緑資源幹線林道 君田だけ その3

2016年7月2日

君田の櫃田から茂田へ、大きく迂回して戻る

 

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緑資源幹線林道というのがあります。施工は緑資源機構なんだが、組織の変遷があるんです。
前史があって、森林開発公団から始まって、他の組織と統合して緑資源公団が発足、その後、独立行政法人緑資源機構となり、緑資源機構の官製談合事件がバレてしまいました。
自分たちの天下り先を確保するための談合で、受注先と天下り先がセットになっていました。受注先が偏らないように、天下り先が維持できるように、入札を誘導していたんです。
世間は非難轟轟で、組織は解体され、森林総合研究所内の森林農地整備センターに縮小され、影響力は消えてしまいました。
緑資源機構が施工した幹線林道がありますが、悪名高い林道として世に知られています。その幹線林道を行こうという企画です。
比婆山池ノ段の麓から八国見山の麓まで進んだのが前々回、そこから君田の櫃田まで進んだのが前回のお話しです。
杵築神社の近くで道が膨らんでいるところがあるので、そこに駐車する。
ちょっと上流に向かうと、櫃田から茂田へ行く道の分岐がある。道の入口に緑資源幹線林道の案内が出ている。君田・布野区間とある。実際に走って確認してみよう。
道は登りになって、対岸の集落が見えている。櫃田の主要部で、郵便局あり、折紙博物館あり、酒屋あり、あ、間違えた、酒屋は対岸ではなかった、こっち側だった。
折紙博物館は廃校になった小学校にあるのだ。旧櫃田小学校だろうね。正しくは[ひつた]と発音するのだが、どう聞いても[ひちた]に聞こえる。唇と舌を省エネで動かすとこうなるのだよ。
先を見ると、延々と道が延びていて、だいたいあのあたりで折れ曲がって引き返すのだ。地図をよく見て図上演習したもんだよ。
古い道標がある。右ハモダミチ、左ハヤマミチ、翻訳すると、右は茂田道、左は山道、昔々から櫃田と茂田の間には往来があったということなんだね、
道は引き返して、坂道が急になった。あかん、もう漕いで登れない。自転車を下りて押して歩くことにする。
道の舗装に黄色い警戒色が塗装してある。ブレーキ注意、曲がり角注意、警戒せよの意味だろうね。自転車の場合はペンキの塗膜でタイヤが滑ることがあるから、下りにはさらに注意しなきゃね。
ゴミの収集車が茂田から降りてきた。スケジュール管理されているのだから、この道は櫃田・茂田間で普通に使われている道なんだね。
坂道が緩やかになってきた。空が見渡せるようになってきた、登り坂も終わりになる気配がする。
茂田の集落に到着、集落外れの民家が見えている。坂道の上にたんぼがある。
変形四差路に到着、馬の鞍なのだ。ここが道の登り詰め、ここから先は下りになるのだ。
道路をつくっています、の看板がある。林道比和・新庄線(君田・布野区間茂田工区)これは緑資源幹線道路で見るフレーズだ。発注者は広島県北部農林水産事務所、緑資源機構は消えてしまっている。
布野側の林道の銘板に広島県とあった。「近郷近在、三次市布野の湯谷山」ここに、布野側の新設林道について述べています。完全に緑資源機構の影響力は消滅しました。
工事中の林道に入ってみよう。ここが入口。入ってみると、工事が中断して長い年月が経っているようだ。出来立ての新鮮さは消えて、古びた感じに覆われている。
継続するか、ここで事業を中止にするか、長い論議があったのだろうね。で、結局、緑資源機構のプランのまま、広島県が当事者となって実施すると決定したのだろうね。
ここで工事が終わっている。工事の看板があるから、近く再開するのだろうね。期間29年3月13日まで、6,188万円、こうあるからには、このままで終わるはずがない。
新設林道を引き返すと、正面に判官山が見えている。「近郷近在、三次市君田の判官山2、今度はOK」判官山はここからほんの近くに見えているが、登るには遠く南から登ってくるしか道がないのだよ。
元の舗装路、馬の鞍まで降りてきて、茂田の集落を下って行く。茂田神社がある。集落の氏神なんだろうね。
そのまま坂道を下ると、茂田集落の案内図がある。
地図を見てほしい。茂田集落を囲むように大規模林道が建設される予定の点線が見えている。布野側で、明谷集落まで建設されている新設林道と繋がるのだ。山を越える道だから費用は莫大だよ。
案内図の近くに老人集会所がある。若者の家とか青少年ホームには抵抗はないのですよ。老人集会所となると、これはどういうもんじゃい。
わしらを大事にせぇ、もっと敬え、と圧迫感が感じられるし、選挙でどうなるか知っとるだろうな、とオールドデモクラシーの圧力を感じる。老人集会所の看板を他に架け替えてくれないかねぇ。
ここからは谷沿いに一気に降りて行く。出たところが県道出会い、布野と君田を結ぶ県道に合流するのですよ。
市役所の君田支所がある君田の中心部から上流には難所がある。君田洞門で崖を避けている。崖地があるので採石場も操業している。
君田温泉森の泉を過ぎて、櫃田の地内に入って行く。君田発電所がある。ここの上流の沓ヶ原ダムで取水しているのですよ。ここで放水せずに地下水路で送って、森原発電所でもう一回発電しています。
杵築神社が近づいてくる。出雲大社は明治以前は杵築神社と名乗っていて、昔々、その杵築神社をこの地に勧請したものなのだ。杵築神社の扁額がこれ
近年、出雲大社を分祠すると、出雲大社を名乗れるのだが、杵築神社では出雲大社を名乗るわけにはいかないみたい。
杵築神社近くの道の膨らみに駐車していたのだ。帰って来たぞ。道さえあれば布野に踏み込みたかったのだが、道がないのでしょうがない。君田地区だけで終わってしまった。
 
参考 重なっているコース
2008年7月15日 庄原の口和から三次の君田へ
2008年_7月22日 君田のひまわり畑から布野へ
2010年10月23日 神之瀬峡を行く、高暮ダム
2011年_4月17日 神之瀬峡を行く、高暮ダム、再トライ
2013年_3月21日 神野瀬川、山あいを蛇行する下流域
2016年_6月20日 緑資源幹線林道 口和から君田 その2

 

茂田への分岐 櫃田の主要部 黄色の路面 もうすぐ登り切る
茂田の馬の鞍 道路をつくっています 新設林道の終点 茂田神社
茂田の地図 県道への出合い 森の泉 杵築神社

 

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