江の川中流域、三次から県境まで往復 2

2019年_9月26日

三次発、江の川左岸沿いに下って、島根県邑南町宇津井まで、帰りは右岸を戻る

 

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近所の自転車コースはたいてい乗り尽くして、二度目、三度目にならざるを得ない。
ここ数年、江の川を下って上ってみようという思いはあったんですよ。激甚水害があったりで、たぶん道のそこかしこが崩れているだろう。それでも、ぼちぼち、災害復旧も終わったかな。
よし、行ってみよう。
尾関山公園の駐車場に車を置く。桜のシーズンにはとても駐車できないが、この時期なら問題なし。
祝橋を渡る。祝橋のちょっと上流で馬洗川と可愛川が合流して江の川になる。国土交通省の定義では、可愛川も江の川だということだが、地元の認識では、江の川はここから始まる。
祝橋を渡ってすぐに下流に向かう。国道54号線には行かないのだ。廃線となった三江線の鉄橋の下を潜り国道54号線のオーバーパスの下を潜って、廃線三江線に沿って進んでいく。
対岸に神野瀬川が見えている。この川も江の川に合流する。
粟屋駅、長谷駅のあたりの江の川は瀞になっている。江の川ダムで堰き止められてバックウォーターを後ろに引いているのだ
ダムとはいいながら、堰の高さは数メートルで、国土地理院地形図には名前もなく、堰の標示しか見当たらない。
ここから下流の熊見発電所まで地下水路で引いて発電しているのだ。
この堰のちょっと下流に三次市と安芸高田市の境界がある。いえいえ、そんな標識はありません。おおむねの位置関係を語っております。
江の川沿いの三江線は廃線になりました。踏切や、野道が交わるところには徹底的に立入禁止の立て札がある
ここは県道112号線、川と山に挟まれて道は狭い。曲がり角の手前に警告灯がある。看板には、「対向車接近」「大型車接近」が点灯した時は、表示が消えてからお進みください、とある。
一時的に一方通行になるのだ。こういうのが曲がり角毎にある。
川根で長瀬川を渡る。ここから長瀬川を自転車で遡行したことがある。長瀬川が県境になっている珍しいケースなんですよ。平地ならともかく、山の中で川が県境なのは珍しいよ。
県道があるのは、安芸高田市高宮町川根まで、ここから下流は県道ですらない。
県道ですらない道を進んでいく。対岸に江の川カヌー公園さくぎが見えている。
このあたりの道はガードレール側に近寄りたくない。ガードレールから食み出すと江の川に落ちてしまう。なるべく山側を走るように気を付ける。
赤い橋が見えてきた。三国橋なのだ。作木と島根県邑南町上ヶ畑集落を結んでいる橋なのだ。
作木口の駅があるから寄ってみる。あれぇ、駅名の看板を外してある。立入禁止は理解できるが、駅名看板まで外すのはいかがなものか。
三段峡線の廃止があったが、駅名看板は残っている。三江線でも残して居いて欲しかったなぁ。
もうちょっと進むと、対岸は港集落、川の駅常清が見えている
下って下って、両国橋までやってきた。石見(島根県邑南町)と備後(三次市作木町)を結ぶ橋なのだ。
ここまでは市道だったが、この先は県道294号線。いいえ、この県道がとんでもない県道で、落石のため通行止
考えましたよ。工事中なら自転車を担いででも通してもらおう。とにかく行けるところまで行ってみよう。
巨大落石がガードレールの傍に蹲っている。落石注意とは本気で告げているのだ。
どうも崖崩れの現場などないぞ。ははぁ、さては、斜面が不安定なのだ。いつ崩れるかわからないのだ。
びくびくしながら落石注意の道を駆け抜けて、旧宇津井うづい駅までやってきた。
この駅は天空の駅で有名で、プラットホームが空中高くあるのだ。駅の下まで近寄ったが、立入禁止。徹底しとるな、と憮然とする。
県道294号線はこの下流も通行止になっている。もうええか、落石注意の道を無理に行って、落石に遭ったら目も当てられない。
ここで引き返すことにしよう。
宇津井大橋を渡る。今までは江の川の左岸を来た。これからは江の川の右岸を戻ろう。
宇津井大橋の左岸は島根県邑智郡邑南町、右岸は島根県邑智郡美郷町。美郷町はちょっとだけなんですよ。
広島県三次市作木町、県境を越えた。
両国橋まで戻ってきた。この先の式トンネルは通らない。トンネルを掘る前の道を行く。
川の駅常清に到着、ちょっと休んですぐに出発。
三国橋に到着、さっきの橋が両国橋でここの橋が三国橋なのは、右岸が備後、左岸に石見、橋から1キロ上流に安芸の国がある。安芸高田市高宮町が安芸の国なんですよ。
江の川の右岸から左岸を見て、あの谷が石見と安芸を分けている谷なのだ。谷の奥には三国山もある。うんと昔には、石見の国も安芸の国も、境界はええかげんなものだったかもしれないよ。
熊見トンネルは使わずに脇道を行き、江の川カヌー公園さくぎで休憩。
この先に門田もんでトンネルがあるが、旧道を行く。そうそう、門田と書いて、もんでと読む。県北一帯の読み癖です。地名でも、もんで、人の名前でも、もんで。県の南部ではどうなのかは知らない。
先を急いで途中省略、日下わかあゆトンネルがある。このトンネルの迂回路はない。不本意ながらトンネルの中を行く。
神野瀬川を渡る日山橋日下ひげ山家やまがを結ぶ橋だから、日山橋なのだ。
国道54号線もちょっとの間、次の信号で国道から離れていく。
尾関山目指して、尾関山と比熊山の間の峠を登っていく。戻ったぞ、尾関山の駐車場。
前回は宇津井駅からさらに下流の都賀大橋まで走っているが、それはちょうど10年前、10年前の体力と対抗する気にはなりませんよ。
尾関山公園駐車場 神野瀬川 長瀬川 対岸はカヌー公園
旧作木口駅 両国橋 旧宇津井駅 宇津井大橋
三次市境界 川の駅常清 三国橋 対岸の谷は県境
参考、関連のコース
2008年_8月18日 作木カヌー公園、高丸林道、常清滝
2008年10月_2日 三次市、北の半分
2009年_4月_7日 江の川中流域、三次から県境まで往復
2011年10月_4日 三次の高谷山、ヒルクライミング、一周
2012年_3月20日 布野、作木、主要部ほとんど全部を周回
2013年_3月21日 神野瀬川、山あいを蛇行する下流域
2014年_3月24日 芸石国境、境界を分ける長瀬川
2016年_7月14日 緑資源幹線林道 布野から作木へ その4
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