7月で月末になるというのに、自転車で一度も出かけていない。
今月は雨が続いた。晴れの日があっても、よめさんの買い出しのお供がある。火曜日土曜日は必ずあります。ポイント倍増の曜日だからね。医者に行ったりなんだかんだでスケジュールを先抑えされております。
今日なら雨も降らないだろう。夕立があると天気予報が言っているが、それならそれで覚悟しよう。
三次の神社、だいぶ大詰めで、甲奴町を三分割で巡ることにしよう。まずは、北の半分に行きましょうか。
三次市役所甲奴支所に駐車する。ここの駐車場は割と混んでいるねぇ。たいがい空いているもんだが、月末だからとか、何か事情があったのかしらね。
街道に出て、梶田上の信号交差点を右折する。甲奴の中心地を走る県道が27号線、右折した県道が51号線、庄原市総領町へ山の中を抜けて走る県道なんだよ。
最初の坂道をえっさえっさと登って行く。この程度でびっくりしていてはいけない。この県道は何度もアップダウンしながら進んで行くのだ。
右に見える丘陵が徳楽山、ゆるい道で丘陵歩きの道なんですよ。出口はどこへ抜け出すのか、山道にお任せで、そんな山だと思っていてちょうだい。
お、たんぼの向うに鎮守の森ふうの姿が見える。たんぼの中の道をショートカットして近づいてみる。
これが福田八幡神社、鳥居の扁額に八幡宮とある。とにかく八幡神社は数が多い。なんでこんなに数が多いんだろ。武の神様は百姓には縁がない神様なのにねぇ。
県道に戻って、福田集落の中心地を抜けて行く。国土地理院の2万5千図には郵便局のマークがあります。実際にはない。潰れてしまったんだろうね。
坂道をせっせと登って峠を越える。峠ではないのだがね。坂道が終わって平らな耕地が広がっている。福田テリトリーと有田テリトリーの境界なんだよね。
有田集落の斜面をゆっくりと下って行って、GPSにポイントをマークしておいた、そのポイントに近づいてくる。
中船神社のムクロジ、案内の立札があるのでこの道だろうと入って行く。あれれ、民家に誘導される。民家の前の畑を踏んで神社のほうに近づいていく。
石垣を組んだ神社の横に出て、真正面に回って参拝をする。
中庭は大きくはないが、手入れが行き届いた神社だね。鳥居の扁額がこれ。石段が街道まで続いている。ムクロジの案内はあるが、中船神社の案内看板はない。
ここからはどんどんと街道を下りていく。抜湯のテリトリーに入ってくる。
秋森集落に影信山への案内がある。登山道取り付き点から山頂までは近いのですよ。自動車登山の山だね。登れば展望がすばらしい。初日の出の名所なんですよ。
でも、10年前のことだから、今はどうだろう。木々は成長して視野を塞いでいるかもしれないよ。
さらに谷底まで下りて、ここに岩倉神社への案内の立札がある。
参道を歩き始めたが、道は石ころだらけで、サイクリングシューズのクリート(金具)には大敵なんですよ。ぜんぜん歩けやしない。諦めて引き返した。
抜湯川に架かる岩倉橋、これを渡って県道は登りの道になる。自転車でせっせせっせと登る。尾根の切り通しを抜けると太郎丸集落なのだ。
テレビ局一行が待ち構えている。限界集落の取材なのかしら。観光番組の取材なのかな。アナウンサー・カメラマン、四、五人の編成なのだ。TSS=新広島テレビの取材陣と言っていたな。
珍しいところで珍しいヤツ、ということでいろいろ聞き込まれた。カメラには写されたが、マイクはなし、名前は聞かれなかった。本人了解のコンプライアンス問題があるから、無暗に放送はしないだろうね。
拾ってはみたが捨てネタで、放送には至らないだろうな。
尾根の切り通しから県道は総領へ向かっていくのだ。
その切り通しから民家の方へ向かう。おっさんがいて、大歳神社はどこですかぁ。その道を行って、山を越えて、一軒家があるけぇのぉ、その裏にあるよぉ。
聞くだけじゃ分からんじゃろう。わしが案内しちゃるよぉ。
さっきまでテレビ局のインタビューを受けていて気分が高揚しているんだろうね、腰を上げて現場まで連れて行ってくれる。
