三次の神社、作木の迦具神社、本社も分祠も全部

2021年_9月12日

尾関山公園発、作木の迦具神社、本社も分祠も全部訪問する

 

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作木の江の川に近いところに迦具かぐ神社がある。何度か行っているが、イチョウの名所以外に興味を惹くものがない。
ところが、グーグルマップを広げていると、迦具かぐ神社が一か所じゃないと見えてきた。他に二か所もあるんですよ。これは行ってみなきゃなるまいて。
尾関山公園の駐車場に車を止める。車から自転車を引き出して走り始める。
日山橋を渡って神野瀬川を越え、ここからは江の川沿いに下っていく。日下ひげわかあゆトンネルを越える。この先にトンネル工事が進んでいる。
三次市の汚水処理場、江の川ダムのあたりが国道が狭隘なのだ。トンネルを掘って狭隘部分を迂回してしまう。こんな工事が続いているのだ。
江の川ダムがある。堰堤の高さが極めて低いのですよ。農業用の堰の高さと変わらない。それでもバックウォーターが粟屋駅の近くまで伸びてダムの水を抱えている。浅くてもダムの水量は豊かだ。
下流の新熊見発電所まで導管で運んで水力発電で電気を起こしている。
唐香からこうまで来て、橋を眺める。この橋、大丈夫なのだろうか。通りがかったおじいさんに聞いてみる。
この橋、大丈夫でしょうか。落ちやしませんか。しゃぁない大丈夫よぉ、軽トラも通れる橋じゃ。なにゅぅ言いよるんなら。OKじゃ。ありがとう、帰りに橋を通ってみます。
下流で江の川が大迂回する個所がある。門田もんでで尾根が江の川をせき止めているのだ。川は西に大きく張り出しているが、門田もんでトンネルで尾根をショートカットしている。
そっちのトンネルには行かない。行かずに式敷大橋のほうへ進む。ただし、橋は渡らない。江の川が流れるままに追いかけていく。
西へ向かっている川の流れが反転して東へ向かう。道端に石の鳥居が見えて石段が見えている。これが門田もんで迦具かぐ神社なのだ。扁額に迦具神社とある
石段を登って鳥居を潜ると建物がある。神楽殿なのだ。舞台の真上に格子があって、御幣紙垂しでが垂れ下がっている。これによってここが神の庭になるのだ。
この奥に建物があるが、拝殿と本殿なのか、両者が合体したものなのか、そこはよく分からない。
先へ進んで、香淀こうよど川が江の川に合流している。三角みすみ橋を渡る。渡ったところで右折して香淀川の上流に向かう。
しばらくして、イチョウの巨木を従えた神社がある。これが香淀こうよど迦具かぐ神社、案内板がないので、祭神が誰なのか、いつの時代からあるのか、そのへんはよく分からない。
ここの鳥居には扁額がない。
鳥居と本殿の間にあるのは神楽殿、舞台の真上には格子があって、御幣紙垂しでが垂れ下がっている。神楽殿が進路を遮っているのですよ。社殿の前に進むには神楽殿を迂回しなけらばならない。
中庭を隔てて拝殿・本殿が続いている。神楽殿・拝殿・本殿という建築様式になっているのだ。
これがイチョウの樹、イチョウのほうが神社より有名になってしまったのだよ。
イチョウの樹齢が600年ということで、それなら神社の創建は室町時代だろうと推察できる。
先へ進もう。香淀川に架かる橋の上から宮が滝が見える。車で通ったのでは見逃してしまう。自転車・歩きなればこそ見つけられるのだよ。
他にも滝の名所があるのだが、そこは置いといて、橋のたもとに大山集落への分岐がある。ここからは自転車を押して歩くことになる。道が急過ぎるのだよ。ざっと7%の勾配なのだよ。
道の下は滝になっている。滝の連続なのだが、道から滝に下りる道はなかったみたい。
大山集落の人家が見えるところまで登ってきた。ここからは山の中にたんぼが広がっているのだ。
向うの山裾に鳥居が見える。あそこが大山の迦具かぐ神社なのだな。ほぼ位置関係が見えてきたぞ。
大山集落の中央らしきところから県道436号線に沿って進んでみるか。
この県道436号線は盲腸のような路線で、香淀から始まって、大山のここを通って、大山地区の東地集落で突然終点になる。
