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2008年8月31日
県北山の会
山域:岡山県新庄村

毛無山シリーズ、毛無山けなしがせん

 

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毛無山山の家今日はわたしの所属する山岳会、県北山の会の定例登山の日なんですよ。
目指す山は、岡山鳥取県境の
毛無山けなしがせん、高速道路を使わずに、下の道を広島県から鳥取県に入って、根雨から南下して岡山県に向かう道なんですよ。
根雨の背後には宝仏山があり、標高差800メートルということで、きつい山なのだそうな。いつかは登るぞ、と通り抜ける度に眺めているのだよ。
県境のトンネルを抜けて、連続して谷に渡した橋を渡って、あっというまに新庄村の役場前に到着します。
ここからは国道を離れて山あいの道に入り、
毛無山けなしがせんへの標識に従って進めばほどなく着く。
進む道々で、あれが
毛無山けなしがせんではなかろうかと眺めても、前衛の山に阻まれて見えないのですよ。
毛無大岩田浪駐車場、道の終点に広い駐車場があるのだよ。
今日はイベントがあって
毛無山けなしがせんに大勢のひとが登るのだそうな。駐車場はいっぱいだよ。
わらぶき屋根の山の家の前の広場でストレッチ、中でも、靴の爪先をつまんで膝を曲げずに足を伸ばすストレッチが一番いてて、いてててて。
登山道に入って、白馬山への分岐、ここへは
毛無山けなしがせんから白馬山を経て一周して戻ってくるのだよ。
三合目、四合目と足元に小さな標識がある。どの程度進んだのか確かめるにはありがたいものだよね。
道端に大きな岩があって、毛無大岩、寄せ集めの岩に見えるのだが、もともとは大きな岩にひびが入ったもの。もっと上手に割れれば良かったのにね、ちょっと残念。
白い幹のブナ六合目を過ぎたところに六号大杉、その先に助け合いの木というのが見える、杉とブナが幹と幹を接して立っている。
助け合いと看板があるが、どうみても格闘しているとしか見えないぞ。見たまんまの見立てではまずいので、美しい風景に見立てたんだね。
これまでずっと、谷の真ん中、山腹を歩く道を進んできた。こんな道だったかな。記憶をよみがえらせるのだが、どうも一致しないぞ。
ここで谷道山腹の道から離れて稜線に乗ってきて七合目の標識をみる。
ブナの森を進んで、林床は一面の笹ではるか遠くまで見通しが効く。ブナの森のこういうところが好きなんだよね。
ブナの根が洗い出されて、ブナの根の網を踏んで歩いて行く
毛無山避難小屋木の根道というのがあるが、鞍馬山などたいていは杉の根の道で、ブナの木の根を踏んで歩くというのは他では知らないなぁ。
大きな岩の脇を通って八合目、あと300メートルと標識がある。
谷を覗き込む尾根に出て、そこから頂上が見える。覚えている、この風景は覚えている。やっと記憶と目の前の風景が一致したぞ。
記憶ではこの先に避難小屋があったはずだが、あった、あった、避難小屋があった、記憶が心地よく現実と嵌め合わされて重なり合っていく。
ピタリピタリとマッチしていくのは実に気持ちのええものだね。谷道では記憶に自信が持てなかったのと大違いだよ。
ここから頂上まではそんなにかからない。とんとんとんと頂上を踏む。
毛無山頂上イベントのひとびとで頂上はいっぱいだよ。イベントのひとは逆からやってきて駐車場・山の家を目指すのだそうな。道理で、ずっとすれ違うひとが多かったわけだ。
毛無山けなしがせんからは、北の屈曲点が見えて谷向こうに白馬山そこから尾根道を下って出発地点へ、一周するコースが見えている。
北の屈曲地点の向こうに大山が見えるはずなのだが、雲に包まれて大山の麓しか見えない。
山頂で昼食、さぁ、出発。
北の屈曲点に到着、カタクリを保護して、ロープで三角形に縄張りしてあるから、ここのポイントをカタクリのポイントとでも呼ぼうかね。
ここが大山に一番近いポイント、ラッキーなことに雲が流れて大山の全貌が見えてきた。ほら、写真を撮るなら今だよ。
カタクリを保護しているポイントカタクリポイントを出発すると、瞬間、毛無山けなしがせんの山頂が見えている
ここを逃すと木々の梢に邪魔されてなかなか見えないからね、
毛無山けなしがせんの貴重なシャッターポイントなんですよ。
こぶが何度もあって越えて下って越えて下って、だんだんと高度を下げて行く。
イベントですれ違うひとがまだまだ大勢いるよ。声かけて応援しよう。
ジャーヨウ、ジャーヨウ、ほら、オリンピックで中国人が声援してたでしょ、
加油ジャーヨウ加油ジャーヨウ
あかんな、無反応だ。
大山が見えるギャグとしてもトピックスとしても定着していないな。落ちのなかでも考え落ちだから、いまいちだったな、ダジャレとか、とんとん落ちで畳み込まないと受けないね。
やっと白馬山へ到着しろうまやまはくばさんか読み方が解らなかったのですよ。ほんとはね、はくばせんと読むのだそうな。
ここで稜線が分岐して、東に
金ヶ谷山かながやせん朝鍋鷲ヶ山あさなべわしがせんへの稜線、南の尾根をたどれば下山道、そんな分岐のポイントになっております。
白馬山はくばせんを出発して、南への主尾根から派生する支尾根を内側にたどって、あとは一挙に尾根道を降りて行くのだよ。
道は踏まれて磨かれたようにピカピカツルツルになっている。何度も足元を持っていかれてツルッツルッと危ない目に遭ってしまう。
白馬山やった、やっちまった。滑ったのだが、ストックで突っ張って抵抗した。無理な姿勢で筋肉を傷めたかも、素直に転んだほうが良かったのか、どっちとも言えないね。
しょろしょろと谷の流れの音が聞こえ始めて、谷の流れの対岸は朝に歩いた道なんだよね。
橋を渡って合流して、駐車場まではほんのすぐそこ、はぁい、帰ってきましたぁ。

参考 毛無山コレクション
2003年 9月 2日 福田頭は地元名、毛無山は官の名前
2004年 5月18日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山
2005年 7月18日 今は毛がある、毛無山、大毛無山
2005年 8月 4日 毛無山シリーズ、吉田毛無山
2005年10月21日 毛無山シリーズ、毛無山(けなしがせん)
2005年11月 3日 比婆山群、毛無・伊良谷・牛曳2
2006年 5月25日 毛無山シリーズ、一旦休憩、大暮毛無山
2007年 3月29日 雨上がりの比婆山群毛無山
2008年 7月 5日 鳥取市の毛無山、全部舗装路
2008年 7月19日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山4
2008年11月 6日 今は毛がある、毛無山、大毛無山2
2010年 9月29日 別名毛無山の福田頭ふくだがしら
2011年 4月21日 毛無山シリーズ、吉田毛無山2
2011年 5月25日 吉田毛無山から、鉄屋山、鯛ノ巣山

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




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でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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