台湾、台北の大河、淡水の河岸を往復

2012年11月20日

台湾の台北の市街を流れる淡水河を河口まで往復しました
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
縮尺は、右下の+-でお好みの尺度で見てください
使い方は、左上の[基本地図]の ▼ 白地図、航空写真、簡易地形図が選べます
Google Map では、使い方の変更が突然あります、逆らえません、従ってください
外国で自転車を走らせるのは、貸し自転車があるからできる、淡水の下流には貸し自転車屋があるということはネットで知っております。
MTRで關渡站へ行こう。站とは駅という意味なんですよ。
駅を出て、貸し自転車屋はどこにあるんだろう。ついつい人の流れについて行ってしまったが、これは通勤の人の流れだなぁ。もう一度駅に引き返そう。
線路に沿った裏町を歩いてみよう。あった。貸し自転車屋を見つけた。關渡站から次の駅へ歩き出したところにあった。
貸してちょうだいねぇ。ネット情報では1日150元ということだったが、100元、ははぁ、土日料金と平日料金で違いがあるのかしら。
パスポートは預けなきゃならない。連絡先としてホテルを聞かれる。
手描きの地図をくれて、最初は裏道を進むようになっている。路地裏には關渡宮への案内標識が誘導してくれるので、それに従って進めばよろしい。
すごく生活感あふれる路地裏なんですよ。道の傍に椅子を出して茶碗と箸でむしゃむしゃ食っている。
ここが關渡宮、どうやら海の神さまらしい。屋根がゴテゴテして、装飾過剰、花魁の頭の花かんざし盛り上げみたいで、圧倒されるね。
ここから先は河沿いの幹線道路で、自転車道が車道と分離している。
河といっても、海の満ちが影響して、ただいまは干潮、河は干上がって川底がもろ出しになっている。
下流に橋が見えている。關渡大橋なんですよ。
關渡大橋には自転車の側道が付いている。自転車はスロープを登って橋に取付くのだよ。
淡水河の右岸の道は金色水岸自行車道と名付けられている。なんで金色なのかネットで探ったが、由来は明らかではない。たぶん感覚的な命名なんでしょうね。
MTR淡水の駅が見えている。ここがMRTの終点なんですよ。
淡水老街があるのだが、自転車道は離れて川べりを進む。今になって思うと、自転車を押しながらでも老街を歩いたほうがよかったかな。
淡水のこっち側には往八里渡船頭と看板を立ててある。八里に往くよ、これは理解できる、次が解らない、渡船と区切るのか、船頭と区切るのか、理解できない。
八里渡船碼頭、八里渡船埠頭、こんなフレーズをネットで見つけた。渡船はこの区切りでよかろう、頭とは、碼頭と埠頭の共通項・省略形なのかもしれない。
小さな渡し船なんですよ。それでも、バイクや自転車を載せてくれる。
最短距離を行くのではなく、大きく弧を描いて下流に大回りして渡して行くのだよ。
対岸の渡し場には八里渡船頭と石に彫ってある。疑問はきれいに解決したわけではないが、これはこのままにしておこう。
このコースは八里左岸自行車道というのだよ。
左岸という表現にはざっと15年前に出会ったのですよ。沢登りする連中と出会ってからそんな言い方を知ったのだよ。
川上から見て左側を左岸という、これは取り決め、約束なんですね。
台湾で左岸という言葉に出会うとは思わなかった。左岸とは、漢字圏内、中国、日本、華僑の住む国々、これ全部そのように取り決めているのかしら。
全世界ではどうなんだろう。
ヨーロッパ、アラブ世界、インド、アフリカ、などなど、どう取り決めているのだろう。みんな同じなのだろうか。
八里左岸自行車道、どんどん進んで、十三行博物館の前までやってきた。
博物館の入り口がみつからない。ま、ええさ、民族博物館・民俗博物館、これまで見てきて、ほほぅとうなるほどの展示を見たことがない。パスしよう。引き返そう。
右岸にもマングローブ林があった。マンゴローブ林のなかに桟橋の歩道を設けて観察する道もあった。自転車なので歩道は遠慮したが、押して歩けばよかったかな。
こっち、左岸でもマングローブ林が間近に見える。中国語では紅樹と表現している。
マンゴローブは自然に生えているのもあるが、苗を植えてもいるのだよ。田植えのように等間隔で並んでいるから、ははぁ、植林もしているのだなと理解できる。
引き返して、八里老街まで戻って、左岸をさらに遡上する。
ふたたび、關渡大橋、自転車用のスロープを登って橋に取付く。關渡大橋の銘盤に橋の名を揮毫しているのは李登輝とある。
台湾の大統領的立場の総統に選挙で選ばれ、台湾の地位を進めた人物です。
右岸に戻って、關渡宮の前を通り、裏路地の道を抜けて、貸し自転車屋まで戻りました。
MTR關渡站で電車に乗って、ホテルまで戻る。ほとんど高低差を感じないコースだったので今日は疲れてはいないよ。
参考
2012年11月19日 台北、陽明山の前山、紗帽山 これは昨日のこと
2012年11月18~21日 '12年台湾、台北の紗帽山と淡水サイクリング(アルバム)
当日の両替 10,000円=NT$3,493 (両替手数料込)

 

参考 台湾での自転車コース
2010年_7月14日 台湾、日月潭、湖畔を一周
2014年10月22日 台湾、台北の大河、淡水の河岸を往復2
2015年11月19日 台湾最北端の富貴角Fuguei Capeへ行く
2017年_7月20日 台湾、基隆キールン、東海岸を行く
2018年_5月23日 台湾、日月潭、湖畔を一周、アゲイン

 

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MTR關渡站、プラットホーム(月台) 駅前のレンタサイクル 路地裏を抜けて關渡宮へ 關渡宮
右岸スロープから關渡大橋 金色水岸自行車道のポスト 淡水站 往八里渡船頭
八里の渡船 八里老街 八里左岸自行車道のポスト 十三行博物館
マングローブ林 關渡大橋、左岸の自転車スロープ 關渡大橋の銘盤、李登輝総統の揮毫 MTR關渡站
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