台湾、日月潭、湖畔を一周

10年7月14日

日月潭は台中から入った山の中にある
Google Map で表示すると
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
注 Google Map で、緯度経度は正しいとしても、高度については数値の獲得に失敗しました。
  高低差については参考にならないと思ってください。
台湾の地図を眺めているうち、日月潭が目に入りました。
どうやら、湖の周囲を自転車で巡るのが台湾での流行りになっているそうな。日本から参加してもええじゃないか。
台北の空港は桃園にあるんですよ。実は、今までは地理的な位置を把握していなかった。
空港から台北車站(台北駅)まで行って、台湾の新幹線を台湾高鉄HSRと呼ぶんですよ、乗って進むと、桃園という駅がある。
なんだ、なんだ、わざわざ遠くまで行ったのか。帰りの道はショートカットしような。
HSR台中で駅で降りて、在来線の台鉄TRAに乗り換えて、TRA台中まで引き返す。
HSRは High Speed Railway の略で、TRAは Taiwan Railway Administration の略だといえば納得でしょ。
台中の駅前で日月潭行きのバス停を探して、苦労したよ。駅からだいぶ離れたところにバス停はあった。
なんのことはない、HSR台中を経由して日月潭に向かっていくのだ。HSR台中で乗ればもっと簡単だったのだ。
バスの終点は、バスセンター、ヴィジターズセンター、地階にGIANTの自転車ショップがあるのを確認してホテルに向かう。
泊まったホテルは日月潭晶園休間渡暇村(Cristal Resort)、湖畔から離れてはいるが、なかなかええホテルだったよ。
夕食と朝食が付いて一泊一万円だからリーズナブルと言えると思うよ。
翌朝、ふたたびGIANTの自転車ショップへ、貸し出しの手続きをすませて、いざ、出発するぞ。
街道は狭いけど、自転車がうろうろしております。自動車は自転車を避けながら運転しております。
ここはこんな場所なんだね。自転車リゾートということで、自転車の優先順位が高いのだ。
グーグルマップと引き比べながら見てほしいのだが、大体11時の位置から出発しました。
ほぼ1時の位置、そこに文武廟がある。
孔子や関帝など、儒教、仏教、道教の姿が祭られていて、門には、文武廟とあり、崇文、重武と趣旨が掲げられている。
4時の位置に徳化社がある。生蛮を徳化する施設という意味なんだろうが、歴史的名称としてスルーしてね。
ここから水社大山への登山道が始まるのだ。翌日、ここから水社大山を目指したのだよ。
おおむね6時の位置に岬が突き出している。土亭仔の岬で、車道から岬の突端へ木道でできた歩道が続いている。
自転車でスイスイと通り過ぎるのもなんだし、たまには歩道も歩いて水辺に遊ぶこともやってみなきゃね。
舗装路まで引き返して、車道の坂道を漕いで登って、展望台から日月潭の全貌が見える。
東側は円形の湖で太陽の円形を受けて日潭と名づけ、西側は細長い姿で三日月の形を受けて月潭と名づける。
境目の湖面には島があって、拉魯(ラル)島、部族の先祖霊を祭ってある。島は上陸禁止となっている。
隣りにある寺は玄奘寺、西遊記の玄奘三蔵法師舎利を祭ってある、のだそうな。
この先は、蛇行しながら急な下りの坂道になっている。
ここでの交通標識には弯とある、湾からサンズイを取った字ね、日本での警告では、普通は、急カーブだよね。
湖畔に沿って進む道になり、今は、月潭を眺めながら進んでいるのだ。
月潭の南端あたりでトンネルをふたつほど抜ける。
月潭の湖畔は尾根が盛り上がって自然の堰堤になっている。
想像では、ダム湖は南から放流しているのだろうと考えていた。違った。こっちに放流口は存在しない。
道路は一挙に下へ下へと降りて、反転して、登り返すポイントにさしかかった。
警察があるから、それが目印ですよ、と教えられていた。信号のある交差点、これも重要なポイントになります。
ここから登りなのだが、さっき下ったんだからしょうがない、下ったぶんだけ登りなおさなきゃならない。
GoogleMapの表現では平凡な坂道にしか見えないが、違う違う、延々と続く登り坂だよ。
GPSデータと現地地図のKingwey とを突き合わせる方法を、その時は知らなかったので、こんな結果になりました。(その後、学習して現地地図でも可能になりました)
土亭仔の岬で湖面とすれすれなのに、あのような高い位置に表現している。大間違いだね。
緯度経度は正しいだろうが、高度の数値はええ加減だと理解してください。
GIANTの認定証の高低プロフィールのほうが正しく表現されています。
トンネルを抜けて、その先には、ダムの堰堤が伸びている。
日本が統治していた当時の工事だから、近代工法とは違うのだ。土手、堤といった風情で、水圧によく耐えているなぁ。
向こうに、派手派手しい建物が見えてきた。これは寺院なのか、神社なのか、龍鳳宮というのだそうな。
祭主は月下老人、縁結びの神様なのだそうな。
関帝廟、天后廟などと同様に、この上なくにぎやかだ。
岬をぐるっと回れば、スタートの地点、水社旅客中心、GIANTサイクルショップまで帰ってきたぞ。
GIANTから日月潭環潭認證書をもらった。
騎乗単車潭環一周全程総長33公里挑戦成功!。総騎乗時間3時45分とある。
認証番号がNo.005311 、サティフィケイト開始以来からの数字なのか、今年の数字なのか、開始以来の積み重ねと思うことにしようね。

翌日、水社大山に登りました。「台湾、日月潭国家風景区、水社大山

 

参考 台湾での自転車コース
2012年11月20日 台湾、台北の大河、淡水の河岸を往復
2014年10月22日 台湾、台北の大河、淡水の河岸を往復2
2015年11月19日 台湾最北端の富貴角Fuguei Capeへ行く
2017年_7月20日 台湾、基隆キールン、東海岸を行く
2018年_5月23日 台湾、日月潭、湖畔を一周、アゲイン

 

日月潭水社旅客中心(ヴィジターセンター) 地階に自転車のショップ、GIANTが経営している
文武廟 文武廟の本殿
土亭仔パーキング、岬へ歩道が突き出ている 岬の展望台、背後の山は水社大山
右が日潭、左が月潭、中央の島がラル島 拉魯(ラル)島、部族の先祖霊を祭ってある
玄奘寺、玄奘三蔵法師を祭ってある ターニングポイント、ここで反転して戻る
ダムの堰堤 龍鳳宮、月下老人を祭ってある
自転車インデックスに帰る
2010年リストへ帰る
トップページに帰る