庄原比和、三河内小和田の棚田を行く 二度目

2025年10月29日

比和の旧役場から県道58号線を三河内へ、農免道を戻る

 

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります
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以前に庄原比和の三河内の棚田を見に行ったことがあります。もう一回行ってみよう。
2023年_3月30日 庄原比和、三河内の[つなぐ棚田遺産]を行く(自転車篇)
三河内は[みつがいち]と読みます。三河内は広い範囲でね、隣の西城と境界を接して、南は勝光山、北は比婆山・吾妻山に接しているのだよ。江戸時代にはひとつの村だったと思うよ。
その広い三河内の小字で小和田北、小和田東に行く。小和田南には今回は行かない。小和田西はもともと存在しない。要するに、小和田エリアへ行くのだよ。
旧比和町の役場の駐車場に車を停める。自転車の姿が目を引くのか、どこへ行ってんですか、三河内の棚田まで、行ってらっしゃい。ありがとう。
国道432号線に出て、比和郵便局の前まで進む。郵便局の前の橋が比和まちなか大橋、ひらがなを含んだ名前とはユニークだね。
比和川の上流に自転車で進んだことがある
2021年_3月_1日 江の川・西城川水系、比和川を源流まで
(自転車篇)
ここからは県道58号線、比和と西城を結ぶ県道なんだよ。
その県道が交通止めとなっている。それでも問題なし、小和田東までは万事OKで行ける。小和田東で反転する。県道のその先からが工事中なのだよ。
ということで、比和の町外れから自転車を進めて行く。川の対岸からこっちに降りてくる道がある。これは農免道で、帰りはこの道を通って帰ってくる予定なのだよ。
たんぼに沿う道から尾根道を越える。とても漕げない、もちろん降りて押して歩く。
尾根を降りてたんぼの道になる。このへんから三河内は始まるのだよ。
ここから見えている福田頭・以西山は西城と三河内で頂上を共有している。この先の比婆山も西城と三河内で共有しているのだよ。
2003年_9月_2日 福田頭は地元名、毛無山は官の名前(登山篇)
2010年_9月29日 別名毛無山の福田頭(ふくだがしら)2
(登山篇)
さらには、この奥の烏帽子山、吾妻山は島根県奥出雲町と共有している。正しくは、烏帽子山は西城町と三者共有、吾妻山は比和町の他の大字森脇と三者共有しているのだ。
案内看板に総合運動公園、かさべるでとある。福田頭やかさべるでへはここを左折する。自転車は県道に沿って直進する。
福田頭の奥から自転車で降りて、ここを下流に突っ切ったことがある
2016年_6月_3日 緑資源幹線林道 比和から口和
(自転車篇)
坂道を登り詰めて峠に至る。峠からポンポンポンと連続して山頂が見えるが、それが三つ子山ではないのだよ。三つ子山はその北にあるのだ。
峠を越えると小和田の小字に入っていくのだよ。県道の上に慶雲寺がある。曹洞宗の寺なのだ。小和田の集落全体の頭にあって、各家々からは仰ぎ見ているような感じだよねぇ。
2012年_9月_7日 庄原市、比和と西城の境界、今櫛山(登山篇)
2014年_9月15日 朝飯前、いや、昼飯前の三つ子山(比和)
(登山篇)
2016年_7月31日 庄原市、比和と西城の境界、今櫛山2(登山篇)
正面に三つ子山、峠越しに今櫛山、山々に挟まれて小和田の棚田は広がっている。
県道58号線、工事現場に近づいてきた。県道は通行禁止だが、市道は通行OKなのだ。県道から分岐すると農免道比和三河内線と書いてある。ここからが農免道なのかい。
2010年10月_4日 庄原、比和、西城、庄原市北部一周(自転車篇)
2021年_6月28日 西城から比和へ、また西城へ
(自転車篇)
棚田テラスまでやってきた。高床と椅子が備え付けられている。小和田の棚田の全景が見えるね。中央の瓦屋根が慶雲寺だ。
アマテラスや法テラスは知っているが、テラスとはなぁに、それはね、屋外にある屋根なしのベランダ・バルコニーみたいなもの、なんだよ。
坂道を下って行って、ここらへんが棚田の中央部分かねぇ。こんな広い土地が広がっているとは。
それはね、たたら製鉄の副産物なんだよ。土地の表面に水を流して土を流す。土は水と一緒に流れて重い砂鉄が残る。砂鉄を集めてたたらで製鉄するのだよ。砂鉄を採取した跡地を耕地化したのだよ。
十字路を過ぎて小和田の西の谷に降りていく。慶雲寺の方向が見えている。家々が密集していて山際にあるのが見えるでしょ。
十字路を山の方向に進んで行く。左折しても比和の支所に行けるだろう。距離は遠いが高低差が少ないので、そっちが楽だと思うよ。あえて山の方向に向かいましょう。どんな道なのか見てみたいからね。
最初の峠を越える。ここの峠も三河内の内なんだよ。峠を下ってその斜面のどこかで三河内の範囲から脱するのだ。
たんぼの上を立体交差で橋を渡してある。農免道だからたんぼを潰すのは避けて、空中を渡す工法を取ったのかねぇ。ただ単に高低差を少なくするため、なのかねぇ。
この尾根はカサベルデのある尾根の続きなんですよ。やっと峠に到着、あとは下り一方の道なのだよ。
県道との合流点に到着、朝方、ここに出てくるぞと睨んだ地点に到着した。
比和地区農免農道と看板がある。色々な名前があるが、農免道とは共通の認識だね。
比和まちなか大橋に到着、そのまま来た道をたどって比和支所まで帰ってきたぞ。
支所のトイレを借りておしっこしていたら、どこまで行きんさったん、三河内の棚田まで、それはそれは。
午前午後、どちらも職員に聞かれるとは、自転車姿が珍しいのかな。最近増えているからなのかな。

 

  標高   隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
比和支所 417m
かさべるでの尾根 498m 81m 3070m 3070m 81/3070=+2.7%
元常川 465m 33m 3524m 454m 33/454=-7.3%
小和田の峠 567m 102m 5980m 2456m 102/2456=+4.2%
小和田の民家 536m 31m 6519m 539m 31/539=-5.8%
県道分かれ 598m 62m 8116m 1597m 62/1597=+3.9%
農免道 526m 72m 10039m 1923m 72/1923=-3.7%
かさべるでの尾根 554m 28m 10639m 600m 28/600=+4.7%
立体交差 448m 106m 10224m 1585m 106/1585=-6.7%
最後の峠 505m 57m 12842m 618m 57/618=+9.2%
比和支所 417m 88m 15264m 2422m 88/2422=-3.6%

*往路と帰路に距離に差があるのは、往路で間違えて、行き過ぎて引き返したから

 別ページ、轍のページに、断面図=プロフィールマップがあります。傾斜の凹凸はそっちのほうがより感覚的に理解できると思います。


比和支所 かさべるでの尾根 県道は直進 小和田への峠
慶雲寺 県道と分かれる 棚田テラス 農免道
かさべるに続く尾根 立体交差 最後の峠 農免道出入口
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