2011年11月16日
しぇるぱ単独
山域:香港

香港ハイキング、龍脊(ドラゴンズバック)

 

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柴湾の出口昨日の蚰蛇尖シャープピークに続いて、龍脊(ドラゴンズバック)に行こうと思うんですよ。
香港には自然歩道がこれだけあります。

麥理浩徑 (MacLeHose Trail) 新界を東西に横断する100kmのコース ポストのマークにMの字がある
衛奕信徑 (Wilson Trail) 香港島を縦断後、海を越えて新界北部までを縦断する78kmのコース ポストのマークにWの字がある
鳳凰徑 (Lantau Trail)  ランタオ島(大嶼山)南部を一回りする70kmのコース ポストのマークにLの字がある
港島徑 (Hong Kong Trail) 香港島を東から西へ横断する全長50kmのコース ポストのマークにHの字がある

柴湾の華人墓地その、ホンコントレールの一部分を歩こうというのですよ。
大角咀タイコクツイのホテルを出て、一番近い駅がMTR(地下鉄)は旺角モンコック、九龍側から香港島にトンネルで渡って、MTR(地下鉄)は柴湾チャイワンが終点で、ここで降りる。
ドラゴンズバックへのアプローチをネットで探しまくったのですよ。
一番理解しやすいのが、龍脊(Dragon's Back)から石澳(Shek O) 香港トレイル:jun2さんの旅行ブログby 旅行のクチコミサイト フォートラベル
他のコースはバスが曖昧なんですよ。土日ダイヤがどうだの、平日ダイヤがどうだの。jun2さんのコースは駅から歩こう。これは解り易い。
バスで散って行くのは、何番のバスに乗るのか、どこのバス停で降りるのか、そこに自信が持てない。バスで駅に戻るのは終点まで乗っていればええのだから簡単だ。
バスが使いにくければ歩けばよろしい、そりゃそうだよね。
馬塘凹で、
柴湾チャイワンの駅でE出口から出るように、とのこと。
建物の通路から歩き始めたのだ。マンションとマンションの間を歩くので、ひとさまの敷地内を歩くので気が咎めるね。
南を目指せ、ということなんだが、香港の街はビルが接近していて太陽の方向が解りにくい。その南がどっちか判断できない。
ビルの隙間から墓地が見えた。墓地を目指せばええのだ。遮断機で通れなくした私有地道路なんだが、通りますよぉ。とにかく道から道を横断して墓地に近づかなきゃ。
巨大広大な墓地だねぇ。
柴湾チャイワンの後背地は全部墓地と言ってもええじゃないか。
墓地が広すぎて、どこから取りつくべきか判断がしにくいが、まぁ、管理事務所がある中央から階段を登って行けば間違いは少ないだろう。
墓地には座標があって、○○段○○台○○号と番号が振られている。何々家の墓と思うでしょ。個人墓なんだね。夫婦墓なんだね。夫婦でも同姓ではないから、錯覚しそう。夫婦別姓というのは馴染みにくいね。
今までは、広い山野の中に墓を見るばかりだった。家形式の墓で、沖縄の亀甲墓と似たような恰好が多い。その場合は何々家の墓なんだろうね。
山道への分岐ここの墓は板碑が立ててある形式なのだ。それでも墓の周辺に余裕を取ってあるから、このまま個人墓方式を続けると、いくら墓地の用地を拡張しても足りなくなる、のではなかろうか。
墓地の最上部で行き詰った。排水溝がある、溝を縦に登って、墓地の上の道路に出た。
振り返ると、墓地とマンション群とはえらく接近している。中国にも墓参りの紋日はあるのだろうか。さぞかし混雑することだろうね。
墓地に沿って、どこまでもどこまでも、この先まだまだ墓地が続いている。あまりの規模にあきれるしかないね。
谷が収まるところで、墓地の上の道は稜線への道と合流した。
階段を昇って、その上はドライブウェイの終点になっているのだ。アズマヤがあって休憩できる。かなり大勢の休憩者がいる。ここの峠は馬塘凹という峠なのだよ。
案内標識があって、大潭峡、大浪湾、どっちへ行けばええと思う。
昨日、
蚰蛇尖シャープピークを歩いたとき、大浪湾、北潭凹パクタンアウなどがあった。地図で確認すると別のものだった。たまたま同じ名前だというだけのことなのだ。
龍脊への分岐実は迷いました。どっちへ進むか、あっちへうろうろ、こっちへうろうろ。決め手は、ホンコントレールの看板、そうか、今日のコースははホンコントレールに沿って歩けばええのだ。大潭峡の方向へ歩けばええのだ。
大浪湾は香港島でも最西端、ホンコントレールの起点・終点となるわけですよ。したがって、大浪湾の反対側に進めばよろしい。
ドライブウェイの上を歩いていく。一台も自動車が走ってはいないが、舗装道路は足の裏に響いてくるね。ホンコントレールのポストが出てくる。
ドライブウェイと地道が分岐する分かれ道に到着した。やれやれ、これで楽になる。龍脊 DRAGON'S BACK を指す標識もある。
