三次の神社、吉舎を行く、その1、吉舎北篇

2021年10月14日

吉舎の北、地区名を列挙すると、矢井、敷地、海田原、矢野地、三玉、を巡る

 

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三次の神社を巡るシリーズ、今度は吉舎きさに入ってきました。調べてみると、吉舎きさには異様に神社の数が多いのですよ。これでは3回に分けて巡らなきゃならんな。
三次市役所吉舎支所の駐車場に駐車する。今年の3月、吉舎支所の駐車場に駐車して、宇賀峠から出て安田峠から戻るコースを行ったが、その時、吉舎支所は建て替え工事中だった。
だから臨時駐車場で別の場所に駐車した記憶がある。今は吉舎支所は工事が完了して駐車場も元の場所に復帰して拡張してある。
トイレに行っておこう。各地の市役所支所でトイレ訪問をしているんですよ。小の場合もあり、大の場合もある。今日は大のほう。新設のトイレだから気持ちがええね。
さて、出発。吉舎の市街地に向かわず、国道184号線のほうに向かう。そのまま国道を北に向かって、セブンイレブンの前に熊野神社がある。
石の鳥居に扁額があって、熊野神社と刻んであるんだろうなぁ。扁額は摩耗が激しくて多分熊野神社だろうなと見当をつける。
鳥居の脇にイチョウの樹がある。銀杏が地上に落ちていて、どうにも臭いが凄いね。踏まないように気を付けなきゃね。
川と国道が湾曲して見えているが、国道を離れて、峠を越える。敷地・矢井に向かうショートカットの道なんだよ。
峠を下りて、平地に進む。尾道道の高速道路の下を潜って、ちょうど畑仕事をしているおばあさんに道を聞く。
丸山神社に行きたいんですがここから近いんですか。
はぁ、もぅ、ありゃぁせんよ。そこに見える家に入っていくとのぉ、廃屋があって、その横を入っていくんよね。何しに行ってんね。はぁはぁ、お宮巡りをしよってんね。
家の向こうに行って、道を入って、廃屋があって、道は刈り込んであってビニール紐で誘導してある。ははぁ、ここか。なるほど、何もない、石を集めてあるだけだ。ここが丸山神社跡なんだろうね。
丸山家を守る神社なのか、丸山大人うしを祭ってあるのか、地名が丸山なのか、なんにも分からない。国土地理院の地図に神社のマークがあっても、痕跡しかない、こういうこともあるんだね。
シコシコと坂道を登っていく。峠を登り詰めると、カイハラの工場の正門の前、カイハラとはね、福山のデニム・ジーンズのメーカーで、その工場なんですよ。
ここの小山の上が開削されてカイハラの工場用地に提供されているんだね。
峠を越えて下り斜面に移る。この先は吉舎市街地に戻るのか、尾根を越える道があるのか、じっと見つめると、交叉点ありの交通看板が見える。よっしゃ、尾根を越える道があるのだ。
なるほど、反転して登り坂を漕ぐ道がある。峠の上には陸橋があって、立体交差になっている。陸橋を越えたところに登り坂が待っている。自転車を置いて歩いて行こう。
石の鳥居がある。扁額に宮平神社とある。樹の鳥居があって、その奥に社殿がある。宮平神社とは、どこかの神社を勧請したのではなく、地付きの神様なんだろうね。
道路まで歩いて戻って、自転車に乗って先へ進む。
矢井川の谷を渡る。矢井大橋が空中高く架けてあって、立体交差で谷を渡してある。峠を越えると敷地の地域に入っていくのだ。
GPSに天満神社のウェイポイントを作成してある。道からポイントを眺めると、この道を入っていくのだろうな
ドンピシャリで当たったが、この道は裏側から入る道だった。天満神社の背後から横顔を眺めながら正面に回ることになる。振り返ると正面からの道が延びている。反則の参拝だが、ま、これでもええか。
こんな山の中に天満神社とは不似合いだよ。天満神社は水の神様だもの。天神さんの別名なのかねぇ。
先へ進むと佐々部材木店吉舎工場がある。ここで木製パレットを買ったことがある。それで納得、この道は双三広域農免道なのだ。
この先に見覚えのある交差点、ここは片野地区、南に行くと蜂郷集落、北に進むと敷地の中心、ここは北へ進むのだ。
尾道道のカルバートを突き抜けて進んで行くのだ。山を突き抜けるのがトンネル、平地でコンクリートで箱を作って土で埋めるのがカルバート、違いはそういうことなんだよ。
うしとら神社が近いのだが、それはね、GPSのウェイポイントを見ればそう告げてくれる。
