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2006年5月10日
しぇるぱ単独
山域:ホンコン
香港ハイキング、鳳凰山
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昨日、香港最高峰を登ったんだが、続いて、標高二番目の山(標高934M)も登らなきゃね。
香港の新しい飛行場が西端の大嶼( 島に誕生したんですよ。その大嶼( 島に、鳳凰山( 、大東山( と山が並んでいます。鳳凰山( は香港で二番目に高い山です。
これも登らなきゃね。夜が明けて、翌日のこと、今日も天気がええが、いずれ、これが困りモノになるのですよ。
飛行場とは別の路線で地下鉄は東涌( の終点に走って行きます。
バスの路線があるはず、あっちかな、こっちかな、とやっと探し当てた。バス乗り場が駅の周辺にばらばらにあるので迷ってしまった。
バスを整理のおっちゃんに、地図を指差しながら、伯公■(土扁に幻)、アイ・ウォント・ゴ・ジス・バスストップ。
パックンアウ、OKOK。なにやらメモを書いて、これを運転手に渡せと言っているんだろうな。読むと、請落車伯公■(土扁に幻)、これならなんとかなるような気がする。
これでパックンアウと読むのかい、■(土扁に幻)も凹もアウと読んで、峠のことを指しているものだそうな。
落車とはものすごい表現だな、バスから降りることなんだろうが、いかにも突き落とされそうな語感だな。ここでは下車とは言わないんだ。
バスに乗って運転手にメモを差し出す、アイ・ウォント・ゲットオフ・パックンアウ。うなずいたから了解してくれたんだろうな。
バスは走って行きます。どんどん走って行きます。峠のようなところを越えたぞ。あれあれ、止まってくれない、どうしたんだろう。ここはパックンアウじゃないのかしら。
結局、終点まで走ってしまったよ。
ハウ・アバウト・パックンアウ?アイ・ウォント・ゲットオフ・パックンアウ。
降りるとき、文句を言ったけど、通じているようにも見えないし、しれっとして受け流しているのが腹が立つな。
止むを得ない、当初の予定を変更して、こっち側から登るコースで行くしかないね。
バスの終点からは丘の上に大仏の像が見える、天壇大仏なのだそうな。香港の観光ポスターに登場している第一級の名所なのだそうな。
このあたり一帯は、地名が昂坪( 、宝蓮禅寺( の寺域になるのだそうな。
ポーリン・テンプルと言ってもええが、モナストリは修道院の意味を示すから、このほうが禅寺の雰囲気に合う言葉なのだろうね。
門の両脇に控える仏像はとても仏教の像とは思えないのだがな、道教の影響がもろに注がれているがな。こっちもそう。
写真を撮ってはいけない、と叱られてしまった。日本では、山門の仁王なら被写体の対象だから、つい、気を許してしまった。これはまずかった。
本堂があって、その前後に建物群があり、信者も大勢集まっているようですね。
ところで、ランタオ・ピークはどう行けばええのだろう。寺の中に入ってしまったのが間違いのようだな。
天壇大仏から宝蓮禅寺に入らずに脇道を進むべきだったのだ。歩いている道は心経簡林(WisdomPath)、知恵の道とでも言う意味なのだろうな。
森を抜けると、ランタオ・ピークに対面する、ぐっとせりあがった釣鐘型の山だな。
巨大な樹の幹が林立している、一本一本に彫り込んであるよ、正面の樹には、般若波羅密多心経、どうやら一本一本の幹には般若心経の経文を一行ずつ彫り込んであるものらしい。
色即悟空空即是色、羯諦羯諦波羅羯諦、波羅僧羯諦菩提薩婆訶、こんな文句を彫り込んで幹が林立している。心経簡林(WisdomPath)の肝心のところはここにあったのかい。
般若心経は、ま、置いとこう。ランタオ・ピーク目指して進まなきゃ。
コンビニでガムを買ったんですよ。今、噛みながら歩いています。
ロッテのガムなんだが、中国名を楽天と書いてある。プロ野球で千葉楽天と仙台楽天が対戦する、中国人には、それは不思議とも変とも思わないんじゃないかな。
むしろ、東京楽天、大阪楽天が無いのはどういうわけじゃ、なんぞと言われたりして、あはははは。
道は水平に進んでいる、眼下に水源地のダムが見えている。香港ではダムは海辺にあるんですよ。
