2011年9月23日
しぇるぱ単独
山域:広島県安芸高田市

鷹ノ巣山から硫黄山

 

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鷹ノ巣山登山口鷹ノ巣山は広島県内では、けっこう名高いのですよ。
鷹ノ巣山の近くの山を見渡すと、硫黄山が目を引きます。頂上近くに電波塔があるので絶好のランドマークになって、余計に目を引く。登らなきゃならんなぁ、と思いながら今になってしまいました。
よぅし、出かけるぞぉ。
向原の町を通り過ぎ(三次から広島方面に向かうので、こっちから進むと通り過ぎることになるのです)、神ノ倉公園の方向に進む。
県道の分岐があって、有留(県道328号線)、保垣(県道80号線)と行く先を示す。保垣の方向へ進むのです。
県道80号線とは名ばかりで、この先、通れません、と通行禁止を指図しています。
通れることは通れるのだよ。「鷹ノ巣山山麓を一周する予定が---」自転車で南から峠を越えて来たことがある。砂利道とひび割れた舗装の道で、自転車がパンクした苦い思い出の道なんだよ。
最低鞍部に出る倒木があっても、処理するのは急がないから、この道を車で越えるのは止めたほうがええ。どうしても行くなら、いざという時に備えて、チェンソーを車に積んで行くべきだね。
集落の終わり、橋を渡らずに、橋の下へ降りて行く道がある。鷹ノ巣山登山口と看板で誘導してあるから安心して進めばよろしい。
鷹の巣山、西からの道」2006年11月18日にこの道を行ったことがあるんですよ。経験があるから安心して進んで行ける。
この道は、高級な自動車で入るもんじゃないよ、軽トラが一番、四駆などのタフな車で入ってちょうだい。枝が落ちていたり、谷から土砂が溢流していたりで、パンクに強いタイヤで入ってちょうだい。
どこまで登るんだろう、ほとんど稜線近くまで登るのかいな、そうです、ほんまに稜線が見えるところまで車で登って行くのです。
プレハブの現場事務所がある。2006年に来た時にはこのプレハブ小屋はなかったぞ。
プレハブの前に車を止めて、さて、歩き始めるよ。
鷹の巣山頂上セメントで舗装した作業道が伸びている。この道は、進む方向が違うから進んではいけない。ブルドーザーで押し開いた道が上に伸びている。そっちに進むんだよ。
あっちに行き、こっちに行き、ブルの開いた道は乱雑に交差しているが、要は、上へ上へと進めばよろしい。
稜線が見えてきた。ここが稜線。
稜線を進むか、ブルの開いた作業道を進むか、とりあえず、ブルの開いた作業道を進んでみよう。
稜線から離れていくようなので、これ以上作業道を進むのは止めておこう、稜線まで引き返そう。
最初の頑張り、かなりの急傾斜なんだよ、ここがこぶ、鞍部に降りて、こぶともいえないこぶを越して、頂上まであと1キロの標識があって、アセビの茂みを抜けて、頂上まであと500Mの標識がある。
ここからが今日一番の急傾斜、踏ん張って踏ん張って、踏ん張ったところで頂上の休憩所が見えてきた。
鷹ノ巣山から硫黄山をあのねぇ、心が折れそうなひとに頑張ってと言ってはいけないよ、そんなときは、踏ん張ってというんだよ、そんなフレーズを読んだことがある。今は、踏ん張って、これもNGワードなんだそうな。
頑張って、踏ん張って、どっちもいたわりの言葉なんですよ。その言葉を拒否されたら何も言えないよ。
心が折れそうなひとというのは、都合のええガードを張っているとしか思えないね。病気を盾にしているから病者の言い分はとても強いのだよ。同感できないほど主張が激しいのはどうかと思うよ。
休憩所は鉄骨造りプレキャストコンクリート板で屋根と壁だけの建物なんですよ。
真正面の南には福富ダムが見えていて、屋上から北を眺めれば向原の集落が見える、あそこを通り抜けてきたのだよ。
西を眺めると、登ってきた稜線の向こうに硫黄山が見えている。次は硫黄山を目指すのだよ。
さぁ、降りて行こう。
林道に出る頂上から近くに林道が開かれているのを見つけていた。その林道はどこへ繋がっているのか。だめだった、方向違いだ、反転して福富側の登山口の方向へ行くものだった。
気を取り直して、稜線の道に戻って進む。
登山口からの最低鞍部に戻ってきた。