総領への道から民家よりのところに道がある。太郎丸のエドヒガンとの案内看板がある。集落のゴミステーションが置いてある道を行くのだ。
道を登り詰めて稜線に道がある。ここは右折、稜線を越えて向う側に下りていく。一軒の民家があって、その横に大歳神社はある。
これは、説明を聞いただけではとても辿り着けない。案内して貰えたから来れたのだ。親切に感謝、テレビ局のインタビューに興奮して気分が沸き立ったからここまで足を運んでもらえたのだ。
ありがとう、お世話になりました。草むらを押し分けて歩いていく。ちゃんと鳥居もあって、扁額が掲げてある。だが、この草の繁りようを見ると、ここ何年も神事・祭事などしたことがないだろうな。
そう言えば、ここには神楽殿がない。どこの神社にも神楽殿は必ずあるのに、ここにはない。昔からハンデを背負った神社なのだな。
さぁ、下りよう。
太郎丸の切り通しから抜湯のテリトリーに入り、岩倉橋を渡る。
橋からわずかで、岩倉神社への案内がある。さっきの道は石だらけだったが、こっちの参道は石を組んで隙間をセメントで埋めてある。
普通の靴なら歩きやすいのだが、サイクルシューズのクリート(金具)ではそれでも歩きにくいのだ。
岩倉神社の扁額がこれ、社殿の奥に、岩が奥宮を取り囲んでいて、その岩を念願が可能岩と言うのだそうな。
見物するつもりで登ってきたのだが、靴底に気を取られてパワースポットのことは頭から飛んでしまった。見ることなく引き返してしまった。
カッチャカッチャとセメントを踏んで下りてきた。さて、街道を下りて行くぞう。
ほんとはね、抜湯、有田、福田、梶田と、来た道をそのまま引き返すのがベストなんだがね、来た道のアップダウンを考えると、うんざりする。楽な道を行きたいよねぇ。
道を下りて行くと、長政の八幡神社の前に出る。ここは2121年12月_8日 三次の神社、吉舎を行く、その3、吉舎東篇で訪問したことがある。覚えがあります。
ここからは、一挙に上下川まで下りていく。正田橋を渡って、県道425号線、JR福塩線沿いに戻って行く。
暑さにくたびれ果てました。日陰があるとちょっと休憩、ちょっとじゃないんだね、うんと長々と休憩してしまうんだよね。
予定では、梶田八幡神社に寄るつもりだったが、手持ちの水がなくなった。神社に行くより自動販売機に行こう。ジュースやコーヒーなんかじゃない、水が飲みたい。梶田八幡神社は次に回そう。
あとはこのまま上下川に沿って進んで、三次市役所甲奴支所まで戻ってきたぞ。
熱中症にかかることもなく、無事に帰れたのがなによりだね。
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標高 |
隣との標高差 |
出発からの距離 |
隣との距離差 |
区間の勾配 |
三次市役所甲奴支所 |
338m |
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福田集落と有田集落の境界 |
457m |
119m |
5086m |
5086m |
119/5086=2.3% |
岩倉橋 |
365m |
92m |
8994m |
3908m |
92/3908=2.4% |
太郎丸集落の最高点 |
433m |
88m |
10509m |
1515m |
88/1515=5.8% |
岩倉橋 |
365m |
68m |
12087m |
1578m |
68/1578=4.3% |
上下川正田橋 |
260m |
105m |
17456m |
7369m |
105/7369=1.4% |
三次市役所甲奴支所 |
338m |
78m |
2451m |
7065m |
78/7065=1.1% |
別ページ、轍のページに、断面図=プロフィールマ
ップがあります。傾斜の凹凸はそっちのほうがより感覚的に理解できると思います。