高谷山の最低鞍部、粟屋西から馬池谷へ

2023年10月26日

まちづくりセンター発、時計回りに高谷山の山裾をを一周

 

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
縮尺は、右下の+-でお好みの尺度で見てください
使い方は、左上の[基本地図]の ▼ 白地図、航空写真、簡易地形図が選べます
Google Map では、使い方の変更が突然あります、逆らえません、従ってください

 

 
今年の6月にね、粟屋西から高谷山へ自転車で登ってきたことがある。地図を眺めていると、鞍部からそのまま反対側に下りられるんじゃないかと思えてきた。今日はそのコースを行こうと思うんですよ。
いつものようにまちづくりセンターの駐車場に車を止める。こんなに広いんだもの、目的外で駐車しても咎めないでね。
車から自転車を引き出して出発する。普通ならことぶき橋を渡って国道54号線を行くところだ。いいえ、あんまり国道54号線は使いたくない。
そのまま可愛川の右岸を走って、ことぶき橋のひとつ上流の粟屋橋を渡ることにする。小学校の裏、粟屋コミュニティセンターの裏道を通って国道54号線に合流する。
国道54号線を離れる。県道64号線を進む。

2010年_9月_3日 三次、安芸高田間を往復(県道64号線国道54号線) (自転車篇)
2014年_4月23日 三次インターから千代田インターまでを往復 (自転車篇)
可愛川に大きな尾根が突き出しているんですよ。尾根越えに坂道を登る。善立寺の手前で坂道を登りきる。善立寺に続いて粟屋神社がある。
こんな寂しいところにある神社を粟屋神社と呼ぶのはなぜなんでしょうね。粟屋には中心がないので、バランスを取っての裁定なんだろうね。どっちかに偏ると不満が出るからね。
バイパス的な新しい道路を進んで、可愛川を離れて支流に沿って進んで行く。大きな建物が見えてくる。
粟屋西自治交流センターがある。もともとは粟屋西小学校が廃校になって、校舎を再利用したものなんだね。
小学校のグラウンドが駐車場になって、元校舎の中には明かりがともっている。ちゃんと利用されている施設のようだね。
ここからは坂道を自転車を押して登るのですよ。
そんなに長時間ではない、高谷山に登るのにことぶき橋から延々と自転車を押して登るのと比較すると、えらい短時間です。
山の狭間が見えてきて、登りの終わりは近いぞ。そうです、ここが本日の最高地点、乗越しのてっぺんです。
高北広域農道に合流する。山の中に高規格道路が建設されているのだよ。すごいオーバースペックで、ここまで予算を投入してええのかいと疑うほどだよ。

2011年10月_4日 三次の高谷山、ヒルクライミング、一周 (自転車篇)
2016年10月24日 高北広域農道その1、三次市粟屋から安芸高田市高宮まで (自転車篇)
2020年11月30日 三次の高谷山、ヒルクライミング、一周、2回目 (自転車篇)
2023年_6月19日 自転車で一番楽に高谷山に登れるコース、粟屋西から (自転車篇)
すぐに鞍部に差し掛かる。そこには長伝集落の案内板があって、33軒の人家の名前が掲げてある。国岡、国森、国村、国一族が多い集落だな。
今まではここから北に降りる道があるとは認識していなかった。国土地理院の地図では実線の道だ。破線の道ではない。それなら舗装された道だろう。やっと行けそうな道だと発見したんですよ。
北への道を下りていくぞぉ。
長伝集落の最終人家を過ぎる。この先にはもう電線が延びていない。
ちゃんとした舗装です。荒れた道ではないかと危惧していたが、そんなことはない。この道はたぶん市道だろうが、まだまだ三次市財政は持ちこたえているよ。
谷底の道をしばらく走って、下の民家が現れてきた。点在する民家がどっと増えてきた。ここが国土地理院の地図での馬行谷集落なんだな。

