三次の神社、吉舎を行く、その2、吉舎南篇

2021年11月29日

吉舎の南、八幡地区を巡る

 

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体調不良でほぼ一ケ月以上出かけられなかった。もう出てみてもええだろう。
吉舎の神社を巡っています。前回、吉舎の北を巡った。次は吉舎の南を巡ろう。合併前の八幡村と吉舎の南の市街地が範囲になります。
吉舎支所の駐車場に車を置く。吉舎の商店街は、北の古市と南の七日市に分かれています。
商店街の中央を馬洗川が流れている。橋の名前が巴橋。下流、北半分が古市通り、上流、南半分が七日市通り。
巴橋の古市側に祠がある。恵比寿神社の祠なのだ。神社の名前は出してないが、ホタテガイの貝殻に恵比寿・大黒の姿が貼り付けてある。類推すると、恵比寿神社の祠なのだろうなぁ。
途中で町内案内図を見て、古市商店街のせのお理容店の角を曲がれば目的の場所に行けると見当を着けていた。ここで曲がる。
墓場が累々とある。谷向こうが寺で、名前が善逝寺、寺の周囲から谷を越えて反対側まで墓石で埋め尽くされている。墓石の間に山へ登る道がある。
吉舎の西側真向かいの山が南天山で、地方豪族の和智氏の居城だったそうです。尾根の先端に尾崎山がある。そこに防御の廓を築いた。それが今に続くわけです。
自転車を麓に置いて歩いて登ろう。鳥居を潜って進んで行く。
稜線には背の高い木はありません。見晴らしがよろしい。これが尾崎山神社、背後に金属のモニュメントがあるが、神殿入こうどなりの道具を模しているんだろうね。
吉舎の市街地が眼下に見えている。下流の方向、北を見ると市街地の背後に高速尾道道の橋脚が見えていてアクセントになっている。
さて、下りようか。せのお理容店の角から商店街に戻っていく。巴橋を渡って、七日市通りの商店街がこれ、広島銀行の支店がある。これから恵比寿神社を探してうろうろするんですよ。
まともな神社を探していて、裏切られた。見つけたが、これは祠じゃないか。こんな姿とは想像できなかった。
三良坂でもこういう祠を幾つか見つけたよね。三良坂の場合、2万5千図に神社マークで表現されているものもあり、神社マークさえない気の毒な例もあり。
商店街を突き抜けて郊外に出よう。いこいの森を目指して進もう。いこいの森に行く手前に目的地があるのだ。四柱神社、これがそう。四柱神社の扁額がこれ。かなり風雨に曝されているよね。
四つの神社が統合されたものだと思うよ。ここは檜集落、四柱という小字があるのかも知れないが、たぶん、それは違うと思う。
引き返して国道に戻る。馬洗川と戸張川が合流する地点なのだよ。1953年、八幡村は吉舎町に合併したのだが、八幡コミュニティセンターあり、八幡小学校あり、ここがかっての八幡村の中心だと思うよ。
国道を進むと、国丸神社がある。名前が凄いよね。国丸神社の扁額がこれ
本殿は石段の上なんだが、石段の傾斜が凄い。サイクリングシューズには金具が付いているので、石段は苦手なんですよ。石段を登るのはパス。
さらに国道を南下しよう。品の滝と標識がある。そっちへ向かおう。すぐに神社がある。諏訪神社。ここの地名は雲通、うづいと読む。ちょっと読めないよ、難読地名だよねぇ。
さて、引き返そう。馬洗川戸張川の合流地点まで引き返す。馬洗川に沿って進む。最初の橋を渡る。山裾に神社がある。これが吉舎川之内のうしとら神社。
鳥居に扁額があれば、ここは何神社と確定するのだがね、扁額がなくて、何神社か判定出来ない場合がある。
国土地理院、マピオン、ゼンリン、MapFan、全部地図ソフトだが、どれにも記載がなく、やっと Google Map で、艮神社だと名前を教えてもらったのだ。
再び県道まで戻って、馬洗川を遡る。県道から赤い橋が見えている。橋の名前が宮平橋、辻八幡の門前橋なんだよ。
橋の向こうの小山に辻八幡が鎮座するのだ。
ちょうど昼食時間で、山裾に地蔵堂がある。その地蔵堂で弁当をいただく。日差しはあるが風は冷たいよねぇ。
参拝路は左右二つあって、右側の傾斜の強い道から登る。クリートいう金具が靴の裏にあるので、荒いコンクリート道は苦手なのだよね。爪先が上がって踵が下がる、歩きにくいのだよ。
小山の頂上は広場で八幡神社が鎮座している。ここの神殿入こうどなりが一番名高い。
下りは反対回りの道を下ろう。ビンディングシューズも下りなら差し支えることはない。麓まで下りてきたぞ。さて、続きを行こう。
馬洗川に沿う県道を進む。しばらくは平凡な道だよ。徳市という集落に入ると気を張ろう。三和・世羅への交通標識が見えている。そのあたりで橋を渡る道があるはずだ。
橋の名前は下橋、橋を渡って山裾に向かおう。
山裾に八坂神社がある。スサノオ信仰で、神社は、八坂神社だったり、祇園神社だったり、氷川神社だったり、牛頭社だったり、荒ぶる神なんですよ。
さて、引き返そう。
吉舎の領域手前まで引き返して、清綱の八幡神社、そうそう、言っておこう、清綱は八幡村の領域なんですよ。八幡神社の扁額がこれ。八幡村と八幡神社が関係あるかは、あるかもね、どうなのでしょうね。
国道を市街地に向かって、吉舎交番のところで右折する。その奥にうしとら神社がある。
拝殿の屋根を見ると驚くよ。玄関の屋根に向う拝があるのは驚かない。棟が十文字に縦横に突き出しているのだ。戦国時代、国人の和智氏が保護したのだそうな。それ以来、別格の地位を得たのかな。
隣町の甲奴町小童に須佐神社がある。ここの本殿も同じ建築様式なのだ。須佐神社がこの界隈で抜きんでた神社だと誰もが納得している、その様式の神社だもの、もっと扱いを改めなきゃいかんだろうね。
艮神社の扁額がこれ、石の彫刻が生々しい、ごく近年に掲げたものだろうね。
もう、帰ろうか。道を適当に縫って行って、吉舎支所の駐車場まで帰ってきました。体調不良で外に出かけるのを控えていたが、どうやら問題なさそうだ。
前に通った自転車のコース
2008年11月17日 三次市、南の半分 その2
2012年_8月24日 馬洗川の源流を探る
2014年_9月_2日 石見銀山街道、三次・銀の道2、三次~甲奴
2017年_5月23日 三良坂から世羅町、往復
2019年_4月17日 品の滝、吉舎・甲奴・世羅、周辺を巡る
2019年_5月26日 馬洗川の源流を探る2
2021年_3月_8日 三次市吉舎町、宇賀峠から出て安田峠から戻る
2021年10月14日 三次の神社、吉舎を行く、その1、吉舎北篇