ダムと言えばね、台北から香港に飛行機で来て、眼下の海辺で西貢( の巨大なダムが見えた。あのダムを巡って西湾山に登ったことがあったよねぇ。
そのコースの延長にシャープピークを見たもんだよねぇ。飛行機から見ても、槍ヶ岳のような尖峰は見間違いしようもないぞ。
馬鞍山の方向に飛行機は進んで、腹の下になったので、馬鞍山の風景は見られなかった、残念。
お話しを戻そう。谷に水が流れている、香港では、谷の水を飲みたいとは決して思わないね。
野牛がどこにでもいるんだもの、その野牛がどこででも糞をしているんだもの、きれいな水が流れているとは思えないよ。
道は縦にせりあがって行くんだが、二番目の谷の向こうの稜線を登って行くことになる。
ただただ一方的に登って行く道で、陽に照らされて暑いのなんの、何度も休んでボトルの水を飲まなきゃやっていけない。
見下ろせば、経文の柱と大仏がよく見える。経文の柱は二つの円を描いていたんだね、それが瓢箪のように繋がっているのだ。
宝蓮寺を真ん中に鳳凰山( と弥勒山が振り分けになっているのだが、どれだけ登ったのかを測るには弥勒山が尺度になる。
弥勒山を振り返れば、まだまだ登らなきゃならないな。
なんとかなるもんだね。稜線まで登って来たよ。南の海岸が見える、あの海岸に沿ってバスはぐるっと釣り針状のカーブを描いてたどって来たのだよ。
頭の上に岩場が見える、あの岩場をまたがなきゃならないのか、と覚悟を決めていたけれど、斜度が折れ曲がる程度の簡単な抵抗だった。
その先は、鎖の柵が道沿いに続く、風の強い日には鎖を掴まないと飛ばされるのかもしれないね。
やっと、鳳凰山( の頂上に着いたぞ。
香港の三角点は大きな土管のような太い円柱が立っている。巨大すぎて呆れるよ。イギリスでもこんな三角点なのかしら。
稜線を東に視線を伸ばすと、パックンアウへの道が見える。その背後には大東山( が立ち上がっている。
北を見ると、香港飛行場が見える、ひっきりなしに離着陸しているのがよく見える。東涌( の市街地も見える。
振り向けば、宝蓮禅寺( の寺域も眼下に見える。広い範囲の寺だというのはよく判る。
強風に備えてシェルターがある。強風はともかく、陽射しが強いので屋根の下に入りたい。そこで昼食とすることにした。
あとは降りるだけ、とっととっとと降りるのだが、膝を踏ん張って体重を支えながら降りるのだから、負荷も相当なものになるよ。
思えば、パックンアウでバスを降りなかったのは怪我の功名だったかもしれない、あの暑さの中をたどるんだもの、途中でばてていたかもしれない。
降りる方向も、パックンアウを目指すことなく、そのまま来た道を戻るとしよう。
それが正解でした。
帰りのバスはどれも満員で、パックンアウもどこも、途中は満員通過していました。パックンアウから東涌( の駅まで歩いているハイカーが何人もいたよ。
この暑さの中だもの、我慢ならんだろうな、香港のハイキングのシーズンは冬の間に限るね。今はもう賞味期限から外れているよ。
おまけ
それは翌日のこと、午前中、時間が余っている。香港島のビクトリア・ピークにでも登ってみようか。
地下鉄中環( から香港上海銀行を突き抜ければ、ピーク・トラム山麓駅。ケーブルカーで登ればそこは山頂駅。
ビクトリア・ピークの最高地点、候補がいくつかあるのだが、どこも通信鉄塔が占拠していて、金網で囲って入れないところもある。
入れるここをピークと決めて、ビクトリア・ピークに登ったと、そういうことにしとこうな。
もひとつ、おまけ
広島空港の税関で、引っかかってしまった。
最近、香港に二度行っていますね、用件は?山登り?香港に山なんかあるんですか?登った山の名前を言ってください。大帽山、ランタオ・ピーク、馬鞍山、西湾山。
韓国にも二度行っていますが、これも山ですか。他の国ではどうですか?マレーシア、キナバル山。
判りました。どうぞお通りください。
どうやら、犯罪者ではなく、只の山好き・人畜無害と認定されたようだ。そう言えば、疑えば意味のありそうな国々を巡っているものねぇ。
荷物を開いて、汗臭いシャツ・タオル・バンダナを広げれば、もっとはっきりしたのだろうがね。
参考 香港ハイキング、馬鞍山
香港ハイキング、西湾山
香港ハイキング、大帽山
アルバム、'06年香港ハイキング
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