道端のひとに、馬行谷は何と読むんですか。こう読むのよ。聞いたけど、メモしなかったので忘れてしまった。
家に帰ってから粟屋コミュニティセンターに電話してたずねる。馬行谷を通ったんですが、読み方はどのように読むんですか。まきだに、まいきだに、と読むのだそうな。
念のため、いろんな地図ソフトで確認しよう。
国土地理院、MapFan、では馬行谷、ゼンリン、MEMORVA、では馬池谷、あれあれ、地名が二種類あるぜ。
翌日、確認のため車を走らす。集落に入って、集会所の看板を見ると、馬池谷集会所、どうやら馬池谷が優勢のようだな。
再び、粟屋コミュニティセンターに電話する。馬行谷、馬池谷、地元の人はどっちの名前を使っているのでしょう。
両方混在しているようなのです。公式には馬池谷ですが、話し言葉では馬行谷を使う人が半分はいるようです。
読み方は、まいきだに、まいけだに、まい+(き+け)/2+たに、きのような、けのような、曖昧語で発音すれば万事うまく行くんじゃなかろうか。
長伝での案内看板に、方向として馬池谷とあり、谷の出口の案内板に馬池谷とあり、集会所にも馬池谷とある。国土地理院の敗北、明治期に馬行谷と採用したのはミス、少数派から聞き取ったのだろう。
谷の出口に到着、江の川の岸辺でもあり、廃止した三江線の線路がまだ撤去されずに残っている。撤去費用のほうが高いから線路はこのまま置きっぱなしにしておくんだろうね。
谷の入口は塞がって見える。この奥に谷が広がっていて、民家がたくさんあるとは思えない。そういう見かけだよ。
ここからは江の川の左岸の道を遡行して行く。

2009年_4月_7日 江の川中流域、三次から県境まで往復 (自転車篇)
2019年_9月26日 江の川中流域、三次から県境まで往復 2 (自転車篇)
江の川は瀞と瀬が繰り返しながら下って行く。三次から下流で最初の瀞がひろがっている
県道112号線を行っているのだよ。川辺の山際で道路の狭いところがある。対向車が来ないことを願って、えいやぁ、と突っ込んでいく道なんだよ。
粟屋駅の跡地まで来た。ちょっと寄ってみよう。プラットホームに登ると、往時のままじゃありませんか
この先は極端に道の狭いところはない。川沿い平野を進んで行き、神野瀬川が合流してくる。丸大ハムの工場の前を通り、国道54号線の側道を行く。
国道54号線が三江線を跨ぐので、側道から見ればオーバーパスの状態になっている。その跨線橋の下を潜る。
道はあるが車の利用は少ない道で、道の真ん中を自転車で走っても何の心配もない。
祝橋まで到着、今は橋の付け替え工事をしている。老朽化したので架け替えるのだそうな。
三次市三次町を行って、巴橋を渡る。そのまま馬洗川の堤防を行って、まちづくりセンターまで帰ってきた。
まちづくりセンターはこんな風、ほら、駐車場が広いでしょ。

2022年_4月_7日 三次の神社、粟屋を行く、その1、川沿いの道 (自転車篇)
2022年_4月17日 三次の神社、粟屋を行く、その2、山の中の道 (自転車篇)

2004年10月18日 ふるさとの遠足、高谷山、比熊山
2016年_9月15日 近郷近在、三次市の高谷山2

  

  標高   隣との標高差 出発からの距離 隣との距離差 区間の勾配
まちづくりセンター 150m
善立寺前の坂 197m 47m 3954m 3954m 47/3954=1.2%
粟屋西センター 173m 24m 7064m 3110m 24/3110=0.8%
今日の最高地点 276m 103m 8077m 1013m 103/1013=10.2%
江の川 154m 122m 12552m 4475m 122/4475=2.7%
まちづくりセンター 150m 4m 18750m 6198m 4/6198=0.1%

 別ページ、轍のページに、断面図=プロフィールマップがあります。傾斜の凹凸はそっちのほうがより感覚的に理解できると思います。

粟屋橋 県道64号線へ 善立寺前の坂 粟屋西
今日の最高地点 長伝の分岐 江の川辺へ出た 粟屋駅跡
オーバーパス 祝橋 巴橋 まちづくりセンター
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