三次の神社、吉舎を行く、その3、吉舎東篇

2021年12月_8日

吉舎の東、JR備後安田駅周辺を巡る

 

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吉舎の地域はそんなに広いわけでもないのに、神社の数がやたら多い。北、南、東と分けて、今日は東の地域を行く。おおむね、JR備後安田駅界隈を行くのです。
今日も三次市役所吉舎支所の駐車場に車を置く。いきなり安田地区のどこかに駐車してもええよ、それでは自転車の行程があまりに短か過ぎる。やはり吉舎支所から始めるのが最適だろうね。
吉舎の街は上流の七日市通りと下流の古市通りと商店街はふたつに分れている。馬洗川がふたつを分けて巴橋が両者を結んでいる
次の毘沙門橋を過ぎて吉舎駅の方向に向かっている。吉舎駅には行かない。福塩線をアンダーパスで潜ることになる。大歳神社の前を通る。吉舎北篇で紹介した神社なのだよ。
ここからは、えんやえんやと坂道を登っていく。高速尾道道の高架の下を潜る。このへんはまだ傾斜のゆるいほうなのだよ。
まむし養殖センターの近くを通る。今は冬だからまむしは冬眠していて問題ないが、夏には近くを通るのは気持ちが悪いよ。
このへんから坂道の傾斜は増してくる。まだまだ大丈夫、自転車を下りて押すほどのことはない。
なんとか峠まで到着、峠の名前が分からないのですよ、仮に安田峠と呼んでいるが、登美志峠なのかもしれない、集落のある鳥巣峠なのかもしれない。
この先は下りの傾斜、たちまち麓まで下りてしまう。
この界隈は人家が集まっているが、これは人為的なものなのだそうな。灰塚ダムで立ち退き民家の受け皿になった地区なのだそうな。
移転家屋の受け入れ地区は、三良坂ではのぞみが丘、総領では竹之花、吉舎ではここ郷なんですよ。
上下川の堤防に向かうと神社がある。ダムに水没した厳島神社と八幡神社を合祀して、知和神社としてこの地で再建したのだそうな。
鳥居に扁額があるが、意外に歴史を経た感じに苔むしている
そのまま進むと、祠の長屋がある。分譲住宅と言うべきか。水没する社・祠を集合させたものなのだそうな。それぞれに神社名があるのだろうが、誰もいないので聞くわけにもいかない。
次の橋、古市橋を渡る。
向うに見えている山裾を目指すのだ。進んでいるうち、浄土真宗正覚寺、これがキーポイント、最初は間違えて進み過ぎ、引き返して正覚寺の東の道を入る。イノシシの檻があって道が尽きる。
引き返して、ムラビト発見、熊野神社はどう行けばええのでしょう、谷が違う、もう一本西の谷を上がれば行けますけぇ。
正覚寺を通り過ぎて、正覚寺の西の谷を進んで行く。舗装がなくなって地道を歩くようになった。神社の前に、今は廃田だが、たんぼがあったのだ。そのたんぼを迂回しながら道が出来ている。
氏子の奉仕で草は刈られている。篠竹・笹、ジャングルの中に道は一本キープされている。
ここが熊野神社、鳥居に熊野神社の扁額、石段の上に熊野神社の本殿はある。説明板によると、これは拝殿、この奥に本殿があるのだそうな。
金具が裏に付いている靴で石段を下りたくはないな。横に石段を避ける迂回路がある。そっちを下りよう。
デポしておいた自転車まで戻ったぞ。坂道が急だから自転車に乗っておりるのは危険すぎる。前に急坂を下りて足の骨を折ったことがある。危ないと思えば避けるのもベターチョイスだよ。
次の神社に向かうのに地図読みしなきゃならない。真っ直ぐ進むと峠がある。峠は嫌だね。道程は長いけど川沿いの道がある。決定、傾斜の緩い道にしよう。
上下川の土手まで出て、川沿いに進む。次の橋が正田橋、坂道を登るか、川沿いに進むか、川沿いの道を進もうね。
上下川から抜湯川に分れて進む。じりじりと高度を上げて、峠に到着、峠から西を眺めれば、あれ、熊野神社下の風景じゃないか。正覚寺から山沿いの道を進めばここの峠に到着するのだ。
ここの峠では、ちょっと西の里を見るだけで、そのまま東の谷へ、抜湯川に沿って進んで行くのだ。
黙々とペダルを漕ぐ。地図によると相当先まで進むことになるらしい。鳥居発見、ここが八幡神社だ。鳥居に八幡神社と扁額が掛かっている
ここの石段が急なんですよ。サイクルシューズで靴底に金具が付いているから苦手なんですよ。カッチャカッチャ石段を踏みしめながら登っていく。拝殿下の庭先まで、その先は省略ということで。
石段を下りるのが難儀だね。石段に斜めに靴底を置いて下りて行こうね。もうちょっとだよ、さぁ、下りてきたぞ。石段脇で弁当を広げて昼食にしましょ。
さて、帰ろうか。抜湯川に沿って下っていく。下りだから何の問題もない。
ここが峠、来た道、抜湯川に沿って下ろうか。峠を西に向かって正田橋に下りようか。そうしよう、直進、正田橋へ下りよう。
最初に正田橋から坂道を眺めた時、かなりの激坂だと思ったが、それほどでもなかったぞ。これなら登り道に使っても良かったかな。
正田橋、地名に由来する橋なんでしょうかね、橋の近くに正田家があるから正田橋なんでしょうかね。
街道を横断して旧街道に入る。鳥居が見えて、艮神社の扁額が見えている。これだけ数多くの艮神社を見たら、[艮]と書いて[うしとら]と読むのは、もう慣れたでしょ。
境内に三次市天然記念物がある。ヒノキなのだ。何本もヒノキがあるが、注連縄を巻いてあるのは一本だけ、参詣道に食み出しているのに邪魔扱いされていない。この一本が天然記念物なんだな。
だらだらと進んでJR福塩線の備後安田駅、見た通り、平凡な駅です。
踏切を渡って街道に出る。最初は坂道を漕いで登れる。辛抱できなくなって、どこかで自転車を下りて押して歩くようになる。こっち側斜面は短いが傾斜がきついのですよ。
仮称安田峠に到着、ここから先は下りの傾斜ばっかりだ。あっという間に吉舎の市街地まで到着、商店街の通りは狭いので、国道沿いに馬洗川の右岸を走って、吉舎支所の駐車場まで戻ってきたぞ。
最初は、何のこれしき、神社たった四つじゃないか、短時間で戻ってこれるさ。そんな意気込みで出発しました。
それが大きく当て外れ、意外に時間を食ってしまいました。それはね、意識は十年前の体力、実際は老化していく体力で、頭で思うのと体の実際とは大きく違うもんだねぇ。
前に通った自転車のコース
2008年11月17日 三次市、南の半分 その2
2012年7月31日 福塩線、塩町駅から甲奴駅、往復
2012年8月24日 馬洗川の源流を探る
2014年_9月_2日 石見銀山街道、三次・銀の道2、三次~甲奴
2016年_5月12日 JR福塩線沿線、府中から三次まで
2017年_5月23日 三良坂から世羅町、往復
2019年_1月30日 福塩線、塩町駅から上下駅、往復
2019年_5月26日 馬洗川の源流を探る2
2021年_3月_8日 三次市吉舎町、宇賀峠から出て安田峠から戻る
2021年10月14日 三次の神社、吉舎を行く、その1、吉舎北篇
2021年11月29日 三次の神社、吉舎を行く、その2、吉舎南篇

