2005年10月21日
しぇるぱ単独
山域:岡山県新庄村

毛無山シリーズ、毛無山(ケナシガセン)

 

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駐車場のトイレ毛無山シリーズは結構面白いよ。岡山県に行こう、毛無山をケナシガセンと読むんだそうな。山をセンと読むのは岡山鳥取の専売特許だね。
費用対効果を考えると、大佐パーキングエリアから実験的に出口が設けてある、ETC専用の出入り口から出るのが一番だろうね。コストパフォーマンスがええのだ。
旧大佐町の役場前を過ぎる、周辺と合併して新見市となったんですがね、ここでは大佐支局と名乗ってある。
帰りに、隣りの真庭市を通ったのだが、ここでも旧役場が勝山支局、落合支局と名乗っている。
支所というのが一般的だろうと思っていたが、支局というと偉そうに聞こえるもんだねぇ。交通局、水道局は聞いたことがあるけどね。
責任者は支局長だよね。支所長では生命保険と並んでしまうものね。
近藤勇は新撰組の局長だったよね。
毛無山、山の家混ぜ返すなよ。体裁を取り繕って、結果、どこか奇妙に見えてくる例だね。
県道58号線を北に走るのが最適だと決め込んだんですよ。
肝が冷える道だった。県道とは名前だけ、道が細いのだ、対向車が来たらどこで交わすか、そのポイントをマークしながら進まないといけない。
後ろからトラックが来たが、先に行ってもらおうよ、追い立てられながらでは生きた心地がしないもの。
峠を越えて、なんとか幅広の道になってきたよ。
この道を帰りにも使うかって、とんでもない、二度とあの道は使いたくないね。
新庄村の里に入ったぞ。町村合併の流れに抵抗して、この村が独立独歩の道を進むのはどうしてなんだろうね。
六合大杉積極的に単独の道を選んだのか、周辺から相手にしてもらえなかったのか、真相が知りたいもんだね。
毛無山への道はノボリが教えてくれるよ。
明日22日から25日まで国体の縦走競技が毛無山であるのだそうな。そのPRノボリが行列しているよ。
いやぁ、前日の今日でよかったなぁ。国体とぶつかると、一般人は制限を受けるかもしれないものね。
ねぇねぇ、そもそも縦走が競技になるのはどうしてだろうね。
時間を争うのだろうか。山道は狭いから後続は先発を抜けないよ。時間差で出発してタイムを取るのかねぇ。
技術点、芸術点も加味するのだろうか。単なる縦走では、技術も芸術も関係ないだろうしね。
ブナの根張り人工壁でのクライミングなら競技になるだろうさ。これなら観客も優劣の判断は下せるものね。縦走競技とは何物だろう。
国体のノボリがなくても、毛無山の麓にはちゃんと標識があるよ。ほら、終点の田浪に到着した。
国体のおかげなのかしらね、立派な駐車場とトイレがある。トイレの入り口に大山隠岐国立公園と名乗りがあるよ。
ここは遠く岡山県なんだけど、大山隠岐国立公園に繰り込まれたものだそうだよ。
この毛無山の鳥取県側は対象になっていない、岡山県側の南斜面が対象になっているのだそうな。へぇぇ、こんな飛び地指定は面白いね。
茅葺屋根の山の家というのがあるが、どうやらこれは宿泊施設らしい。
林道にチェーンで車の通行を封鎖してある、チェーンをまたいで入って行くとしようかい。
毛無山の頂上が見える看板に制限が書いてある、ペットはいけない、バイク自転車もいけない、虫・草・枯れ葉から小石のかけらまで取っちゃいけない、ラジオもいけない、すべていけない。何もかもいけない。
入っちゃいけないと書いてないだけ、ありがたく思おうよ。
入ってすぐに、白馬山への標識がある、谷の流れの反対側に、毛無山からぐるっと回って戻ってくるんだね。
林道は大きくカーブして曲がっていく、登山道は曲がらず直進していくのだな。
立派な歩道だね。国立公園に関わり無く、昔から大勢のひとが歩いた道だね。
役小角ゆかりの修験道の山なのだそうな。後山と並んで、岡山県の女人禁制の山だったんだそうな。戦後に、毛無山は女性にも開放されたんだとさ。
本谷と支谷の間の尾根を登って行く。3合目標識が現れた。これから先、何合目と教えてくれる、何丁と教えてくれるより、10分の何々の標示のほうが好きだね。
避難小屋毛無大岩というのが現れた、道端の岩に命名したのだが、割れているのが残念だなぁ、それでもシメナワを張って敬意を表してあるよ。
