2010年7月15日
しぇるぱ単独
山域:台湾中部

台湾、日月潭国家風景区、水社大山

 

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伊達部の民族の絵台湾の山に来ています。
台湾中部の台中からバスで1時間半で日月潭、そこからちょっと離れた場所にホテルを取ったので、タクシーを使わなければならず、交通の点ではかなり不便でした。
泊まったホテルは日月潭晶園休間渡暇村(Cristal Resort)、夕食朝食込みで1万円程度、料理の内容からすると、料金以上のお得な設定でした。
予約は、国際予約サイトのオクトパスを使って、個人で手配したものです。
昨日は、日月潭の湖畔を自転車で一周、ぜひとも時計周りで行動すべきだね、反時計周りでは急な坂道があるので苦労することになる。
日月潭東岸の伊達邵に到着、別の名前が徳化社、生蛮を近代人に徳化させるという意味なんだが、歴史的名称ということで差別には目をつぶってね。
石段が始まる今でも徳化小学校などの名前が残っていて、差別がどうとか、地元ではあんまり気にしていないみたいだね。
伊達邵の歓迎アーチを潜って、車道の終点、ここには部族民族議会の旗幕があったり、版画の拡大看板があったり、台湾土着の民であることを誇りにしているようだね。
道は、長屋の間の通路から山の中に誘導される。
看板があって、啓告 本歩道舗設長度全長2.8KM、歩道全程往返約2.5少時、水社大山総長2,059公尺、登頂全程往返約8小時、請遊客量力而為
事前にネットで見たのは中国文の翻訳で、直訳日本語なので理解しにくい内容だった。
ここでやっと理解できた、頂上を往復するのに8時間かかるのだ。
登山グループのひらひらネットの翻訳では2時間半と読んでいたのだが、これではまずい、間違って事態を把握していたのを、立て直さなきゃね。
日月潭のマークが石に彫られて、石段を踏んで登って行く。この道が水社大山登山歩道なのだ
石段は木の階段に変わって行く。石段は膝に響くので好きではないよ。
キロポストがあって、1公里というのは1キロだね、海抜970公尺というのはメートル表示だろうね。
道端には各地の登山グループのビニールがひらひらしている。
このテの木札やプレートを嫌うひとが多いが、わたしは気にならない、寛容なんですよ。
ここ台湾では、木の札ではなくて、ビニールの広幅テープなんだね。
ええと、道はビニール紐で通行禁止を宣言しているような、脇に道があってそちらに誘導しているような。
アズマヤでの分岐その誘導に従って進んでみると、石段の道と合流した。
徳化社からの道のほかに青年活動センターからの道もあるんですよ。その道に合流したのだね。
すぐに両方の道の合流地点に到着、アズマヤもあって、休憩できるようになっている。
ははぁ、本歩道舗設長度全長2.8KM、歩道全程往返約2.5少時、入口の啓告にあった前半はこのことを指しているのだな。
ここまでの両方の道が遊歩道で、ここから先は登山道なのだ。
今まで以上に傾斜が増してきて、木の階段があって、補助ロープが張ってある。
日本ではトラロープが普通だが、ここではえらく凝った編み込みのロープになっている。
道は竹林の中を進むようになる。
展望台から日月潭を竹林は雑木や下生えがなく、きれいに掃除してあって、竹だけが生えている竹林に育ててある。
建築資材や工芸品の材料に使うのか、タケノコを取るのが目的なのか、麓への搬出を考えると、タケノコが目的だろうなぁ。
展望台に出て、そこからは出発地の伊達部がよく見える。拉魯(ラル)島もよく見えて、日月潭の日潭と月潭を拉魯(ラル)島で分けている。
日月潭とは、円形の日潭と三日月形の月潭とを合わせて日月潭と呼ぶのですよ。
ここはキロポストでは2.75キロ、出発から2時間かかっている。