 

  標高   隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
吉舎支所 214m
安田峠 338m 124m 4212m 4212m 124/4212=2.9%
安田コミュニティセンター 254m 84m 5658m 1446m 84/1446=5.8%
間違えた、行き止まり 318m 64m 8385m 2727m 64/2727=2.3%
正覚寺 274m 44m 8941m 556m 44/556=7.9%
熊野神社 339m 65m 9412m 471m 65/471=13.8%
正田橋 261m 78m 10621m 1209m 78/1209=6.5%
八幡神社 352m 91m 13814m 3193m 91/3193=2.8%
正田橋 261m 91m 15904m 2090m 91/2090=4.4%
安田コミュニティセンター 257m 4m 17505m 1601m 4/1601=0.2%
安田峠 333m 76m 18895m 1390m 76/1390=5.5.%
吉舎支所 214m 119m 23041m 4146m 119/4146=2.9%

 別ページ、轍のページに、断面図=プルフィールマップがあります。傾斜の凹凸はそっちのほうがより感覚的に理解できると思います。


三次市役所吉舎支所 尾道道高架橋 仮称安田峠 知和神社

間違えた、行き止まり 熊野神社 上安田の峠 長政の八幡神社

正田橋 艮神社 JR備後安田駅 帰りの仮称安田峠
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