2005年11月21日
しぇるぱ単独
山域:島根県飯南町

島根県民の森、草ノ城山くさのじょーざん

 

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県民の森、研修館今日はほんとはね、女亀山に行くつもりだったんですよ。
遠足で登ったんだろうな、女亀山の頂上に小学校の寄せ書きプレートがある。通常のコースなら小学生の足では長すぎるぜ。
頂上から南に降りる道が切り開いてある。地図で見るとこれが最短だから、このコースを登ったのに間違いないだろう。
下の舗装路で、きっとここだろうと、にらんだ箇所から取り付いた、すぐにコースは行き詰まり、小学生がこんなヤブを歩くはずがないぞ。
こりゃだめだ、どこかよそへ転進しよう。
県境を越えよう。島根県の県民の森、そこにまだ歩いていないコースがあるじゃないか。そこにしよう。
到着しました、県民の森。研修館そばの駐車場でイラストマップを見上げる、ここから琴引山には行ったよな、指谷山から指谷奥にも行ったよな。
草ノ城山分岐すると、この山域で行っていないのは草ノ城山、よし、ここに行こう。
研修館の前を流れるのが小田川、最後は
神戸川かんどがわという名になって、出雲市で日本海に流れ出るのだが、今はまだ、上流の上流、この谷の最後の集落名が小田なので小田川と呼ばれております。
指谷山から指谷奥に行って、小田川の谷へ降りて来た、ここで草ノ城山への道標を見たことがある。
そこまではアスファルトの舗装が続くんですよ、ちょっと長かったな、と覚えている。そこは我慢で、とにかく歩こうぜ。
ここだ、ここだ。道標があった。和恵縦走路へとあるが、裏をのぞくと草ノ城山と書いてある、この道で間違いないぞ。
この谷を祖父釜谷と言うのだそうな。
指谷山の稜線林道をずっと行くのかと思っていたが、途中で谷へ下りて行く、谷を渡って反対側の尾根を登って行くんだね。
後ろを振り返ると、谷の反対側がよく見える、指谷山は右の尖がりの山ではなく、のっぺりとした平凡な姿の真ん中の山だな。
稜線は落葉して裸木になっている、今なら稜線の姿がすっかり透けて見える。頭を回して、左の峰が指谷の奥なんだな。
谷の奥に富士山型の三角の山が見える。どうも無名の山らしい、山を突き抜ければ
草峠くさんだわがある、そんな位置関係なんだね。
これから登る草ノ城山はどれなのか、ついに判然としなかったよ。
道の両側にブナの樹が見られるようになってきた。
ここの斜面は伐採からまぬかれている、早い時期から県有林になったのだろうか、戦後すぐ、パルプ需要が旺盛だった、よくまぁ取り残されたもんだよ。
稜線の分岐今は県民の森、この道も3メートルの幅があるよ。落ち葉の踏みつけ具合で人出がどの程度か見当はつくもんだよ。
めったにひとは通らない、でも、ここは県民の森だもの、道の草を刈って入念に整備をしてあるんだよ。島根県民じゃないのに踏んで通るのは申し訳ないような気がするね。
立派なベンチがあるぞ、ここが分岐なのかい、草ノ城山へ0.3キロ、琴引山へ3.9キロ、ここが三叉路の交差点なんだね。
あともうちょっとなんだが、なかなかに抵抗する斜面だね。
左を見ると、つまり、北西方向なんだがね、三瓶山がどぉんと見える。いつ見ても三瓶山は気持ちがええなぁ。
右を見ると、指谷山と指谷奥の間に、八国見山が見える、小さくてもリトル富士山だから見間違えるわけはないさ。
道が分岐している、ははぁ、山頂を経由する道と、山頂をパスする道と、両方あるんだね。
三瓶山向こうに山頂が見えてきた、ブナ林の間に見えてきた。
草ノ城山の山頂だよ。
峰の続く先に大万木山が見える。あの山がこの界隈の盟主なんだよ。大万木山が見えるかどうか、他の山では必ず探して見る。