展望台からちょいと登れば、そこからは道は下りになる。
いったん鞍部まで降りて、ここから再び登って行く。
こっち側の稜線は谷向こうの稜線と合わさって頂上へと向かって行くはずなのだ。
九族文化村空の雲行きがよくない。雲が集まって陽が翳りはじめた。
昨日一昨日の様子では、3時過ぎると雨が降り出し、夕方には激しい驟雨になり、雷が鳴り響くようになる。
早い時間で打ち切って下山するようにしないと、夕立に遭うことになるだろう。
展望台があって、そこからは九族文化村を見下ろしている。
青年活動センターの道の下からロープウェイが始まって、尾根を越えて、九族文化村とを結んでいる。
ここからはロープウェイのゴンドラも見えて、九族文化村の建物もよく見えている。
ここで打ち切ることにしよう。引き返さないと雨が降るかもしれない。
日月潭の湖面が見える展望台まで降りて、昼食、途中で買った巻き寿司を食べる。酢の味はしないな。
展望台での記念どんどん降りて、徳化社と青年活動センターの分岐のアズマヤまで降りてくる。
青年活動センターへの石段を降りて行くのだが、案の定、雨が降り始めたよ。
バラバラと大粒で、本気に降る構えになってきた。
傘を出して防ぐ、頭上は樹の枝葉が密植していて、そのへんのところはありがたい。
石段を降りて行くのは嫌なもんだね。膝に負担がかかるので、道の端の土の上をなるべく歩くことにする。
青年活動中心と徳化社との分岐に差し掛かったが、メインは徳化社のほうのようだよ。
青年活動中心への道は人気が少ないようだよ。ここは、にんきが少ない、と読んでも、ひとけが少ない、と読んでも、どちらでもよろしい。
建物が見えてきて、駐車場の脇に出て、キロポスト0公里の表示がある。ここからが始まりなのだ。
分岐まで戻る大きな建物を目指して進むと、日月潭青年活動中心とある。
雨が激しいので、フロントでタクシーを呼んでくれるように頼む。
ここへ行きたいと、日月潭晶園休間渡暇村(CristalResort)のルームカードを示して、プリーズ、コール・タクシー・フォ・ミ。
コール・ミ・タクシー。こういう言い方をしてはいけないのだそうな。
この場合、わたしをタクシーと呼んでちょうだい、という意味になる、ほんとうかね。
まもなくタクシーが来て、日月潭晶園休間渡暇村(Cristal Resort)まで戻ったのだが、このタクシー、料金を受け取らない、ホテルのフロントが立て替えるのだろうか、フロントでも料金の提示はない。
ははぁ、タクシーではなかったのだ、ホテルの送迎の車だったのだ。
日月潭青年活動中心日月潭晶園休間渡暇村(Cristal Resort)は感じのええホテルです。さらっとさり気なくこんなサービスもしてくれるのだ。
あのね、水社大山に登るつもりなら、日月潭青年活動センターに宿泊すべきだね。
ここに泊まって、朝食を食べずに登れば、午後の雨が降る前に戻ってこれるだろうと思うよ。
その後は、どっさりと雨が降りました。雷は激しいよ、稲妻と雷鳴の間が短くて、山の中にいると生きた心地はしないと思うよ。
山登りの前日に、日月潭を自転車で一周しています。あわせて読んでいただけるとうれしいです。
>2010年7月14日  台湾、日月潭、湖畔を一周

 

参考 台湾の山
2008年11月12日 タイペイ、陽明山国家公園、七星山
2012年11月19日 台北、陽明山の前山、紗帽山サオマシャン
2014年10月21日 台湾の天上山、手前の偽ピークで果てた
2015年11月20日 台湾の象山・拇指山、麓から頂上まで石段の山
2017年_7月21日 台湾、観光地九份ジュウフェン基隆キールン
2018年_4月22日 台湾、日月潭国家風景区、水社大山、再び

 

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