2010年9月29日
しぇるぱ単独
山域:広島県庄原市

別名毛無山の福田頭ふくだがしら

 

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福田の集会所前福田頭ふくだがしらに登ると予告してから二、三ヶ月経っているな。よぅし、行くと決めよう。
行くのをためらっているのはね、熊が出るかもしれない山だからなんですよ。
今年はさらに、出たぞ、出たぞとニュースが続くから、腰が引けてしまうよね。熊がひとを襲った、そんなニュース、行動領域が接近しているのですよ。
庄原の市街を抜け、比和の地区内に入り、カサベルデの看板に従って曲がって行くんですよ。
そのまま進めば、県道は西城に行ってしまう。ここはカサベルデ、運動公園の入り口・麓に向かうのだよ。
カサベルデの入り口からちょい先に地区の集会所がある。
集会所、公民館、隣保館、老人集会所、言い方は様々ですよね。
隣保館は大阪で見る名前、老人集会所は広島県で始めて見たが、全国にあるものようだ。
一の滝で、この建物は集会所と書いてあったような気がする。看板が古くて古くて印象に残っていないのですよ。
老人集会所の会合で、中年のおっさん、若いよめさんが集まってくるとき、違和感はないものだろうかね。
2003年、7年前にここに来ているのですよ。
その時には、集会所の前に駐車場などなかった。今は、登山者向けに駐車場が整備されています。ありがたく利用させてもらいますね。
歩き始めて、正面に
福田頭ふくだがしらがどぉんと見える。ここは集落名が福田、福田の頭にあるから福田頭、明快な命名だよね。
国土地理院の地図では毛無山となっているのですよ。昔々は毛無しの山だったかもしれないよ。今は立派に毛のある山なんだから、毛無山は気の毒な名前だよねぇ。
道は谷沿いに進んで、最後の民家が二軒ある。最後の民家の前で橋を渡ってたんぼの上を目指すのだよ。
たんぼの間の軽トラも通る道を進めば尾根の上に舗装路がある。この尾根から入って行くのだよ。
二の滝尾根の舗装路に合流して、すぐに舗装は途切れて地道に変わってしまう。なんちゃって舗装路じゃないか。
いやいや、理由があるのだよ。麓からここまでは坂道で、タイヤがスリップしないように舗装してあるのだよ。ここから先は傾斜が緩いから地道のままでええのだよ。
まっすぐな道を進んで行って、橋を渡って谷の右岸に移っていく。
7年前は植林の伐採作業中だった。今、杉が植林してあるが、苗木は7年生、
7年生ななねんせい7年生ななねんばえ、どう読んでもええが、落ち着いた風景だね。
林道の途中に、福田頭登山口と看板があって、登山届のポストがある。書いたけれども、しぇるぱと名乗ったのでは、正しい届ではないよね。
今までは谷の流れは見えなかったが、ここからは谷の流れを見ながら歩く。
朽ちそうな木の橋を渡って左岸に移る。
三の滝ここまでは軽トラも通れる道だったが、橋を渡るとここからは細道を歩くことになる。
谷沿いの道を進んで、ふたたび橋を渡る。三本の木が渡してある、これも橋というべきなのだろうか。
カスガイを打ち込んで固めてあるので安定はしているが、濡れて滑りやすいので注意しなきゃね。
丸太橋を渡ってすぐに山腹に取り付く。
一の滝の分岐で、メインルートから離れて滝のほうへ向かう。かれこれ100メートル以上は進むのだよ。
一の滝は滝壺があって、滝の落ち口は見上げるほど高いところにあって、落ち口から一挙に落ちて、岩にぶつかりながら落ちてくる。
落差がけっこうあるので、引き返して、滝口まで登るには、大きく迂回しながら距離を稼いで高度を詰めていかなければならない。
落ち口まで登ると、近寄りたい気が起きてこない。落ち口の下の空間がぽっかり空いているのだが、確認する気にもなれない。
大波峠次が二の滝、そんなに落差のない平たい滝なんですよ。落ち口から
なめらか で、岩を噛みながら押し寄せてくるのだよ。
最後が三の滝、落ち口から滝壺まで全部見える。この滝では右岸から左岸へと流れを渡渉して横断しなきゃならない。
滝のすぐ横を歩いて登って行く。滝の落ち口はほんの近くまで近寄ることができる。
上流には、流れの近くを登って行く。丸太橋が岩にかかって岩を乗り越えて登って行く。
一転、ゆるやかな平らを進んで行く。湿地帯なんですよ。細流が何本もあって、流れを踏みながら避けながら進んで行く。
水飲み場に到着、ここの水は伏流水で湧水なのだ。安心して飲めるが、ちょっと金属味があるかな。
ここから先は草たけが長くて見通しが効かない。こういう場所で熊と出会うとえらいことだ。
笛を吹こう。ピーヒャラピーヒャラの笛ではないよ、ピリピリピリーの笛、サッカーのレフェリーの笛なんですよ。
