こんな看板で書いたのではどう読むのか判断に迷うじゃないか。
ずっとサドルに座っているのに、自転車から降りてどこかに座りたくなる。道ばたの石垣に座ってみると、開放感でほっとするのだね。
延命水と看板がある。出雲舞茸の販売所の駐車場に延命水が湧き出している。本来は出雲坂根駅構内が源泉なのだが、そこからパイプで引いているのだそうな。ほんとかね。
出雲坂根駅に到着、ここが名高いスイッチバックの駅なのだ。
駅構内に入ってみると、プラットホームの間に線路が二列ある。片方は下段からの線路、もう片方は中段の線路なのだ。3回の切り返しで高度を稼いでいるのだ。
道の反対側に延命水の看板がある。その先に道があるのが見えている。それが旧国道に進む道なのだ
現在の国道はおろちループを通っている。平成4年(1992)4月に開通したのだそうな。それ以前は旧国道を進むのが当然だったのだ。
旧国道は自転車を漕いで登るのは諦めている。最初から押して登ることにする。急傾斜だし、枝・木切れが路面に散乱していて、タイヤが乗り上げてハンドルが取られるのが予想される。
水が滲み出ていたり、アスファルトがひび割れていたり、道のメンテをしなくなると、一挙に道は劣化するもんだね。
スイッチバックの姿が見えている。線路が二本見えている、下段の線路と中段の線路なのだ。場所を変えてもう少しカメラを引いてみよう。
下段、中段の線路と合わせて上段の線路が見えている。山の麓から山の中腹まで高度・落差が切り上がっているのが見て取れる。
このスイッチバックは新国道からは見ることはできない。旧国道だから見えるのだ。
自動車が止まっていて、スイッチバックを登るトロッコ列車・奥出雲おろち号を撮ろうと、待ち構えている人がいる。さっき通り過ぎたが、復路の列車を待っているのだ。
峠の頂上まであとどのくらいですか。
登ってきた道と同じ距離を登ったら峠に出るよ。先はまだまだ。
そうなのか。まだ半分しか来ていないのか。
先ほど、下のたんぼ沿いででトロッコ列車・奥出雲おろち号を見た。始めて見た。二両の客車をディーゼル機関車が押していた。青い塗装で、窓ガラスはなく、雨が降り込むのだそうな。
たんぼ沿いにトロッコ列車を写真に撮る撮り鉄がいた。ここ旧国道にも撮り鉄がいるのだねぇ。
撮り鉄が一生懸命タイヤで折れ枝を蹴散らし、倒木を排除してくれるのだ。それで道が維持されているのだ。そうでもなきゃ、わざわざこの道を通る自動車などあるもんか。
えんやえんやと自転車を押して登って、ループ橋が見えるところまでやって来た。赤い橋が見えて、中段のループ橋が見えて、下段の道路が見えている。
二重螺旋なのだ。ここからは二重螺旋の一端が見えているのだ。
やっと登り詰めた。再び国道314号線と合流した。ここから三井野原駅まですぐ近くなのだ。
ここが三井野原駅、昔は駅周辺はスキー場で賑やかだったのだが、ペンキが剥げ、旅館食堂も営業していないように見える。ネットで確認すると、まだスキー場は健在だった。なんとまぁ。
さて、帰るぞ。旧国道をブレーキを効かせながら降りて行く。登りは押して登ったが下りは一挙に降りた。
帰りは、木次線沿いがどう、などは考えず、最短距離で帰ることにしよう。
斐伊川の対岸にサイクリングターミナルが見えている。サイクリングとは言いながら、サイクリングに関係するのは貸自転車があるということぐらいかね。
さぁ、戻ってきた。
サイクリングターミナルの標石がある。競輪補助施設、KEIRINのシンボルマーク、日本自転車振興会、ここの部分が重要なのだよ。ここから資金が出て建設出来たんだね。
これから先、競輪は存続できるのだろうか。前途多難かもしれない。
参考 一部分でも重なっているコース
2008年_9月17日 県境、広島、島根、鳥取、岡山、ひとまわり
2011年10月17日 島根の斐伊川、中流域
2011年10月26日 島根の斐伊川、上流域
2013年_9月_9日 鳥取、島根の県境を縫って、船通山山麓一周
2015年_3月30日 木次きすき線その2、木次きすき駅~出雲三成いずもみなり

 

サイクリングターミナル 出雲三成駅 国道の分岐 亀嵩駅
線路沿いの道へ 小さな峠 国道314号線に合流 出雲横田駅
八川駅 出雲坂根駅 旧国道 三井野原駅

 

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