可愛えの川の源流を求めて、分水嶺まで

2021年_4月26日

大朝インターから出発、可愛川源流を詰め、太田川との分水嶺へ

 

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前々回、雨が降りそうなので、コースの途中で切り上げて帰ったのですよ。ええ判断で、ギリギリで雨に遭わずに済んだ。
今日はその続きを行こう。高速道路の浜田道を大朝インターで下りる。インターの外に駐車場があるのだよ。パーアンド・ライド、ここまで車で来てバスに乗って行く仕組みなのだよ。
隣の車が島根ナンバーで、見渡すと、島根ナンバーがそこかしこにある。邑南おおなん町営バスがちょうどやってきた。瑞穂ICに行っても大朝ICに行っても大差ない人々がこっちに来るんだろうね。
車から自転車を降ろして、さぁ、出発。この大朝インターを利用して自転車で走ったのはこれだけある。
大朝インター発のコース
2011年_8月31日 北広島町、要所々々はほとんど全部
2015年_9月29日 広島島根県境、中三坂トンネルと亀谷峠
2015年10月10日 広島島根県境、三坂峠、大朝ICから瑞穂ICを往復
平坦な道なのでゆるゆると走っていく。
大朝の市街地に入っていく。橋の向こうにわさ~る産直館がある。物産館のカテゴリーなんだろうね。
橋があって、橋の名前が大朝大橋、 読み方がわさおおはしなのだそうな。大朝を、地元の人はおおあさとも読み、わさとも読むのだそうな。わさ~ると名前を付けた由来は、そういうことなのかい。
大朝大橋の漢字の写真は朝の写真、わさおおはしと平仮名の写真は午後の写真なんですよ。どっちかが日陰になるので、時間差のある写真をコラージュしています。
おおあさ→おうあさ→うあさ→わさ、なるほどねぇ、音韻変化がこうなった、読み間違えているわけでもないのだよ。
大朝大橋の下流で90度向きを変えて遡上していく。見えている川が可愛川、江の川のままで呼び続けてている。もう川幅が細くなっている。
国土交通省の扱いでは江の川として扱っている。地元では可愛川と呼ぶのが通常だよ。江の川と可愛川を一本で呼ぶと、混乱することがあるので区別するのが常識だよ。
北広島町大朝支所の前を通る。県道79号線を行くのだよ。
向こうに見えている山が畳山、県境の山で、向こう斜面は島根県なのだよ。
ここが前回引き返したポイント、天気予報では雨だった、最初から雲行きが悪ければ引き返す算段だったのだよ。今日はその続きを行こう。
大きな橋がある。追坂橋、橋に注目するのは、橋の銘板に川の名前があるため、江の川とある。
筏津芸術村とトーテムポールがある。柱に大蛇が巻き付き、鬼女、般若の面がある。夜中にライトで照らしたくない目印だね。
筏津の最終民家がここ、この先は谷が狭くなって耕地がなくなる。
川を橋で渡る、この橋は矢淵橋、川の名前が江の川
次の橋が一の渡橋、川の名前が大谷橋、おや、江の川から大谷川と名前が変わったぞ。
わたし、地図ソフトはマピオンの地図を使っているのですよ。マピオンの地図を拡大すると、大字の区域が区別できる。大字の区域を読み解くと、ここが北広島町での合併前の境界じゃないか。
合併前は、大朝町と芸北町、ここがその境界なのだ、大朝町の筏津と芸北町の高野の境界なのだ。
大朝町では江の川と名前を呼ぶ。芸北町では江の川とは呼ばず大谷川と名前を呼ぶのだ。橋の名前も一の渡橋、大谷川最初の橋だぞ、と宣言しているわけだ。
一の渡橋を二つ知っています。ひとつは三次市川西地区の上田町の境界、もうひとつは東広島市豊栄町で三篠川が里の集落と山の集落に分かれるあたり、いずれも最初の渡りと宣言しております。
家が見えてきた。芸北町高野の大谷集落の末端なのだ。ここで人がいたから聞いてみた。分水嶺はまだ先ですか。峠はまだ先ですか。
まだ先よのぉ。自転車じゃぁ行かりゃぁせんで。どうもありがとう。
ここが大谷集落の真ん中だな。この谷が大谷、畳山と阿佐山の斜面から水を集めて大谷に注いでいるのだ。
向こうから自転車乗りが一人下りてきた。往復運動で登って引き返したのだろうか。峠の向こうから登って円運動を描いているのだろうか。
エイエイとペダルを踏んで登っていく。下りて押して歩くほどではないが、30メートル行っては休み、50メートル行っては休む。木陰になると、休みたい、誘惑に駆られるのだよねぇ。
大谷集落の最後の民家が見えてきた。たんぼに水を入れて均している。田植え前の作業なのだよ。
広野峠という名前だそうな。峠の部分は広く伐採されている。こっちの峰からあっちの峰まで丸見えで見通しは効いている。
大谷集落で聞いた話、自転車では行かりゃぁせん、というのは砂利道だからだろうと理解したんですよ。傾斜が急で行かりゃぁせん、ということだったんだね。ダイジョウブ、この程度なら漕いでいける。
このへんが峠のピークだろうな。念のため、峠を向こう側までちょっと下ってみようか。
伐採地から麓がよく見える。高野の集落が見えている。筏津と高野を比べると、高野の方がはるかに標高が高い。
東側の斜面は、大谷川から可愛川と江の川に注ぎ、西側の斜面は、高野川、滝山川を経て太田川に注ぐ。ここも日本海・瀬戸内海の分水嶺なんですよ。
この展望地で弁当を食べたんですよ。見晴らしは効くし、ほかほかの気温だし、いやぁ、満足満足だね。
さて、帰ろうか。
最高地点を越え、大谷の集落に戻り、一の渡橋まで戻ってきた。江の川、可愛川から大谷川に名前が変わるし、合併前の境界であるほどの重要地点だもの、記念写真を撮っておかなくては
さらに下って、筏津を過ぎ、大朝の区域に入っていく。
大朝支所の前を走り、大朝わさ大橋まで帰ってきた。
ここからは平坦な道を走って、大朝インターまで帰り、インターの駐車場まで帰る。
江の川、支流は川下から生田川、神野瀬川、西城川、馬洗川、可愛川。可愛川については、未踏部分が残っていたが、源流・分水嶺まで極めたぞ、ということです。
可愛川を走るコース
2008年_9月_3日 土師ダム(八千代湖)
2012年6月23日 可愛川、なるべく堤防を行こう
2019年_9月_3日 可愛川、なるべく堤防を行こう 2
2021年_4月12日 土師ダムから可愛川源流まで

 

標高 隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
大朝IC駐車場 374m
追坂橋 470m 96m 7257m 7257m 96/7257=1.3%
一の渡橋 563m 93m 9964m 2707m 93/2707=3.4%
最高地点 745m 182m 12733m 2769m 182/2769=6.6%
最高地点 745m 0m 13443m 1226m 0/1226=0.0%
一の渡橋 563m 182m 16177m 2734m 182/2734=6.7%
大朝IC駐車場 374m 189m 25716m 9539m 189/9539=2.0%

 

大朝インターの駐車場 北広島町大朝支所 見えているのは畳山 前回ここまで来た

追坂橋 筏津芸術村 一の渡橋 大谷集落、下流の民家
大谷、大谷集落 最高地点 峠の下に高野の集落 高速道路浜田道
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