福田頭頂上曲がり道、草深いところ、ひょっとして、と思える場所では遠慮なく吹いてます。今日、これまでも何度吹いたことか。
副作用がありまして、耳がジーンとします。かなり甲高い。
サッカーやラグビーのレフェリーは、頭クラクラしながら笛を吹いているのでしょうね。
稜線の向こうが透けて見えてきた。あともうちょっと。
ここが
大波峠おおはのとうげ、登山者だれもがここで休憩するから、植生は禿げて土の広場になっている。
真向かいに見えているのは、熊野神社から登る竜王山、ちょっと位置を変えると、道後山が見えてくる、道後山の左の鋭い峰は鬼林山か、稲積山か。
さて、登りの坂道だ。道の両側はブナの森で、頂上近くは神の領域として伐採をまぬかれたのだなぁ。
いっぺん頂上もどきがあって、タワまで下りて、そこには、頂上まであと1000mと看板があって、また偽の頂上があって、だいぶ先に次の偽ピークがあって、 7年前には、ノコギリのようだと表現したもんだよ。
兎舞台頭思いなおすと、ノコギリの歯ほどの凸凹はないな。訂正しよう。
さっきの峠が
大波峠おおはのとうげ、それからの連想で、小さな波が次々寄せるような、そんな感じの稜線だねぇ。
稜線の上が切り開かれた状態で、ここが
福田頭ふくだがしらの頂上なのだ。
木々の間を透かせて見ると、吾妻山が見えている。視線を転じると、道後山が見えている。のっぺりとして、切れ味に欠けるのが残念だね。
反対側には猿政山から大万木山、広島島根の県境がずっと続いている。
高野の市街地、比和の市街地が見えている。
稜線は北へ向かっていて、下山の方向は北のほうなのだ。下山地まで1時間、とかんばんにあったが、実際は1時間半かかってしまった。
倒木で視界が開けたのか、ここから見ると比婆山方面がよく見える
昇竜の滝池の段が真ん中で、右から竜王山、立烏帽子、池の段、比婆山御陵が全部見える。
展望地とあって、比和の方向がよく見えるように伐採してある。これは地元のひと向けのサービスだね。
カサベルデのグランドが見えて、その向こうに比和の街が見えている。
この先が屈曲点で、岩が稜線上に点在している。ここを
兎舞台頭うさぎぶたいかしらというのだそうな。
岩の上が舞台で、兎が演技している、そういう見立てはええもんだね。
ここからは一挙に稜線を下って行く。ブナ樹林帯と看板があるが、ここより南斜面のほうが密集しているような気がするが、どんなもんだろう。
稜線から山腹へ道を変えて、ジグザグに切り返しながら、また、稜線に帰って、どんどん降りて行く、降りて行く。
道端にブナの巨木がある。この山で随一の巨木ではないかしら。
下山口谷まで下りてきて、谷の奥を透かしてみると滝が見える。7年前には気がつかなかった。
近寄って見ると、まっすぐな多段の滝で、なるほど、見立てそのものだなぁ、昇竜の滝と名付けたのはよくわかる。
道は谷の下へ向かって、狭い咽喉のほうへ歩いて行くのですよ。陰惨な谷で、このあたりは憂鬱な気分になってしまうね。
赤いテープが見えて、谷から抜け出して、山道が始まる。
谷が開けて、大きな広場があって、そこが下山口、広い駐車場が用意してある。
登る前に自転車をデポしておいたので、ここからは自転車で降りて行く。
ペダルを踏むことなく、あっというまに集会所前の駐車場に戻ってきた。
参考 毛無山コレクション
2003年 9月 2日 福田頭は地元名、毛無山は官の名前
2004年 5月18日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山
2005年 7月18日 今は毛がある、毛無山、大毛無山
2005年 8月 4日 毛無山シリーズ、吉田毛無山
2005年10月21日 毛無山シリーズ、毛無山(けなしがせん)
2005年11月 3日 比婆山群、毛無・伊良谷・牛曳2
2006年 5月25日 毛無山シリーズ、一旦休憩、大暮毛無山
2007年 3月29日 雨上がりの比婆山群毛無山
2008年 7月 5日 鳥取市の毛無山、全部舗装路
2008年 7月19日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山4
2008年 8月31日 毛無山シリーズ、毛無山けなしがせん
2008年11月 6日 今は毛がある、毛無山、大毛無山2
2011年 4月21日 毛無山シリーズ、吉田毛無山2
2011年 5月25日 吉田毛無山から、鉄屋山、鯛ノ巣山

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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