谷にはクヌギの巨木が見える。このあたりはクヌギとブナの混在林なんだね。ブナが優勢にみえるが、なかなか、クヌギも負けてはいないさ。
林床は雑木がなく笹に覆われているので、ブナの森を堪能することができる。
ブナの樹とは真っ直ぐなものなんだよ。いびつに曲がりくねっているのがブナと刷り込まれたが、カメラマンが好んでそんな樹を撮ったから間違いが広まったんだね。
登山道が幅広なので、ブナの根張りがよく判る。本来、このように広く深く根を地面に張っているんだね。
それでも、台風のせいで倒されているのをよく見るよ。背丈が高いぶんだけ抵抗の負荷がかかるんだろうね。
山腹を横切って、稜線に出てきた。頂上が見える、なるほど、潅木しか生えていないな、毛無山の由縁がここにあるのだね。
毛無山頂上避難小屋が見える、9合目になるんだね。避難小屋なのに鍵を掛けてあるのが多いもんだが、ここはどうだろう。ちゃんと扉が開いたよ。ベンチと机があるんだね。
頂上はもうすぐ、振り返ると、里が見える、出発地の駐車場まで見える、ずっとブナの森を歩いて来たんだねぇ。
さぁ、毛無山の頂上だ。日本海が見える。北に大山が見える。山頂は雲に閉ざされているので残念だね。
蒜山三山が見える、その手前に、毛無山から縦走する朝鍋鷲が山、その手前に白馬山の頂上が見える。あそこまで行くんだよ。
デジカメのメディアが壊れてしまっていた。ここから先の写真は写っていなかった。頂上の記念写真が撮れたのがせめてものことだったね。
毛無山からは時計方向に円を描いて進んで行くんですよ。
どんどん下がって行くなぁ。転進する箇所に来た。ここが鳥取県側からの登山路合流地点、カタクリの繁殖地なんです。
大山ロープで囲って、カタクリを保護してある。花の盛りには、さぞかしひとが集まることなんだろうな。
道を続けて下りて行こう。
ネットで読んでいると、稜線の腹背性というのを知ったぞ。平たく言うと、稜線には裏表がある、と言うことなんだそうな。
北西の季節風で北側斜面の雪が稜線を越えて吹き飛ばされて南斜面に溜まる、積雪は北側より南側のほうが分厚いのだそうな。
したがって、北側斜面には積雪に邪魔されることなく雑木が繁茂する。
南側では、圧雪で笹しか生えなくなる、さらに、笹はつるつるしているので底なだれを頻発し、木の成長を妨げてしまう。
なるほどなぁ、白馬山への稜線を歩くと、この観察はその通りだね。北の斜面と南の斜面では大違いだよ。
白馬山をここが白馬山、麓の看板で、朝鍋鷲が山への縦走を促していたが、ここから続いているんだね。
大山の展望はここが最後、一歩でも前で見ようと進むので、笹原が踏まれて広場が突き出して広がっている。
ここからはひたすら下へ下へと下りて行く道だよ。
谷の流れの水音が聞こえてきた、もとの道はもう近いぞ。橋を渡って林道と合流したよ。
駐車場まで帰ってきた。
帰り道はあの悪名高い道を通るのは嫌だね。国道を使って、中国道落合インターから帰ることにするよ。

参考 毛無山コレクション
2003年 9月 2日 福田頭は地元名、毛無山は官の名前
2004年 5月18日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山
2005年 7月18日 今は毛がある、毛無山、大毛無山
2005年 8月 4日 毛無山シリーズ、吉田毛無山
2005年11月 3日 比婆山群、毛無・伊良谷・牛曳2
2006年 5月25日 毛無山シリーズ、一旦休憩、大暮毛無山
2007年 3月29日 雨上がりの比婆山群毛無山
2008年 7月 5日 鳥取市の毛無山、全部舗装路
2008年 7月19日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山4
2008年 8月31日 毛無山シリーズ、毛無山けなしがせん
2008年11月 6日 今は毛がある、毛無山、大毛無山2
2010年 9月29日 別名毛無山の福田頭ふくだがしら
2011年 4月21日 毛無山シリーズ、吉田毛無山2
2011年 5月25日 吉田毛無山から、鉄屋山、鯛ノ巣山

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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