 

  標高   隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
吉舎支所 214m
せのお理容店 207m 2m 716m 716m 2/716=03%
小関山神社 267m 27m 1248m 532m 27/532=5.1% 歩いた
せのお理容店 281m 27m 1901m 653m 27/653=4.1%
四柱神社 229m 41m 9440m 4539m 41/4539=0.9%
清綱簡易郵便局 224m 33m 8316m 1876m 33/1876=1.8%
諏訪神社 259m 35m 11158m 2842m 35/2482=1.4%
馬洗川戸張川の分岐 226m 33m 13478m 2320m 33/2320=1.4%
辻八幡麓 248m 22m 16125m 2647m 22/2647=0.8%
辻八幡神社 264m 16m 16383m 258m 16/258=6.2% 歩いた
辻八幡麓 248m 16m 16686m 303m 10/303=5.3%
八坂神社 268m 20m 20331m 3645m 20/3645=0.5%
吉舎支所 214m 54m 29306m 8975m 54/8975=06%

 別ページ、轍のページに、断面図=プルフィールマップがあります。傾斜の凹凸はそっちのほうがより感覚的に理解できると思います。

三次市役所吉舎支所 尾崎山神社 七日市裏町の恵比寿神社 檜の四柱神社

馬洗川戸張川の分岐 丸田の国丸神社 雲通の諏訪神社 吉舎川之内の艮神社

辻八幡神社 徳市の八坂神社 清綱の八幡神社 吉舎町吉舎の艮神社
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