県道は終点でも、道はさらに続いているのだよ。それでいて、県道の延長計画はないみたい。
そこは「旧三次西小学校校区の裏山の山道」で県道の末端を通ったことがある。
いえね、住居表示で大山という区域は広いのだなぁ、と感心しているんですよ。
GPSにウェイポイントを作ったおいたのだが、ポイントは道の下にある。森の下にあるのだ。これは間違えた、進む方向を間違えた
引き返して、墓地が見える分岐から行くべきなのだろうな。進んでみると、どんぴしゃり、大山の迦具かぐ神社の前に出た。鳥居には迦具神社と扁額にある
さすがにここの迦具神社では、神楽殿・拝殿・本殿の様式は維持できていないようだよ。
ローカルな神に迦具神社がある。近隣に迦具神社が分祠を建てている。今のところ、分祠をふたつ見つけたが、他にももっとあるのかもしれない。
地頭、庄屋が強くて広めたからかもしれない。川の船頭が威勢がよかったからかもしれない。川の船頭から分限者・長者に成り上がったのもいるだろうね。ローカルな事情があるのでしょうね。
迦具神社信仰はともかくも、神楽を楽しみたいという欲求のほうが強かったのかもしれない。
大山集落の分岐まで帰ってきた。直進すれば香淀こうよどへ、左折すれば唐香からこうへ、ここは左折して唐香からこうへ向かう。
峠に出た。ここを越えると真っ逆さまに下り坂、ブレーキを握り締めてスピードを殺して下りていく。この区間の勾配は9%、ここを登りに使うと、延々と押して歩かなきゃならんな。
唐香からこうの集落に到着、国道375号線を突っ切って唐香橋を渡ることにする。
ケーブルの吊り橋、橋板トラスは鋼材、アスファルト舗装が施されてある。踏み込んで一挙に渡った。押して歩くより自転車を漕いだ方がリスクが少ないのじゃなかろうか。
重量制限の標識が見当たらない。ネットの噂では2トンなのだそうな。車検証を開いて車の重量を確認しなきゃならんな。もちろん、一方通行、すれ違いなどできません。自転車のすれ違いさえ難しい。
帰りは江の川の左岸を引き返す。めったに車が通らない。上流からの車が二台、下流から追い越した車が二台だった。
三次市と安芸高田市の境界に差し掛かる。三次市粟屋町、安芸高田市高宮町の境界なのだ。背後に見えているのは江の川ダムなのだ。
先月の大洪水で川の水位が国道の1メートル下まで迫っている。通行止めだろうね。草が汚れている痕跡から推察するとそういうことだ。江の川ダムの堰のはるか上を洪水が越えて行ったのだ。
ゆるゆる戻って尾関山の対岸まで戻った。祝橋を渡ろう。渡って尾関山公園まではもうすぐ、さぁ、戻ったぞぉ。
前に通った自転車のコース
2008年10月_2日 三次市、北の半分
2009年_4月_7日 江の川中流域、三次から県境まで往復
2011年10月_4日 三次の高谷山、ヒルクライミング、一周
2016年_5月21日 JR三江線沿線、江津駅から石見都賀駅まで
2019年_9月26日 江の川中流域、三次から県境まで往復 2
2020年_8月27日 旧三次西小学校校区の裏山の山道
2020年11月30日 三次の高谷山、ヒルクライミング、一周、2回目

 

  標高   隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
尾関山公園駐車場 162m
香淀三角橋 115m 47m 17908m 17908m 47/17908=0.3%
迦具神社 188m 73m 19691m 1783m 73/1783=4.1%
大山の最初の民家 272m 84m 20928m 1237m 84/1237=6.8%
327m 55m 24315m 3387m 55/3387=1.6%
唐香橋 131m 196m 26461m 2146m 196/2146=9.1%
尾関山公園駐車場 162m 31m 36710m 10249m 31/10249=0.3%

 

尾関山公園駐車場 江の川ダム 式敷大橋 門田の迦具神社

香淀の迦具神社 大山への分岐 大山の迦具神社 大山からの分岐
唐香橋 三次市との境界 祝橋
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