実に水平な道なんだよ。山腹の道なんだが、上るでなし下がるでなし、ほんまに水平な道を付けてある。繁みの中を進むので、何ほどの変化もありません。なにしろ、展望が効かないのだよ。
一ヶ所だけ、やぶが途切れたところがある。湾の向こうに紅山半島・白筆山の高級そうな住宅地が見えている。
香港では高層住宅が当たり前なんだよね。中層住宅・低層住宅を見ると、これは特殊な存在だと贅沢感・高級感が溢れてくるのだよ。
この風景が龍脊三叉路に出た。このまま水平な道を進むか、稜線を目指す登りの道を選ぶか、当然、稜線への道、龍脊 DRAGON'S BACK への道を選ぶよね。
稜線に出て、この先に盛り上がりが見える、こぶまで登ると、さらにその先に盛り上がりが見えている。
このこぶこぶの連続を、龍脊 DRAGON'S BACK と呼ぶのだそうな。
八ヶ岳という山はありません、あのあたり一帯を八ヶ岳と呼ぶのだ。同様に、龍脊 DRAGON'S BACK という山はない、このこぶこぶを龍脊 DRAGON'S BACK と呼ぶのだ。
ここが龍脊 DRAGON'S BACK の三角点、打爛捏頂山と標識にある。もうひとつ名前がある、SHEK O PEAK 、東の海が石澳湾、集落の名前が石澳、ということで石澳山という名前でもあるのだ。
正式名称があって、俗名もある、そんな山はなんぼでもあります。香港の山のように、現地名と英語名がごちゃまぜになって、英語名の方が通用しやすい、これは極端な例だね。
山頂から下りて行く。
眼下には石澳のゴルフ場が広がって見える。
三角点いったんタワに降りて、次の山に登らなきゃならんのだろうな。
あれ、タワで右折してそのまま下山する道がある。やれやれ、あとは降りていくばかりなのだろうね。
さっき三叉路があって、稜線への登りを行った、まっすぐ進む道と合流した。山頂をパスする道なんだね、ホンコントレールは龍脊 DRAGON'S BACK を通らずにコースを引いてあるのだろうか。
登ったり下ったり、襞々皺々の上がり下がりはあります。平均すると下り坂、前触れなしに、ぽんとバス道へ出てきた
バス停の名前が土地湾というのだよ。ここに集落はない。バス停から下に降りていくと土地湾の集落があるのだよ。
バスのダイヤ表の見方がよく解らない。
稜線から見ていると、街道をバスが走るのが見えている。割と頻繁にバスが行き来していたな。そんなに待つことはないだろう。
ほぅら、すぐにやって来た。そんなに待つまでもなかったぞ。
ホンコントレールへ復帰二階建てバスの二階に座ることにしよう。海沿いの街道だから、窓からの景色はよかったね。
バスの行く先は、サウ箕湾駅、サウの字は{竹冠+肖} JISでは出ない字なんですね。
地下鉄の駅に潜るまでに、商店街の雑踏が、これは香港だなぁ、ローカルなところがええなぁ、とえらく気に入りました。
さて、MTR地下鉄に乗って帰るとしよう。
そうそう、手持ちの水は1.5リットル、全部飲み干したよ。11月とは言うものの、暑くてシャツなんか着ていられない、Tシャツだけで行動しました。
夏の盛りにはどれだけの水を持って行くか、よぅく考えたほうがええと思うよ。
そうそう、これは注意してくださいよ。
Google Map で表現していますが、緯度経度に問題はないようです。ただし、高度は当てにしないでください。三角点が最高地点なのに間違っているし、海抜0メートルで長い距離を歩いていることになっています。
バス停香港で、Google とタイアップしているのは MapKing です。 MapKing の地図がヘボなんです。台湾でタイアップしているのは Kingwey です。この Kingwey も高度については極めてヘボでした。
日本でタイアップしているのは ZENRIN ですが、国土地理院ほどの正確さを求めるのは無理がありますよね。無料のソフトなんだもの、多くを求めてはいけないね。
参考 2001年_2月10日 香港ハイキング、馬鞍山
    2001年_2月11日 香港ハイキング、西湾山
    2006年_5月_9日 香港ハイキング、大帽山タイモーシャン
    2006年_5月10日 香港ハイキング、鳳凰山ランタオ・ピーク
    2007年12月_4日 香港ハイキング、馬鞍山2
    2007年12月_5日 香港ハイキング、獅子山ライオンロック
    2009年11月17日 香港ハイキング、青山Castle Peak
    2009年11月18日 香港ハイキング、八仙嶺
    2011年11月15日 香港ハイキング、蚰蛇尖シャープピーク
    2013年12月_1日 香港ハイキング、大刀屻ナイフ・エッジ
    2013年12月_2日 香港ハイキング、釣魚翁ハイ・ジャンク・ピーク

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