三次の高谷山、ヒルクライミング、一周、2回目

2020年11月30日

三次市街地から高谷山へ、山を下りて、江の川沿いに帰る

 

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当然のことながら、高谷山には自転車で何度も登っているだろう。
調べてみたら、過去2回しか自転車では登っていませんでした。意外だね。気分としては何度も自転車で登ったつもりでいたよ。
高谷山関連のコース
2004年10月18日 ふるさとの遠足、高谷山、比熊山 (登山篇)
2011年10月_4日 三次の高谷山、ヒルクライミング、一周 (自転車篇)
2016年_9月15日 近郷近在、三次市の高谷山2 (登山篇)
2016年10月24日 高北広域農道その1、三次市粟屋から安芸高田市高宮まで (自転車篇)
山登りと自転車がごちゃごちゃになって、記憶としては何度も自転車でヒルクライミングしたような気分になっていたんだね。
まちづくりセンターから出発する。ここの駐車場は広くて、目的外で駐車しても目立たないのですよ。駐車場の隅に駐車する。ほら、目立たないでしょ。
今朝は霧の海に包まれて山の姿は何も見えない。まちづくりセンターの向こうには高谷山が見えているはずなんだが、何も見えてはいない。
可愛川に架かる寿橋を渡る。今月3日に寿橋の上り線下り線で橋の路面に穴が開いて通行止めになった。応急修理して、6日には解除になった。
いったい、どこに穴が開いたのだろう。橋の左岸、粟屋寄りに橋の路面のアスファルト舗装が新しい、ははあ、ここに穴が開いたのだな。
橋を渡って、粟屋交差点を直進する。国道54号線を横断して、山に向かうわけです。
この登りが自転車には大変なんですよ。取り付きからキツイ。えんやえんやと漕いで登る。
廃ビルの交差点は直進する。前々回のヒルクライミングでは、ここの交差点を左折した。あえて古道を選択したのだ。前回に続いて、今日もメインの道路を選択するのだ。
たん、自転車を降りて息を整える。いっぺん自転車から降りるとこらえ性がなくなる。なんべんも自転車から降りてしまう。最初は休憩の数を数えていたが、数えきれない。
川がないのに橋を渡る。橋の名前が元国橋、元国とは集落名、この橋は跨道橋で、橋の下に道があって、土塁を高くして橋を架けているのだ。下の道は丸大ハムの工場の前に降りて行く。
大きく迂回して、逆を描いて集落に入っていく。
集落の名前は中垣内、わたしはなかがいちと読んでいる、そう教わった。場所によっては、なかがうち、なかごうち、なかかきうち、読み方があちこちで違うみたい。
中垣内の集会所があって、その隣に中垣内大歳神社がある。
山の上に集落があって、たんぼは下へ降りていくのですよ。こういう姿は縄文弥生時代からある。古代人、中世人は氾濫の多い川沿いは避けるのが普通だったのだよ。
高谷山の展望台への分岐を過ぎて、さらに進むと、今日のコースの最高地点が現れてくる。このあたりの時間帯から霧が晴れてきた。
長伝地域案内板が現れた。長伝とはここで見える範囲なんだろう、違います、この先1キロほどの集落も長伝で、半径1キロか2キロの、かなり大きな集落なんです。
恐らく、昔の粟屋村は、江戸時代には山の上の衆が豊かで、川沿いの衆は水害に悩む水飲み百姓だったことでしょうね。現在は逆転しているけどね。
高宮町の看板が見えてきた。ここが三次市と安芸高田市の境界なのだ。
この先にえらく真っ直ぐな道がある。ここは高北広域農道の一部で、広域農道は真っ直ぐな道路を建設する傾向にある。ここもその特徴を示している。
高北広域農道関連のコース
2016年10月24日 高北広域農道その1、三次市粟屋から安芸高田市高宮まで
2016年11月26日 高北広域農道その2、安芸高田市高宮から土師ダムまで
高北広域農道を来たが、ここが高宮側のピークなのだ。
ここから降りていくのだが、ブレーキをいっぱいに引き絞って、もう引き絞る余地がないところまでブレーキを掛けた。
これは危険だなぁ、ブレーキワイヤが伸びている可能性があるな、大急ぎでブレーキの調整をしなくちゃいかんな。
里まで下りた。福田川にかかるこうふく橋を渡る。ひらがなのこうふくばしとは高福橋なんだそうな。幸福と違うのかい。
生田いけだ川の舟木橋を渡る。ここに地名は船木なんだが、橋の名前は舟木橋なのだね。
生田川に沿ってどんどん下って、生田川が江の川に合流する地点に到着する。乙木橋を渡る。ここからは江の川の左岸を遡上するのだよ。
生田川関連のコース
2020年_3月_9日 江の川の支流、生田川、@安芸高田市高宮美土里
安芸高田市と三次市の境界に出る。標識の向こうに、これはダムではないな、堰が見えている。
名前が判然としないのだが、江の川取水堰という名前のようだ。ここで取水した水が下流の新熊見発電所に向かうのだ。堰の高さは1メートルか2メートル程度で、それでも十分に水量を確保している。
江の川、この近辺限定の流域関連のコース
2009年_4月_7日 江の川中流域、三次から県境まで往復
2016年_4月20日 JR三江線沿線、石見川本から三次まで
2019年_9月26日 江の川中流域、三次から県境まで往復 2
バックウォーターはどこまでも広がって、馬行谷、旧粟屋駅の下流あたりまで延びている。
あれが神野瀬川の合流点、国道54号線はそっちへ向かっていくのだ。
丸大ハムの工場の前を通る。朝通った元国橋の下の道はここら辺に出てくるのだ。
国道54号線に合流して、寿橋はもう間近だ。
橋を渡って、まちづくりセンターまで戻ってきた。
当初の予定では、粟屋から高谷山を抜けて、高宮からもう一度高谷山を越えて、高谷山の山裾をぐるっと一周するつもりでした。
予定を変えたのは、高宮側の下り道が急過ぎること、あの道は漕いでは登れない。そこで打ち切って、交通量の少ない江の川沿いの道で帰ったわけです。
持ってきた弁当は、まちづくりセンターの駐車場で食べた。車の中で風を防いで食べたが、それでよかった。寒風に吹き曝されて食べるよりましだと思うよ。
標高 区間差 始点からの距離 区間差 区間の勾配
寿橋 150m 500m
粟屋側最高点 426m 276m 5355m 4855m 276/4855=5.7%
高宮側最高点 317m 109m 12528m 7173m 109/7173=1.5%
高福橋 203m 114m 13890m 1362m 114/1362=8.4%
カシミール(地図ソフト)のデータから高谷山の東西の斜面の勾配を計算してみました。
高谷山の、粟屋の斜面、高宮の斜面、それぞれの勾配は、5.7%、8.4%、これは平均勾配ですから、部分的にはもっと極端な勾配もあるわけです。
まちづくりセンター 中垣内集会所 高谷山展望台との分岐 最高地点

安芸高田市境界 まっすぐな直線 高宮側のピーク こうふく橋
舟木橋 乙木橋 三次市との境界 寿橋
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