おばあさんが不審げな顔で眺めている。艮神社はどこでしょうか。吉舎の神社巡りをしております。
まぁ、そりゃぁ、よぉ、まぁ、ここは神社の真裏じゃがね、裏からでも入れるんですよ、自転車を押して付いてきんさい。普通の参道は東から入るんじゃがね。まぁ、ごゆっくり。
いやぁ、とても親切。大回りして東の参道から行きんさい、こう言われてもしょうがなかったのだがね。凄いショートカットの道を教えてもらったぞ。
拝殿には丑寅社の扁額があり、石の鳥居には艮神社と扁額がある。境内の案内板には艮神社と名乗っている。艮神社と呼ぶのが正しいのだろうね。
敷地の区域内を走るのだが、方角だけを定めてコースは適当に走って進む。国道と交差して、交差点名が梅之木交叉点、直進して里道を進む。
元衛橋まで来て、馬洗川の堤防に沿って下流に向かう。300メートルも下ると木の鳥居が見えてくる。鳥居には稲荷大明神と扁額がある。
社内を覗き込むと、正面に扁額が掲げてある。沖路稲荷大明神、民家から離れて馬洗川の堤防、これは沖を指すことかなぁ、堤防だから路でもある、路沖稲荷大明神かもしれないがね。
元衛橋まで戻って橋を渡る。進むと、踏切があって、鳥居が見えている。次の神社はこれだ。
鳥居の扁額は摩耗していて読みにくい、天津社と読めるような読めないような。石段を登って社殿の横に、天津神社合併百周年記念碑とある、あぁ、間違いない、ここは天津神社なのだ。
ギャグを一発かまします、テンシン神社と読んではいけないよ、あまつ神社と読むのだよ。
踏切を渡ってもとの道へ帰る。
上流へ進んで行って、学校橋という橋がある。橋の前に踏切への道がある。踏切を渡って道があるまま進んで行って行き止まり、引き返して、朱塗りの神社が見えてくる。
道はないけど、畑を踏んでそのまま進もう。厳島宮という朱塗りの神殿の前に出てくる。
お宮の前にはちゃんと道がある。道をたどって、ぐるりと円を描いて自転車を置いておいたところまで帰ってきた。よし、次へ進もう。
そのまま川沿いの道を進んで、JR吉舎駅の前まで行きつく。地図では駅の隣の様に表現しているが、吉舎駅の次の駅が備後安田駅、そっちの方向に進むべきなのだ。
福塩線のアンダーパスを潜って、県道と合流したところに大歳神社がある。石の鳥居には大歳社と扁額が掲げてある。
吉舎の市街地商店街を抜けて吉舎支所の駐車場まで帰ってきた。
次は吉舎の南の区域を行こう。さらにその次、吉舎の東の安田地区を行こう。
前に通った自転車のコース
2008年11月17日 三次市、南の半分 その2
2012年_7月31日 福塩線、塩町駅から甲奴駅、往復
2012年_8月24日 馬洗川の源流を探る
2014年_9月_2日 石見銀山街道、三次・銀の道2、三次~甲奴
2016年_5月12日 JR福塩線沿線、府中から三次まで
2017年_5月23日 三良坂から世羅町、往復
2019年_1月30日 福塩線、塩町駅から上下駅、往復
2019年_5月26日 馬洗川の源流を探る2
2021年_3月_8日 三次市吉舎町、宇賀峠から出て安田峠から戻る

 

  標高   隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
吉舎支所 214m
下矢井 207m 7m 3673m 3673m 7/3673=0.2%
カイハラ正門 267m 60m 5624m 1951m 60/1951=3.1%
宮平神社 281m 14m 6644m 1020m 14/1020=1.4%
矢井大橋 229m 52m 7683m 1039m 52/1039=5.0%
矢井敷地の峠 285m 56m 8219m 536m 56/536=10.4%
艮神社の分岐 186m 99m 12279m 4060m 99/4060=2.4%
吉舎支所 214m 28m 22904m 10625m 28/10625=0.1%

 

三次市役所吉舎支所 海田原の熊野神社 敷地へのショートカット道 丸山神社廃墟

カイハラ吉舎工場 矢井の宮平神社 敷地の天満神社 敷地の艮神社

海田原の稲荷神社 矢野地の天津神社 三玉の厳島神社 三玉の大歳神社
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