福田頭と比婆山山群も見える、その間に尖がりの山が見えるが、帰ってからカシミールで確認したが、なんという山かは不明だった。
振り向けば三瓶山も見える、琴引山も見えるが、木立に邪魔されて姿のええ写真が撮れないのが残念だね。
さて、戻ろうかい、さっきのベンチ、分岐まで帰ってきたぞ。
来た道をそのまま戻るのももひとつだね、稜線をたどりながら戻るほうが気持ちがよさそうだ。
草ノ城山頂上ただね、見渡す稜線はかなり登ったり降りたりの繰り返しの道みたいだよ、覚悟はええかい。
いっぺん下って登りかえす、あれ、稜線から離れて迂回する道になった、ラッキー、いや、ラッキーでもないぞ、どれだけ降りれば気が済むんだい、ほらぁ、登りかえしにけっこう息が切れるじゃないの。
最初のコブがそうなんだから、これからは全部巻き道だと期待しても不思議はないでしょ、甘い、ここからは全部丹念に稜線の通りに歩いて行ったよ。
お、切り開き、谷底の研修館が見える、ちょうど真下に見えるんだね。
切り開き周辺は三角点の航空測量と同じカタチなんだが、ここは三角点じゃないぞ。
杭を見ると、国土調査、このシルシはあちこちで見るよね、民営化の一端なのか、官の整備の一環なのか、どうなんでしょうね。
大万木山ずっと琴引山は見えるのだが、木が邪魔して写真に撮れない。裸木のこの季節だから見えるのだよね、緑の季節なら葉っぱに隠れて全然見えないところだよ。
いくつ、コブを越えたのかしらね、これだけ登り下りが大きいと、これはもうコブとは言えないね。でも、無名の山だから所詮はコブなんだよね。
分岐の道標がある、ここが琴引山への分岐なのだ。葉っぱが落ちているから、木が透けて琴引山が見える。
琴引山は大国主命の創世神話の場所なんですよ。
須佐之男命が大国主命を配下にして、そこから出雲神話が伝承されているんだが、徹底して敗北が語られているんだよね、ヤマトの勝利が語られているんだよね。
創世神話だから、スサノオ以前かと思えば、ここでも違った、スサノオから太刀、弓矢、琴をもらって国造りを始めたという、なんとねぇ、最初の最初から、神話を塗り変えられていたのじゃないか。
琴引山分岐出雲神話から離れて稜線を降りていこう。
ここからはどんどん下り一方なんですよ。何度も折り返し折り返し降りて行く。
山道から林道に出て行く、ここは、左右の林道へ曲がらずに、広い林道を直進しなきゃならない。
つぎに、山道へ誘導する道標がある、どうしようかね、ここから山道を降りれば研修館のだいぶ下のところ、きのこセンターのところに出るんだがね。
真っ直ぐにこのまま林道を進むのも興味があるね。この林道がどこへ出るのか知りたいもんだよ。
尾根の先端まで突き出して、左、上流の方へ曲がっていった。あとはくねくね、道のままに歩いていこうね。
ははぁ、研修館のちょっと上流部で舗装路と合流するんだね。この林道は才谷線と言うのだそうな。
林道の出口あとはぶらぶら歩いてもたいした距離ではないぞ、さぁ、駐車場まで帰ったぞ。
そうだ、研修館管理事務所で山の名前の読み方を教えてもらおう。
あのぉ、すみませんが、さっき登ったんですがね、草ノ城山はどう読むんでしょう、クサノシロヤマ、クサガジョウヤマ、いろいろ読めますが。
え、クサノジョーザン、こう読むんですか、ありがとうございます。

島根県民の森、関連
中国、雲南、琴引山2、(南から)
島根県民の森、指谷山から指谷奥

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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