ここには案内標識があって、進行方向は登山口と鷹ノ巣山だけが○、他の方向は×と表示してある。
地図で見たところでは、最低鞍部から100mから200mも下れば林道がある。×と書いてはあるが、この程度のリスクを冒さないで山歩きなどできるものか。
最初だけ草に覆われているが、下生えがなくなってくる。
伐採の跡地では草木が失地を回復しようと猛烈に繁茂するが、もう植生は極相になって安定しているのだもの、邪魔な草木はなくて、楽に見通して歩ける。
硫黄山から鷹ノ巣山を昔々の仕事道の跡が残っているのですよ。木々を透かしてその道を拾って行けば楽々と歩いて行ける。
ポンと舗装路に出た。稜線からはごく短い距離だったよ。
舗装路には電線が平行していて、この先の電波塔へ電力を供給しているのだね。この舗装路は電波塔の建設道路、保全道路なんだよね。
三叉路に出た。電線が横に誘導しているので、道もそっちへ向かう。
ほどなく電波塔が見えてきて、ここが電波塔、NTTドコモ中国硫黄無線中継所と看板にある。
ドコモはどこの電波塔でも看板を出しているよ。なんにも看板がない無線塔がある、名前を出すと復讐・腹いせされる施設があるんだよね、警察無線など。刺激しないように匿名にするのも、あり、だろうねぇ。
施設の背後に登ってみよう。
ショートカットの道の入り口
法面のりめんの上端からは鷹ノ巣山がよく見える。頂上の休憩所まで見えている。西側の稜線は、最初が急傾斜、こぶがあって、第二のこぶは小さくて、最後の急傾斜がぐんと伸び上がっているのがよく見える。
硫黄山の三角点を探して進むのだが、あれれ、道はどんどん下がっている。これは方向を間違えたな。
引き返して、電波塔敷地をフェンスに沿って南東角から南西角まで歩いていく。
ちょっと待ったぁ、スズメバチが飛んでいる。ギンバエが餌を求めて群れている。スズメバチが狩りをするのだが、へたくそだねぇ、ギンバエはするりするりと身をかわしている。一匹も捕まえられないのだよ。
スズメバチがギンバエを捕まえて立ち去ってくれたら進路を行こう。なんぼ待っても、へたくそめ、待ちくたびれたぞ。
あきらめました。スズメバチの危険を冒してまで硫黄山の三角点に行くことはない。
さっきの三叉路まで引き返す。三叉路は山の尾根の上にあって、尾根を進む道がありそうにも見える。ただし、リボンもないなぁ、テープも見当たらないなぁ。
植林地に出るええい、このまま舗装路を歩いて行こう。
歩いていると、右の山と左の山に挟まれて谷の水が流れているのが目についた。道があるじゃないか、リボンがある、テープがある、ここに山道があって、誘惑される道だなぁ。
舗装路の固い道を歩くより、柔らかい山道を歩いて距離を短縮するほうがええ、こっちの道に進もう。
石垣があって、人家跡が見える。炭焼き窯の小屋跡が見える。はっきりした道はここまでだな。ここから先は道が消えてしまっている。
水源地なんですよ、湿地帯で、コケを踏んで枯れ枝を踏んで流れを渡っていく。
稜線はすぐ先に見えている。稜線のすぐそばで水が湧いているのは不思議な気がするね。滲んでいる水ではないのだよ、こんこんと湧きだしている泉なのだよ。
稜線のこっち側は自然林、向こう側は植林で、間伐のための作業でブルドーザーが縦横にキャタピラ跡を刻んでいる森なのだよ。
プレハブ小屋ブルが押し開いた道を進む。谷の中央へと進めばよろしい。
朝に歩いた最低鞍部が近づいてきている。この道を登ったよな。朝来た道と合流して、そのままブルの道を降りていく。
プレハブ小屋が見えてきた。軽トラが見えている。
さて、戻ったぞ。帰って行こう。
谷の出口から稜線を振り返る。あれが鷹ノ巣山なんだよ
参考
広島県のへそ、鷹ノ巣山 (2003年10月18日)
頂上は好展望、鷹の巣山 (2004年4月11日)
鷹の巣山、カンノ木山、広島中央 (2004年10月15日)
向原、北の登山口から鷹の巣山 (2006年8月21日)
鷹の巣山、西からの道 (2006年11月18日)

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



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